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セッション管理

概要

ユーザーが Parallels RAS に接続してセッションを確立すると、セッション情報が Parallels RAS Console の次の場所に表示されます。

  • [セッション] カテゴリー(Parallels RAS 18.1 から新規導入)。

  • RD セッションホスト、VDI、および Azure Virtual Desktop ビューの [セッション] タブ([ファーム] > [サイト] > [RD セッションホスト] > [VDI] > [Azure Virtual Desktop])

[セッション] カテゴリーには、RD セッションホスト、VDI、Azure Virtual Desktop など、利用可能なすべてのホストタイプのユーザーセッションが表示されます。ここでは、セッションをホストしているサーバーの種類にかかわらず、現在のすべてのセッションを表示できます。各 [セッション] タブには、それぞれのホストタイプのセッションが表示されます。

セッションカテゴリー

メインカテゴリーリストで [セッション] カテゴリーを選択すると、RAS Console の右側ペインに以下の 2 つのタブが表示されます。

  • ユーザー: 利用可能なすべてのホストタイプのユーザーセッションを一覧表示します。

  • リソース: すべてのタイプのホストで現在実行中の公開済みリソース(アプリやデスクトップ)を一覧表示します。

[タスク] > [検索] をクリック(または虫眼鏡アイコンをクリック)して、1 つまたは複数の列見出しで条件を指定することで、[セッション] カテゴリーのリストをフィルタリングできます。たとえば、[ユーザー] タブのリストをホストタイプでフィルタリングするには [ソース] 列を使用します。この列には次のいずれかの値を含めることができます。

  • RDSH: RD セッションホスト

  • VDI: 仮想デスクトップ

  • リモート PC: VDI 経由のリモート PC

  • AVD: Azure Virtual Desktop

セッションタブ

[セッション] タブには、それぞれのホストタイプのセッションが表示されます。特定のホストのセッションを表示するには、ホスト名でリストをフィルタリングします。

[セッション] カテゴリーまたは [セッション] タブを開いたときに、リスト内の列の一部がすぐに表示されない場合があります。これは、これらの値を算出するのに時間がかかるためです。そのような列の例としては、[ログオン時間]、[UX エバリュエーター]、[遅延] などがあります。数秒後にはリストに値が表示されます。

この章で取り上げられている情報のほとんどは、[セッション] カテゴリーと [セッション] タブの両方に共通しています。具体的な内容や違いについては、必要に応じて説明します。

リソースタブ

[セッション] カテゴリーの [リソース] タブには、現在実行中の公開済みリソース(アプリやデスクトップ)が表示されます。

注意すべき列をいくつか紹介します。

  • ID: 公開済みのリソース ID([公開] カテゴリーに表示)。

  • [公開済みの名前]: 公開済みのリソースの名前([公開] カテゴリーに表示)。

監視設定

監視設定機能では、しきい値に色の区別を追加して警告レベルと重大性レベルを特定することにより管理者やヘルプデスクのサポート環境が向上します。

監視設定を構成するには、[セッション] カテゴリーまたは [セッション] タブで、[タスク] > [監視の設定] をクリックします。ダイアログが開き、さまざまなセッションメトリクスの設定を構成できます。

  1. 色分けを有効にしたいメトリクスを選択します。

  2. [警告] と [重要] の列にしきい値を指定します。警告のしきい値はオレンジ色で表示されます。重要のしきい値は赤色で表示されます。

  3. 重要の色(赤)だけを表示したい場合は、両方のしきい値を同じ値に設定します。しきい値に達したときに赤色のみが使用されます。

色分けを有効にしているメトリクスは、指定されたしきい値のいずれかを下回る場合、セッションリストにおいて緑色で強調表示されます。しきい値に達すると、メトリクスの値は、対応するしきい値の色(オレンジまたは赤)で強調表示されます。重要のしきい値は警告のしきい値以上にする必要があることに注意してください。警告と重要の両方の値が等しい場合、重要の色分けには赤色が使用されます。

監視設定はグローバル設定であり、他の RAS 管理者が表示したり変更したりすることができます。

[ユーザー]: セッション所有者。
  • [セッション ID]: セッション ID。

  • [セッションホスト]: セッションホスト名。

  • [ソース]: セッションソース(RDSH、VDI、リモート PC、AVD)。

  • リソースに対してタスクを実行するには、[タスク] メニューをクリックします。次のようなタスクを実行できます:

    • [検索]: 1 つまたは複数の列(ユーザー、セッション ID、セッションホストなど)を使ってリストをフィルタリングできます。

    • [ユーザーセッションビュー]: [ユーザー] タブに切り替え、フィルターを適用して、選択されたリソースが属するセッションを表示します。

    • [公開済みリソースに進む]: [公開] カテゴリーに移動し、選択したリソース情報を表示します。

    • [情報の表示]: リソースサマリー情報とセッション情報を表示します。セッション情報には、に記載されているものと同じメトリクスが含まれています。

    セッションの管理

    1 つのセッション(または同時に複数のセッション)を管理するには、1 つまたは複数のセッションを選択し、[タスク] ドロップダウンリストを使用して次の動作から選択します。

    • 更新: リストを更新します。

    • 切断: 選択したセッションを切断します。

    • ログオフ: セッションをログオフします。

    • メッセージを送信: [メッセージを送信] ダイアログを開きます。ここにメッセージを入力し、セッション所有者に送信できます。

    • リモートコントロール: 選択したユーザーセッションをリモートでコントロールします。接続を確立するには、現在の RAS Console 管理者のドメインまたはローカル Windows アカウントの認証情報(このコンピューターにログインするためにユーザーが使用しているもの)が使用されます。現在のユーザー(特にローカルの Windows ユーザー)が、リモートコンピューターに接続する権限を所有していないこともあるので注意してください。このような場合は、[リモートコントロール(プロンプト)] オプションを使用します(以下に説明があります)。下記の**「ユーザーセッションのリモートコントロール」**も重要情報がありますので参照してください。

    • リモートコントロール(プロンプト): 上のものと同じですが、認証情報を入力する画面が表示されます。現在のユーザーの認証情報を使用して、セッションをコントロールできない場合に、このオプションを使用します。

    • プロセスを表示: 実行中のプロセスを表示して管理します。詳細については以下の**「プロセスの管理」**を参照してください。

    ユーザーセッションのリモートコントロール

    [リモートコントロール] メニューオプションと [リモートコントロール(プロンプト)] メニューオプション(上記参照)では、ユーザー RDS セッションをシャドーできます。以下に説明するように制限があります。

    • Parallels RAS は Windows 7 および Windows Server 2008 R2 では RDS セッションをシャドーできません。これはネイティブツールでも機能しません。

    プロセスを管理

    [タスク] > [プロセスを表示] オプションを選択すると、[実行中のプロセス] ダイアログが開き、1 つまたは複数のホストで実行中のプロセスを表示できます。

    注: また、メインホストリストでサーバーを右クリックし、[プロセスを表示] を選択して、[実行中のプロセス] ダイアログを開くこともできます。これにより、選択したホストに属するプロセスのみを表示するようにフィルターが適用された [実行中のプロセス] ダイアログが開きます。

    [実行中のプロセス] ダイアログで、[以下からプロセスを表示] ドロップダウンリストを使用し、次のオプションを使用してリストをフィルタリングします。

    • 選択したセッション: [セッション] リストで選択したセッションのプロセスを表示します。

    • 選択したサーバー: 選択したセッションが実行中のサーバーで実行しているすべてのプロセスを表示します。

    • すべてのサーバー: 利用できるすべてのサーバーで実行しているすべてのプロセスを表示します。

    1 つまたは複数の列に検索条件を指定してリストをフィルタリングすることもできます。これには、虫眼鏡アイコン(右上)をクリックして、1 つまたは複数の列に希望するテキストを入力します。リストは、指定された条件に適合した入力に合わせてフィルタリングされます。

    [実行中のプロセス] ダイアログの [タスク] ドロップダウンリストには次のオプションがあります。

    • 更新: リストを更新します。

    • プロセスの強制終了: 選択したプロセスを強制終了します。

    • 公開したアイテムに進む: 実行中の公開済みリソースに属しているプロセスを選択すると有効になります。Parallels RAS Console のメインウィンドウが表示され、対応する公開済みリソースに移動します。

    • 切断: セッションを切断します。

    ログオフ: セッションをログオフします。

  • メッセージを送信: セッション所有者にメッセージを送信します。

  • リモートコントロール: 選択したユーザーセッションをリモートでコントロールします。

  • 「セッション情報」

    セッション情報

    特定のセッションの詳細な情報を表示するには、そのセッションを右クリックして、[情報の表示] を選択します。これにより、[セッション情報] ダイアログが開き、セッションのプロパティが機能別にグループ化されます。

    以下のグループが表示されます。

    • セッションセットアップ: 一般的なセッション情報が表示されます。

    • ログオンの詳細: ログオンプロセスを評価するために使用できるログオンメトリクスが表示されます。

    • セッションの詳細: 現在のセッションの状態、ログオン時間、受信/送信データサイズ、および一般的なセッション情報が表示されます。

    • 接続の詳細: 接続と認証の詳細を表示します。

    • ユーザーエクスペリエンス: ユーザーエクスペリエンスを評価するために使用できるメトリクスが表示されます。

    • クライアントの詳細: ユーザーデバイスと Parallels Client のタイプとバージョンに関する情報を表示します。

    Parallels RAS 18 では、25 を超える新しいセッション詳細メトリクスが導入されています。以下の表は、これらの新しいメトリクスと既存の重要なメトリクスの概要を示しています。

    セッションセットアップ

    * Parallels RAS 18.1 で導入された新機能

    ログオンの詳細

    * Parallels RAS 18.0 で導入された新機能

    ユーザーエクスペリエンス

    * Parallels RAS 18.0 の新機能

    セッションの詳細*

    * Parallels RAS 18.0 で導入された新機能

    クライアントの詳細

    * Parallels RAS 18.0 で導入された新機能

    セッション情報のエクスポート

    セッション情報を CSV ファイルにエクスポートするには、[セッション情報] ダイアログの [エクスポート] ボタンをクリックして、場所とファイル名を指定します。

    [タスク] > [エクスポート] をクリックして、メインセッションリストからセッション情報をエクスポートすることもできます。リストで選択する項目に応じて、以下のものがエクスポートされることに注意してください。

    • シングルセッション - そのセッションに関する情報がエクスポートされます。

    • マルチセッション - 選択したすべてのセッションの情報がエクスポートされます。

    • 選択なし - 現在のすべてのセッションに関する情報がエクスポートされます。エクスポートされた CSV には、エクスポートされたセッションの詳細と、以下の形式でエクスポートされた詳細が含まれます。

      %Administrator% により %date% %time% にエクスポートされた Parallels RAS ファーム %Farm name% およびサイト %Site name% からのセッション詳細(RD セッションホストなどの %Server type%)

    現在のデバイスのセッションで接続不良で再接続した回数(正常接続は除く)

    切断の理由*

    最終セッションの切断理由

    セッションの解像度

    色深度

    セッションの色深度

    帯域幅の使用状況*

    クライアントの帯域幅使用状況

    メトリクス

    説明

    セッションホスト*

    セッションホスト名

    ソース*

    セッションカテゴリーのみ。

    ホストタイプ: RDSH(VDI 経由の場合も含む)、VDI、リモート PC(VDI 経由のみ)、AVD

    メトリクス

    説明

    ログオン期間*

    ログオンにかかる時間(UI での待機時間を除く)。

    ログオン期間の内訳*

    接続時間

    認証期間

    ホストの準備(負荷分散アルゴリズムを含む)

    ユーザープロファイルの読み込み時間

    RAS ポリシーの検索

    グループポリシーの処理時間

    デスクトップの読み込み時間

    その他

    ユーザープロファイル*

    使用中のユーザープロファイル形式: FSLogix、ユーザープロファイルディスク、その他(エラーコードなどの付加情報も含む)。

    メトリクス

    説明

    UX エバリュエーター*

    クライアント側の最初の手順(ユーザーのアクション)から最後の手順(レスポンスの画像表示)までの時間間隔を測定したものです。

    接続品質*

    接続品質を判定(「悪い」〜「非常に良い」)

    遅延*****

    ネットワーク遅延

    トランスポートプロトコル*

    TCP または UDP(RDP 経由)

    帯域幅の可用性*

    クライアント側の帯域幅の可用性

    再接続*

    現在のセッションで開始時に接続不良で再接続した回数(正常接続は除く)

    メトリクス

    説明

    セッションの状態

    アクティブ状態、アイドル状態、切断など

    ログオン時間

    セッションが確立した日時

    セッションの長さ

    セッションが確立した時間

    アイドル時間

    セッションがアイドル状態だった時間

    受信データ*

    クライアントから受信したデータ量

    送信データ*

    クライアントに送信したデータ量

    メトリクス

    説明

    デバイス名

    セッションが確立されたデバイス名

    IP アドレス

    クライアントのプライベート IP アドレス

    クライアント OS*

    クライアントで実行されているオペレーティングシステム

    クライアント OS バージョン*

    クライアントで実行されているオペレーティングシステムのバージョン

    クライアントバージョン*

    使用中の Parallels Client のバージョン

    最終再接続*

    解像度