# ウェブリクエストのロードバランス

**注:** **\[ウェブ]** タブは、ゲートウェイモードが \[通常] に設定されている場合にのみ使用できます。詳細については、[**「ゲートウェイモードと転送設定」**](https://download.parallels.com/ras/v19/docs/ja_JP/Parallels-RAS-19-Administrators-Guide/39934.htm)を参照してください。

**\[ウェブ]** タブでは、特定のシナリオでロードバランスに必要な設定を微調整できます。ここでウェブリクエストのリダイレクト URL とセッションの Cookie 名を指定して、クライアントとサーバー間のパーシスタンスを維持できます。

**リダイレクト URL**

元のウェブリクエストは、以下の 2 種類の方法のいずれかでゲートウェイに到達します。

* IP アドレスまたは FQDN を使用して、リクエストがローカルネットワーク経由で直接ゲートウェイに送信される。例: <https://192.168.10.10。>
* リクエストがファーム内でそのゲートウェイと他のゲートウェイとの負荷を分散する HALB デバイスに送信される。HALB デバイスは多くの場合インターネットに接続している（DMZ 内に位置している）ため、元のリクエスト URL 内ではその DNS 名を使用できる。たとえば、<https://ras.msp.com> のようになります。その後、HALB デバイスによってリクエストがゲートウェイに分配される。

ゲートウェイは、ウェブリクエストを受信すると、**\[ウェブ]** タブで指定された URL を使用して、リダイレクトするようウェブブラウザーに返送します。

理論的には、ここにはどのような URL でも入力でき、元のウェブリクエストがその URL にリダイレクトされます。ただし、このフィールドの主要な目的はユーザーがウェブブラウザーからユーザーポータルに簡単にアクセスできるようにすることです。その仕組みを説明します。

1. ユーザーがロードバランサーの DNS 名をウェブブラウザーに入力します。たとえば、<https://ras.msp.com> のようになります。
2. ロードバランサーは、受信したリクエストを負荷の最も小さい RAS Secure Gateway に分配し、処理させます。
3. ゲートウェイは元の URL を受信し、その URL を **\[デフォルト URL]** フィールドで指定された URL に置き換えます。以下の\*\*「デフォルトの URL フォーマット」\*\*サブセクションを参照してください。
4. 置換後の URL がウェブブラウザーに返送され、ブラウザーはその URL を使ってユーザーポータルのログインページを開きます。

**デフォルトの URL フォーマット**

デフォルトの URL フォーマットは以下のようになっています。

`https://%hostname%/userportal`

* 変数 `%hostname%` は、元のリクエストを受信したサーバーの名前に置き換えられます。この例ではロードバランサーの DNS 名になります。必要であれば、この変数を特定のホスト名や IP アドレス（このゲートウェイや別のゲートウェイなど）に置き換えることもできます。（例: `https://192.168.5.5/userportal`）。この方法では、常時ウェブリクエストが指定のホストに転送され、ユーザーポータルがそこで開かれます。ホストをハードコーディングしてしまうことはあまり実用的ではありませんが、そうすることは可能です。
* `userportal` は定数で、ユーザーポータルログインページへのパスになります。

この例では次の URL が、ウェブブラウザーからユーザーポータルへのアクセスに使用される最終的な URL になります。

`https://ras.msp.com/userportal`

実際のところ、ユーザーは最初から上記 URL を使うことも可能ですが、リダイレクト機能のおかげで、URL 全体を入力しなくても、サーバーの DNS 名（またはローカルネットワーク上の FQDN/IP アドレス）を入力するだけでアクセスできます。

**特定のユーザーポータルのテーマを開く**

ユーザーポータルのテーマは、ユーザーのグループに合わせてユーザーポータルのデザインや操作性をカスタマイズできる機能です。テーマの詳細については、[**「Parallels Web Client とユーザーポータル」**](https://download.parallels.com/ras/v19/docs/ja_JP/Parallels-RAS-19-Administrators-Guide/42029.htm)を参照してください。

デフォルトのウェブリクエスト URL では、デフォルトのテーマが開きます。特定のテーマを開くようにするには、URL 末尾にテーマ名を追加します。

`https://%hostname%/userportal/?theme=<theme-name>`

の `<theme-name>` をテーマの名前に置き換えます。かっこや引用符は不要です。

ユーザーが特定のテーマを開く場合、ウェブブラウザーに入力する URL にテーマ名を含める必要があります。ただし、この場合は次のように非常にシンプルなフォーマットになります。

`https://<server-name>/<theme-name>`

上述のロードバランサー DNS 名を例にすると、次のような URL になります。

`https://ras.msp.com/Theme-E1`

詳細については、[**「テーマの構成」>「URL」**](https://download.parallels.com/ras/v19/docs/ja_JP/Parallels-RAS-19-Administrators-Guide/45458.htm)を参照してください。

**ウェブ Cookie**

ウェブ Cookie フィールドは、セッションの Cookie 名の指定に使用します。RAS Web Client セッションのパーシスタンスは、通常、ユーザーの IP アドレス（ソースアドレス指定）により設定されます。ソースアドレス指定が使用できない環境では（セキュリティポリシーで許可されない場合など）、セッション Cookie を使用して、クライアントとサーバーの間のパーシスタンスを維持できます。そのためには、パーシスタンスにセッション Cookie を使用できるロードバランサーを設定する必要があります。デフォルトの Cookie 名は ASP.NET\_SessionId です。Amazon Web Services（AWS）またはその他のサードパーティ製のロードバランサーを使用している場合は、専用の Cookie 名を指定する必要があるかもしれません。詳細については、[**「ネットワークロードバランサーのアクセス」**](https://download.parallels.com/ras/v19/docs/ja_JP/Parallels-RAS-19-Administrators-Guide/45454.htm)を参照してください。
