# セッション管理権限の委任

組織に複数のユーザーグループがあり、すべてのグループで一元管理の Parallels RAS リソースを共有している場合は、特定のグループの管理者にセッション管理権限を委任できます。そのようにした場合、管理者は、そのグループに属するユーザーの Parallels RAS セッションだけを表示したり管理したりできます。

この機能の仕組みは以下の通りです。

1. グループごとに別々のテーマを作成します。テーマのセッション管理権限をカスタム管理者に委任します（[**「管理者アカウントの管理」**](https://download.parallels.com/ras/v19/docs/ja_JP/Parallels-RAS-19-Administrators-Guide/39321.htm)を参照）。
2. カスタム管理者が Parallels RAS Console にログインすると、管理権限を持っている 1 つ以上のテーマに属するセッションだけが組み込まれた限定的なユーザーインターフェイスが表示されます。

このセクションの残りの部分で、この機能の構成と使用の方法を説明します。

**テーマの作成とセッション管理権限の委任**

ユーザーグループのテーマがない場合は、テーマを作成する必要があります。[この章の前の部分](https://download.parallels.com/ras/v19/docs/ja_JP/Parallels-RAS-19-Administrators-Guide/43381.htm)で取り上げた手順を実行します。セッション管理権限を委任するには、以下の手順を実行します。

1. **\[一般]** ページで設定を指定するときに、**\[このテーマへのアクセスをこれらの Active Directory グループのメンバーに制限する]** オプションを選択して、1 つ以上のグループを追加します。
2. テーマの作成または構成が終わったら、**\[テーマのプロパティ]** ダイアログを閉じ、リスト内の任意の場所を右クリックして、**\[権限の委任]** を選択します。
3. 使用したいカスタム管理者アカウントがすでにあれば、そのアカウントがリストに表示されます。アカウントがない場合は、以下のようにして作成します。
   1. **\[タスク]** > **\[追加]** をクリックします。
   2. **\[アカウントのプロパティ]** ダイアログで、\*\*\[名前]\*\*の横にある **\[...]** ボタンをクリックして、アカウントを作成します。
   3. **\[権限]** フィールドは読み取り専用で、**\[カスタム管理者]**（ここで使用するタイプの管理者）に設定されています。
   4. 必要に応じて、その他のフィールド（電子メール、モバイルなど）を設定します。
   5. **\[OK]** をクリックします。
4. **\[権限の委任]** ダイアログに戻り、左ペインで管理者を選択します。
5. 右ペインの下側で、対象のテーマに関する権限（表示、変更、セッション管理）を選択します。右ペインの上側で権限を設定することもできますが、その設定はすべての既存のテーマに適用されます（この操作では基本的に対象外です）。
6. **\[OK]** をクリックします。

**セッションの管理**

上記の作業が完了したら、カスタム管理者が指定のテーマに属するセッションを管理できるようになります。セッションを管理するには、次の操作を実行します。

1. Parallels RAS Console を実行し、カスタム管理者の資格情報を使用してログインします。
2. 対象のテーマに割り当てられているグループのメンバーに属するセッションが右ペインに表示されます。
3. セッションを管理するには、そのセッションを選択し、**\[タスク]** ドロップダウンリストをクリックして、オプション（切断、ログオフ、メッセージの送信など）を選択します。

**設定監査**

管理者権限の変更は設定監査に記録されます。作成、更新、削除の操作が可能です。変更内容を表示するには、**\[管理]** > **\[設定監査]** または **\[ファーム]** > **\[テーマ]** > **\[設定監査]** に移動します。

**Parallels Client for Windows でのテーマの使用**

ユーザーが対象のテーマを使用できるようにするには、接続プロパティを正しく設定する必要があります。このためには、次の操作を実行します。

1. Windows 用 Parallels Client で接続を右クリックし、**\[接続プロパティ]** を選択します。
2. **\[接続]** タブで、サーバー名の後にスラッシュを入れてテーマ名を付記する必要があります（`Server-name/Theme-name` のように）。

管理者は、RAS Console でセッションを表示するときに、**\[テーマ]** 列にあるテーマ名から、そのテーマを使用しているクライアントを確認できます。
