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ディスプレイ設定を構成するには、[ディスプレイ] ノードを選択し、下記のグループの設定を構成します。
設定
希望するビデオアクセラレーションモードと色深度を選択します。
マルチモニター
複数のモニターがユーザーのコンピューターに接続されている場合、どのモニターをセッションに使用するかを指定します。
次のオプションを利用できます。
すべて: すべてのディスプレイです。
プライマリ: プライマリのディスプレイを使用します。
選択済み: ユーザーは、1 つまたは複数のディスプレイを手動で選択できます。公開済みデスクトップでこのオプションを使用するには、[公開] カテゴリで [フルスクリーン] を選択し、公開済みデスクトップを選択してから、[デスクトップ] タブ > [デスクトップサイズ] を選択する必要があります。
公開アプリケーション
以下のオプションを指定します。
プライマリデスクトップのみ使用: プライマリモニターで公開済みアプリケーションを開始するには、このオプションを選択します。ユーザーのコンピューターに接続されている他のモニターは使用されません。
動的なデスクトップのサイズ変更を使用する: 公開済みリソースにローカルデスクトップの表示設定を適用したい場合は、このオプションを選択します。
デスクトップオプション
[デスクトップオプション] を次のように指定します。
スマートサイズ: スマートサイズオプションを選択します。[スケール(ウィンドウに合わせる)] オプションでは、リモートデスクトップが接続ウィンドウに合わせてスケーリングされます。[サイズ変更(解像度の更新)] オプションでは、ウィンドウサイズに応じて解像度が動的に更新されます(再接続の必要はありません)。スマートサイズを無効にするには、[無効] を選択します。
ランチャーの中のデスクトップ: Parallels Client 内の公開デスクトップにアクセスするには、このオプションを有効にします。
マルチモニターを有効にする: 公開済みデスクトップを接続されたすべてのモニターに分散して表示するには、このオプションを有効にします。
接続バーをフルスクリーン表示フルスクリーンモードで接続するとき、接続バーをピン留め、固定解除、または非表示にするかどうかを指定します。
ブラウザー
このセクションは、Parallels Web Client のみが対象です。リモートアプリケーションをデフォルトでウェブブラウザーの同じタブで開くか新しいタブで開くかを指定します。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [印刷] ノードでは、印刷オプションを構成できます。
[テクノロジー] セクションで、プリンターをリモートコンピューターにリダイレクトする際に使用するテクノロジーを選択します。
なし: プリンターリダイレクトを使用しません。
RAS ユニバーサルプリントテクノロジー: RAS ユニバーサルプリントテクノロジーを使用する場合は、このオプションを選択します。
Microsoft ベーシックプリントリダイレクトテクノロジー: Microsoft Basic 印刷テクノロジーを使用する場合は、このオプションを選択します。
RAS ユニバーサルプリントと Microsoft ベーシックリダイレクトテクノロジー: Parallels RAS と Microsoft のテクノロジーを両方使用する場合は、このオプションを選択します。
注: RAS HTML 5 Client で印刷を使用する場合、以下のルールが適用されます。[なし] または [Microsoft ベーシックプリント] が選択されている場合は、リモートセッションで印刷のリダイレクトを行うことはできません。[RAS ユニバーサルプリント] または [RAS ユニバーサルプリントおよび Microsoft ベーシックプリント] が選択されている場合は、リモートセッションで RAS ユニバーサルプリントが使用されます。
RAS ユニバーサルプリント
[RAS ユニバーサルプリントテクノロジー] を選択した場合、[リダイレクトプリンター] ドロップダウンリストを使用して、クライアント側にあるすべてのプリンターがリダイレクトされるか、デフォルトプリンターのみがリダイレクトされるか、指定したプリンターのみがリダイレクトされるかを指定します。
上記のステップで [指定したもののみ] を選択した場合は、[タスク] > [追加] をクリックします。プリンター名を入力し、[オプション] ボタンをクリックします。ダイアログが開いたら、以下の設定を指定します。
[フォーマットの選択] ドロップダウンリストで、印刷のデータフォーマットを選択します。
Portable Document Format(PDF)を印刷します: Adobe PDF。このオプションでは、PDF 文書を印刷できるローカルアプリケーションをインストールする必要はありません。必要なすべてのライブラリは、すでに Parallels Client と共にインストールされています。
外部アプリケーションで PDF を表示します: このオプションを使用するには、PDF 文書を表示できるローカルアプリケーションがインストールされている必要があります。サポートされないアプリケーションもありますのでご注意ください。たとえば、Windows に組み込まれている PDF ビューアーはサポートされていないため、Adobe Acrobat Reader(または同様のアプリケーション)をインストールしておく必要があります。
外部アプリケーションで PDF を印刷します: このオプションは、上記の [PDF の表示] オプションと同様に機能します。また、PDF 文書を印刷できるアプリケーションもローカルにインストールしておく必要があります。
Enhanced Meta File(EMF): ベクター形式と組み込みフォントを使用します。
Bitmap(BMP): ビットマップ画像。
[クライアントプリンターの設定] セクションで次のいずれかを選択します。
すべてのプリンターにサーバーの環境設定を使用: このオプションが選択されている場合、ユーザーがリモートアプリケーションで [印刷] をクリックすると、一般的なプリンター環境設定のダイアログが表示されます。このダイアログでは最低限のオプションのみを選択できます。
すべてのプリンターにクライアントの環境設定を使用: このオプションが選択されている場合、ユーザーがアプリケーションで [印刷] をクリックすると、ローカルプリンター環境設定のダイアログが表示されます。このダイアログには、ユーザーがローカルコンピューターにインストールした特定のプリンターのすべてのオプションが含まれています。複数のプリンターをインストールしている場合、印刷に使用する特定のプリンターのネイティブ環境設定のダイアログが開きます。
次のプリンターにクライアントの環境設定を使用: このオプションは、[すべてのプリンターにクライアントの環境設定を使用] オプション(上記)と同様に機能しますが、どのプリンターでこのオプションを使用するかを選択できます。このオプションを選択してから、下に表示される一覧で 1 台以上のプリンターを選択します。プリンターを選択しない場合、このリストの最初のオプションと同様に、一般的なプリンター環境設定ダイアログが使用されます。
デフォルトプリンターの設定
デフォルトのプリンター設定を構成するには、[デフォルトプリンターの設定を変更] ボタンをクリックします。
デフォルトのプリンターリストには、クライアントからリモートコンピューターにリダイレクトできるプリンターが表示されます。
デフォルトのプリンターを無効にするには、[<なし>] を選択します。
デフォルトのローカルプリンターをリダイレクトするには、[<デフォルトのローカルプリンター>] を選択します。
[<カスタムプリンター>] を選択した場合、カスタムプリンターを指定できます。[カスタム] フィールドに挿入したプリンター名に一致する最初のローカルプリンターが、リモートコンピューターでデフォルトのプリンターとして設定されます。
[実際のプリンター名と合致すること] を選択すると、[カスタム] フィールドに挿入された名前が完全一致で検索されます。リモートプリンター名は元のプリンター名と一致しない可能性があるため、注意してください。サーバーの設定またはポリシーによっては、ローカルプリンターがリダイレクトされないこともあります。
[強制デフォルトプリンター] オプションは、プリンターがデフォルトとして強制される期間を指定します。接続が確立された後、この時間内にデフォルトのプリンターが変更された場合、そのプリンターの設定はデフォルトに戻されます。
[ローカルのデフォルトプリンターが変更される場合、リモートのデフォルトプリンターを更新します] オプションを選択すると、ローカルのデフォルトプリンターが変更された場合にリモートのデフォルトプリンターも自動的に変更されます。新しいプリンターは事前にリダイレクトされている必要があります。
Windows 10 および 11 に関するメモ
Windows 10 および 11 には、最近使用されたプリンターまたは頻繁に使用されるプリンターを自動的にデフォルトのプリンターに設定する機能があります。これにより、RD セッションホスト、ゲスト VM、リモート PC でのデフォルトのプリンター制御が失敗する場合があります。この問題を解決するには、Windows 10 および 11 のデフォルトのプリンター管理を無効にする必要があります。グループポリシーを使用してこの機能を無効にするには、次の手順を実行します。
グループポリシーエディターを開きます。
[ユーザー構成] > [管理用テンプレート] > [コントロールパネル] > [プリンター] に移動します。
[Windows での通常使うプリンターの管理を無効にします] ポリシーを見つけ、有効にします。
ドメインに接続されているすべてのコンピューターにグループポリシーを適用します。
GUI またはレジストリエディターを使用して、Windows 10 および 11 でデフォルトのプリンター管理をローカルで無効にすることもできます。
Windows 10 または 11 コンピューターで、[スタート] をクリックし、次に "歯車" アイコンをクリックして、[設定] ページを開きます。
[プリンターとスキャナー] タブで、[Windows で通常使うプリンターを管理する] オプションを [オフ] に設定します。
レジストリエディターを使用する場合は、以下の手順を実行します
レジストリエディター(regedit)を開きます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows に移動します。
新しい DWORD 項目を作成し、LegacyDefaultPrinterMode と名前を付けます。
項目の [値] データを 16 進に変更し、値のデータ [1] に設定します。
デフォルトのプリンター管理を無効にすることに加え、[従量制課金接続でのダウンロード] オプションを [設定] > [デバイス] > [プリンターとスキャナー] で有効にする必要があります。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [ローカルデバイスおよびリソース] ノードを使用して、リモートセッションでローカルリソースをどのように使用するかを構成します。
リモートセッションでのクリップボードの動作を有効化または無効化します。右側のペインで、以下のクリップボードリダイレクトオプションのいずれかを選択します。
クライアントからサーバーのみ: クライアントからサーバーアプリへのコピー & ペーストのみです。
サーバーからクライアントのみ: サーバーアプリからクライアントへのコピー & ペーストのみです。
双方向: 双方向にコピー & ペーストします。
無効: クリップボードを無効にします。
[クリップボードをテキストのみに制限する] ドロップダウンメニューでは、クリップボードの機能を制限できます。
制限なし: すべての種類のファイルを双方向にコピーできます。
Client からサーバー: プレーンテキストのみクライアントからサーバーにコピーできます。
サーバーから Client: プレーンテキストのみサーバーからクライアントにコピーできます。
双方向: プレーンテキストのみ双方向にコピーできます。
注: [クリップボード] オプションをクリアすると、Parallels Web Client の影響を受けるユーザー用のリモートクリップボード機能も無効になります。詳細については、「リモートクリップボードの使用」 を参照してください。
[ディスクドライブとフォルダーのリダイレクトを許可] オプションを選択し、リダイレクトするローカルドライブを選択するか、 [利用できるすべてのディスクドライブを使用] を選択します。
選択したすべてのディスクドライブを読み取り専用モードでリダイレクトするには、[読み取り専用ドライブとしてリダイレクト] オプションを選択します。
注: [読み取り専用ドライブとしてリダイレクト] オプションを選択すると、Parallels Client for Windows のドラッグ & ドロップ機能が制限されます。ドラッグ & ドロップは、ローカルコンピューターからリモートコンピューターへのファイルパスのコピーのみに使用できます。
注: [読み取り専用ドライブとしてリダイレクト] オプションを選択すると、Parallels Client for Mac のドラッグ & ドロップ機能が制限されます。ドラッグ & ドロップは、ローカルコンピューターからリモートコンピューターへのデータのコピーのみに使用できます。
[後でプラグインするディスクドライブも使用します] オプションを選択する場合、後でローカルコンピューターに接続するディスクドライブはリモートセッションで自動的に利用できるようになります。
注: このオプションは、Parallels Client for Windows のみに適用されます。
[キャッシュ] ドロップダウンリストで、リダイレクトされたドライブ上のファイル参照やナビゲーションをより高速にするドライブリダイレクトキャッシュハットを有効にするかどうかを選択できます。
無効: ドライブリダイレクトのキャッシュが無効になっています。
有効: ドライブリダイレクトのキャッシュが有効になっています。
高速モード: 上述したのと同様ですが、より高速なブラウジングを優先するため、ファイルエクスプローラーの特定のデコレーション機能が無効になっています。
注: このオプションは、Parallels Client for Windows のみに適用されます。
このペインでは、ローカルデバイス一般をリダイレクトするかどうか、利用できるすべてのデバイスを使用するかどうか、また後でプラグインするデバイスも使用するかどうかを指定します。
リダイレクト可能なローカルデバイスには、サポートされているプラグアンドプレイデバイス、メディア転送プロトコル(MTP)に基づくメディアプレーヤー、画像転送プロトコル(PTP)に基づくデジタルカメラが含まれます。
ディスクドライブとスマートカードは、専用の [ディスクドライブとフォルダー] と [スマートカード] オプションを使用してリダイレクトされることに注意してください。
ビデオキャプチャデバイスを指定して、ユーザーデバイスからリモートセッションにリダイレクトします。これは高レベルのリダイレクトであり、マイク付きのウェブカメラなどのコンポジット USB デバイスをリダイレクトできます。
デバイスのリダイレクトを許可: どのビデオキャプチャデバイスをリダイレクトするか選択できます。
利用できるすべてのデバイスを使用: すべての利用可能なデバイスをリダイレクトします。
後で接続するデバイスも使用する: また、セッション開始後に接続するデバイスも使用されます。なお、このオプションを無効にした場合、新たに接続されたデバイスを利用可能にするためには、セッションを再起動する必要があります。
LPT ポートと COM ポートをリダイレクトするかどうかを選択します。
スマートカードをリダイレクトするかどうかを選択します。[プライマリ接続] ペインでスマートカードを認証タイプとして選択している場合は、スマートカードリダイレクトが自動的に有効になり、このオプションがグレーアウトされます。
以下の機能を有効または無効にします:
筆圧感知をサポートしたペン入力のリダイレクト。 注: リモートデスクトップペン入力のリダイレクトは、以下のオペレーティングシステムをサポートしています: Windows Server 2016 から Windows Server 2022 まで、Windows 10 バージョン 1607 から Windows 11 まで。[^1]
Windows のタッチ入力のリダイレクト。Windows のタッチ入力をリダイレクトすると、ユーザーはタッチ対応デバイスから、タッチ、ホールド、リリースの操作といった Windows のネイティブのタッチジェスチャーを使用できます。これらの操作は、リモートのアプリケーションやデスクトップに、対応するマウスクリックとしてリダイレクトされます。このオプションを使用すると、アプリの互換性の問題が発生した場合に、タッチ入力のリダイレクトを無効化できます。
注: このポリシーは、Parallels Client for Windows および Parallels Web Client にのみ適用されます。
リモートの Azure Virtual Desktop ホスト上のブラウザーで再生されるビデオコンテンツを視聴できるようにします。この機能を使用するには、AVD ホストでリダイレクトを設定する必要もあります(https://learn.microsoft.com/en-us/azure/virtual-desktop/multimedia-redirection?tabs=edge#requirementsを参照)。
注: このポリシーは、Parallels Client for Windows 10(1909 以降)/Windows 11 にのみ適用できます。 注: アドバンスドクライアント機能セットを使用する場合、Azure Virtual Desktop 上のマルチメディアリダイレクトは使用できません。 注: Azure Virtual Desktop のマルチメディアリダイレクト機能は、現在プレビュー版です。マルチメディアリダイレクトをサポートするウェブサイトのリストについては、https://learn.microsoft.com/en-us/azure/virtual-desktop/multimedia-redirection-introを参照してください。
リモートセッションでのファイル転送を有効化します。ファイル転送を有効にするには、このノードを選択し、右側のペインにある [ファイル転送を許可する] ドロップダウンリストで必要なオプションを選択します。詳細な情報については、「リモートファイル転送を構成する」を参照してください。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [スキャン] ノードでは、公開済みのアプリケーションでスキャナーが必要な場合に使用するスキャナーを指定できます。
使用: スキャンテクノロジーを選択できます。RAS ユニバーサルスキャンでは、TWAIN または WIA リダイレクトが使用されます。これにより、アプリケーションでは、ローカルコンピューターに接続されているハードウェアタイプに応じて、どちらかのテクノロジーが使用されます。[なし] を選択すると、スキャンは無効になります。
スキャナーをリダイレクト: コンピューターに接続されているスキャナーをリダイレクト対象として選択します。[すべて](接続されているすべてのスキャナーがリダイレクトされる)または [指定したもののみ](表示されるリストで選択したスキャナーのみがリダイレクトされる)を選択できます。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [キーボード] ノードで、押すキーの組み合わせ(Alt+Tab など)を適用する方法を選択します。
ローカルコンピューター上: キーの組み合わせはローカルコンピューター上で実行されている Windows に適用されます。
リモートコンピューター上: キーの組み合わせはリモートコンピューター上で実行されている Windows に適用されます。
フルスクリーンモードのみ: キーの組み合わせは、フルスクリーンモードのときのみリモートコンピューターに適用されます。
必要に応じて、[Unicode 文字を送信] を選択またはクリアします。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [セッション] ノードの下にある項目には、接続、表示、印刷、ネットワーク、および定義され、有効にされている場合にクライアントで適用されるその他の設定が含まれます。
クライアントデバイスに特定の設定のグループを適用するには、選択(チェック)する必要があります。選択されていないグループは適用されないため、エンドユーザーは自分で構成できます。たとえば、[接続] ノードをチェックし、その下にある [プライマリ接続] グループと [セカンダリ接続] グループのみをチェックすることができます。これにより、選択した 2 つのグループの設定のみがクライアントデバイスに適用されます。
このセクションでは、以下の内容を説明します。
接続プロパティを構成するには、[接続] ノードを選択し、それぞれの子ノードを調べ、対応するプロパティを構成します。
プライマリ接続は常にプライマリ RAS Secure Gateway がデフォルト設定になりますが、以下の接続プロパティを変更できます。
この接続のフレンドリ名を指定します。
自動ログイン: RAS ユーザーポータルで自動ログインを有効または無効にします。このオプションを無効にすると、ユーザーポータルで自動ログインが無効になり、ユーザーはそれを変更できなくなります。詳細については、「自動ログイン」を参照してください。
[認証タイプ] ドロップダウンリストで、使用する認証方法を選択します。
資格情報: ログオンするために資格情報を入力しなければなりません。
シングルサインオン: Parallels Client のインストール時に [Single SignOn] モジュールをインストールした場合のみ、このオプションがリストに含まれます。ユーザーがログオン時に使用した資格情報が、リモートサーバーへの接続で使用されます。
スマートカード: スマートカードを使用して認証を行う場合、このオプションを選択します。リモートサーバーに接続するとき、ユーザーはカードリーダーにスマートカードを挿入し、要求されたときに PIN を入力する必要があります。
ウェブ: このオプションを選択すると、クライアント側の SAML SSO ログインダイアログがデフォルトのブラウザーで開きます。詳細については、「SAML SSO 認証」を参照してください。
ウェブ + 資格情報。ウェブと同じですが、ユーザーが公開アプリケーションを起動するときに資格情報の入力が求められます。
注: 許可された認証タイプを RAS Console の [接続] > [認証] で指定する必要があります。
必要に応じて、[パスワードの保存] を選択またはクリアします(資格情報が認証に使用される場合)。これは、クライアントにこの接続のパスワードの保存を強制するという意味です。
ドメイン名を指定します(資格情報が認証に使用される場合)。
複数の RAS Secure Gateway がある場合、セカンダリ接続を定義できます。プライマリゲートウェイの接続に失敗した場合のバックアップ接続として、セカンダリ接続を使用します。
セカンダリ接続を追加するには、次の操作を実行します。
[セカンダリ接続] 項目を選択します。
[セカンダリ接続] ペインで [タスク] > [追加] をクリックし、サーバー名または IP アドレスを指定します。
[接続モード] を選択し、必要に応じてデフォルトのポート番号を変更します。
複数のセカンダリ接続がある場合は、リスト内で上下に移動できます。プライマリ接続を確立できない場合、Parallels Client はリスト内の順番でセカンダリ接続を使用します。
このペインでは、接続が切れた場合の対応を指定します。
接続が切れた場合、再接続する: このオプションを選択すると、接続が切れた場合に Parallels Client が再接続を試みます。[接続リトライ回数] プロパティで、リトライの回数を指定します。
接続が確立されない場合にバナーを表示するまでの時間: Parallels Client で接続バナーが表示されるまでの時間を秒数で指定します。接続バナーが表示されると、ユーザーは接続が切れたことを知って、自分で対応策を講じるようになります。
リモートデスクトップセッション中にコンピューターが使用する名前を指定します。このオプションが設定されている場合は、デフォルトのコンピューター名が上書きされます。[コンピューター名を上書きします] 設定は、サーバー側の管理者が設定したフィルターで使用されます。
接続タイムアウト: Parallels Client の接続タイムアウトの値。
**接続が確立されない場合にバナーを表示するまでの時間。**接続バナーが表示されるまでの時間を秒数で指定します。接続バナーが表示されると、ユーザーは接続できないことを知って、自分で対応策を講じるようになります。
アプリケーションに接続できない場合にデスクトップを表示するまでの時間: 公開されたアプリケーションが、このフィールドに指定された時間内に起動しない場合は、ホストサーバーのデスクトップが表示されます。これは、アプリケーションの起動中にサーバー側でエラーが発生した場合に役立ちます。サーバーのデスクトップが表示されるので、ユーザーはエラーメッセージを確認できます。
[既定の OS ブラウザーを使用] オプションを有効または無効にします。このオプションを有効化すると、SAML SSO のログインダイアログがクライアント側の既定のブラウザーで開きます。このオプションを解除すると、Parallels Client に組み込まれているブラウザーが使用されます。 注: Parallels RAS Console 19.3 以降を使用している場合、内蔵ブラウザーで SAML SSO ログインダイアログを起動するには、Parallels RAS Client for Windows 19.3 以降を使用します。[^1]
ビルトインのブラウザーを使用している場合は、[ブラウザーのウィンドウを開いてログアウトを完了] オプションが使用されます。この場合、SAML のログアウトを制御することはできません。それでこのオプションを選択すると、SAML からのログアウトを実行するための URL が開きます。デフォルトでは、この Web ページは表示されませんが、ブラウザーでの操作が必要な場合は、このオプションを有効にすることができます。
詳細については、「SAML SSO 認証」を参照してください。
ユーザーがリモートアプリケーションを開くときには、まずセッションを起動することが必要です。セッションの起動には時間がかかるので、ユーザーはアプリケーションが起動するまで待つことになります。ユーザーエクスペリエンスを改善するため、ユーザーが実際にアプリケーションを開く前に、あらかじめセッションを起動できるようになっています。
セッションの事前起動を有効(または無効)にするには、[モード] ドロップダウンリストで以下のいずれかを選択します。
オフ: セッション事前起動は使用されません。
基本: ユーザーがアプリケーションのリストを取得した時点で、セッション事前起動が行われます。数分以内にユーザーがアプリケーションを開くという仮定が、前提になっています。セッションは、10 分間アクティブな状態になります。その時間内にユーザーがアプリケーションを開かないと、クライアントがセッションから切断されます。
マシンラーニング: ユーザーがアプリケーションのリストを取得すると、その行動に基づいてセッション事前起動が行われます。このオプションを有効にすると、ユーザーが特定の曜日にアプリケーションを起動する行動を Parallels Client が記録して分析します。ユーザーが通常アプリケーションを開く数分前に、セッションを開始します。
セッション事前起動はバックグラウンドで実行されるので、ユーザーが画面上でウィンドウやメッセージボックスを見ることはありません。ユーザーがアプリケーションを起動すると、事前に起動されたセッションが使用されるため、非常に早く起動できます。
セッション事前起動を使用してはならない場合のルールを設定できます。次のオプションを利用できます。
[セッションの事前起動を行わない] リストを使用して、事前起動を使用しない日付を指定できます。プラス記号のアイコンをクリックして、日付を選択してください。このリストに複数の項目を組み込めます。
公開済みのリソースをセッション自動起動スキームから完全に除外することもできます。このようにすれば、リソースは分析対象から除外され、Parallels Client がセッションの事前起動を行うかどうかを判定するときにその対象から除外されます。たとえば、セッション事前起動の対象から除外したいサーバーがある場合、そのサーバーによってホストされているすべての公開済みリソースについて、セッション事前起動の対象から外すたのめフラグを立てることができます。公開済みリソースをセッション事前起動から除外するには、RAS Console で [公開済みリソース] に移動して、[セッションの事前起動から除外] オプションを選択します。
ここでは、ローカルの RDP プロキシをどの IP アドレスにバインドするかを設定します。[VPN のシナリオでゲートウェイモードを使用する場合は IP アドレス 127.0.0.1 を使用する] オプションを選択します。この設定を有効にする必要があります。この設定を無効にすると、VPN を使用しているときにユーザーがアプリケーションやデスクトップを開くことができなくなる可能性があります。この設定は、Windows 用 Parallels Client のみに適用されます。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログのノードでは、リモートオーディオの再生と録音の設定を構成できます。
[リモートオーディオの再生] セクションの [場所] ドロップダウンリストで、以下のリモートオーディオ再生オプションのいずれかを選択します。
このコンピューターで開く。リモートコンピューターからのオーディオがローカルコンピューターで再生されます。
再生しない: リモートコンピューターからのオーディオがローカルコンピューターで再生されず、リモートコンピューターでもミュートされます。
リモートコンピューターで再生する: オーディオはローカルコンピューターでは再生されませんが、リモートコンピューター上では通常どおりに再生されます。
音質を調整するには、[音質] ドロップダウンリストを使用します。
利用可能な帯域幅に基づいて動的に調整: このオプションでは、接続速度に応じて音質が上下します。接続が速いほど高い音質設定が使用されます。
常に中程度の音質を使用: 音質は中程度のレベルに固定されます。可能な限り最高の音質が必要なく、利用可能な帯域幅をむしろグラフィックに使用する場合、このオプションを利用できます。
常に圧縮した音質を使用: 音質は最高のレベルに固定されます。接続が非常に高速で、可能な限り最高の音質が必要な場合は、このオプションを選択します。
[録音を有効化(該当する場合)] オプションでは、リモートコンピューターでオーディオの録音を有効にできます。たとえば、ローカルコンピューターでマイクに向かって話し、リモートコンピューター上の録音アプリケーションを使用して自分の声を録音できます。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [エクスペリエンス] ノードでは、接続速度と圧縮の細かい設定を行えます。
パフォーマンス
パフォーマンスを最適化するために接続速度を選択してください: 状況に応じて接続タイプを選択してから、有効にするエクスペリエンスオプションを選択します。通常、100 Mbps 以上のローカルネットワーク上でリモートサーバーに接続する場合、すべてのエクスペリエンスオプションを有効にすることをお勧めします。[接続品質を自動的に検出] を選択している場合は、エクスペリエンスオプションがデフォルトで有効になります。ただし、一部のオプションは実際の速度次第で自動的に無効になる場合があります。
ウィンドウの移動/サイズ変更の強化: デスクトップ上でリモートアプリケーションウィンドウを移動またはサイズ変更しているときにユーザーの環境にグラフィックスアーチファクト(暗い色の正方形)が表示される場合は、このオプションを有効にします。この問題は、リモートアプリケーションが Windows Server 2016、2019 または 2022 にホストされているときと、[ドラッグ時にウィンドウの内容を表示] オプションが有効なときに発生する場合があります。この問題は他のバージョンの Windows では発生しません。
圧縮
圧縮を有効にして、接続効率を向上することをお勧めします。選択可能な圧縮オプションには次のようなものがあります。
RDP 圧縮を有効にする: RDP 接続のために圧縮を有効にします。
ユニバーサルプリント圧縮ポリシー: 圧縮タイプは、環境の仕様に基づいて選択する必要があります。次のオプションから選択できます。
圧縮が無効にされました: 圧縮は使用されません。
最速のスピード(より少ない CPU を使用): 圧縮は最速のスピードに最適化されます。
最適なサイズ(より少ないネットワークトラフィックを使用): 圧縮はネットワークトラフィックを節約するように最適化されます。
接続速度に応じて: 接続速度が速いほど、圧縮レベルが低くなり、圧縮するデータサイズが最小になります。
ユニバーサルスキャン圧縮ポリシー: このドロップダウンリストには上記のユニバーサルプリント圧縮と同じオプションがあります。環境の仕様に応じて圧縮タイプを選択します。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [サーバー認証] ノードを使用して、RD セッションホスト、リモート PC、またはゲスト VM の認証に失敗した場合の対応を指定します。
[認証に失敗した場合] ドロップダウンリストで、次のオプションのいずれかを選択します。
接続: ユーザーは、サーバーの認証情報を無視して、接続を続けることができます。
警告: ユーザーは認証情報について警告を受けますが、接続するかどうかの選択肢は残されています。
接続しない: ユーザーは接続できません。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [ネットワーク] ノードを使用して、Parallels Client 用のプロキシサーバーを構成します。
[プロキシサーバーの使用] オプションを選択し、次のリストからプロトコルを選択します。
SOCKS4: ネットワークファイアウォールのサービスを透過的に使用するには、このオプションを有効にします。
SOCKS4A: 接続できないクライアントが宛先ホストの名前を解決してホスト名を指定できるようにするには、このオプションを有効にします。
SOCKS5: 認証を使用して接続できるようにするには、このオプションを有効にします。
HTTP 1.1: 標準の HTTP 1.1 プロトコル接続を使用して接続するには、このオプションを有効にします。
プロキシホストのドメイン名または IP アドレスとポート番号を指定します。
SOCKS5 および HTTP 1.1 プロトコルの場合は、[プロキシは認証を必要] オプションを選択します。認証については、[ユーザーのログイン情報を使用する] オプションを選択するか、所定のフィールドでユーザー名とパスワードを指定します。
[ポリシーのプロパティ] ダイアログの [詳細設定] ノードを使用すると、デフォルトの動作または Parallels Client をカスタマイズできます。
次のプロパティを指定できます。
クライアントのシステムカラーを表示する: リモートデスクトップで指定されているカラーではなく、クライアントのシステムカラーを使用する場合は、このオプションを有効にします。
クライアントシステム設定を使用: RD セッションホストで指定されている設定ではなく、クライアントのシステム設定を使用する場合は、このオプションを有効にします。
サーバーで構成されたショートカット作成: 公開されたアプリケーションごとに、管理者はクライアントのデスクトップおよびスタートメニューに作成できるショートカットを構成できます。ショートカットを作成するには、このオプションをオンにします。ショートカットを作成しない場合は、このオプションをオフにします。
サーバーから関連付けられたファイルの拡張子を登録する: 公開されたアプリケーションごとに、管理者はファイル拡張子の関連付けを作成できます。このオプションを使用して、関連付けられたファイル拡張子を登録するかどうかを指定します。
クライアントデバイスに URL をリダイレクト: 'http:' リンクを開くときにローカルのウェブブラウザーを使用する場合は、このオプションを有効にします。
クライアントデバイスに MAILTO をリダイレクト: 'mailto:' リンクを開くときにローカルのメールクライアントを使用する場合は、このオプションを有効にします。
アプリケーションを起動する際に、常に認証を要求する: このオプションを有効にすると、セッションがアクティブであっても、アプリケーションの起動時に認証情報の入力が求められます。このオプションは、許可されていないユーザーがアプリケーションにアクセスすることを防ぐための追加のセキュリティとして使用できます。たとえば、ユーザー側でセッションを切断する場合、他のユーザーがセッションを引き継いでリモートアプリケーションを実行することはできません。別の例として、ユーザーがアプリ一覧を表示したユーザーポータルを開いたままデバイスの使用を終了する場合(RDP セッションを実行しているかどうかに関わらず)、いずれかのユーザーが新しいアプリケーションや実行中のアプリケーションで別のインスタンスを開こうとすると、認証情報を入力するよう求められます。なお、この機能を有効にするには、を無効にする必要があります。それ以外の場合は、保存された認証情報が自動的に使用されます。
クライアントが実行するコマンドのサーバーからの送信を許可: サーバーから受け取るコマンドをクライアントが実行できるようにするには、このオプションを有効にします。
実行する前にサーバーコマンドを確認: このオプションが有効になっている場合は、コマンドがサーバーから実行される前にコマンドを確認するメッセージが、クライアントに表示されます。
ネットワークレベルの認証: ネットワークレベルの認証を有効にするには、このオプションをオンにします。この場合、クライアントは、サーバーへの接続前に認証を行う必要があります。
POS デバイスをリダイレクト: ローカルコンピューターに接続されているバーコードスキャナーや磁気読取装置などの Point of Service(POS)デバイスを、リモート接続で使用できるようにします。
Windows 2000 以前のログイン形式を使用: このオプションが選択されている場合は、レガシー(Windows 2000 より前)のログイン形式を使用できます。
ゲートウェイ接続の RDP-UDP を無効にする: クライアント側で RDP UDP データトンネリングを無効にします。このオプションは、RAS Secure Gateway(ゲートウェイの [プロパティ] ダイアログの [ネットワーク] タブ)で RDP UDP データトンネリングが有効な場合に一部のクライアントでランダムな切断が発生し、他のクライアントでは発生しない場合に使用できます。
ドライブリダイレクトのダイアログを表示しない: このオプションは、Parallels Client for Mac に影響を与えます。Mac ユーザーが Parallels RAS に接続すると、デフォルトで、[ホームフォルダーへのアクセス権を付与] (ドライブリダイレクト)ダイアログが自動的に開きます。このオプションが無効のときや、クライアントポリシーがまったく存在しないときにこのようになります。ユーザーは、このダイアログを使用して、ローカルディスクドライブのどのフォルダーをリモートアプリケーションで利用できるようにするかを構成できます。このオプションを有効にすると、ユーザーにこのダイアログが表示されなくなります。詳しい説明については、下記を参照してください。
ドライブリダイレクトはクライアントポリシー経由で構成できないため、Mac ユーザーは自分自身でこれを行う必要があります。ダイアログを自動的に表示することで、ローカルフォルダー構成手順の作業をユーザーに促すことができます。一方、ユーザーがローカルドライブをリダイレクトする必要がない場合は、ダイアログの自動表示を無効にできます。なお、このダイアログは、Parallels Client for Mac から [接続プロパティ] > [ローカルリソース] を開き、[ディスクドライブ] オプションを選択し、**[構成]**をクリックすることで、今までどおりいつでも手動で実行できます。
このオプションが無効の場合(またはクライアントポリシーが定義されていない場合)は、ユーザーが Parallels RAS に初めて接続するときにダイアログが少なくとも 1 回表示されます。このときに、ユーザーはローカルフォルダーを構成するか、[今後確認しない] オプションを選択することができます。どちらの場合も、このダイアログは今後ユーザーに表示されません。Mac ユーザーは、[接続プロパティ] > [詳細] を選択し、[ドライブリダイレクトのダイアログを表示しない] オプションをクリアすることで、[今後確認しない] の選択をリセットできます。