ネットワークフォルダーの公開

UNC パスを使用してファイルシステムフォルダーを公開し、そのフォルダーを Windows エクスプローラーで開くことができます。構成の手順数を最小限にするため、RD セッションホストからネットワークフォルダーを公開できる特殊な公開アイテムを利用できます。

ネットワークフォルダーを公開するには、次の操作を実行します。

  1. RAS Console で [公開] カテゴリーを選択し、[公開済みのリソース] ツリーの下にある [追加] アイコンをクリックします(または [公開済みのリソース] ボックス内を右クリックし、コンテキストメニューで [追加] をクリックします)。公開ウィザードが開きます。

注: ウィザードのオプションがすべて無効にされている場合、公開元として構成可能なファームにリソース(サーバー)が存在しないことを意味します。

  1. [アイテムタイプの選択] ウィザードページで、[ファイルシステム上のフォルダー] を選択し、[次へ] をクリックします。

  2. [サーバータイプを選択] ページで、公開元のサーバーの種類を選択し、[次へ] をクリックします。

注: プールベースのリモート PC から公開する場合は、[仮想ゲスト] オプションを選択します。[リモート PC] オプションは、スタンドアロンのリモート PC 用です。

注: ローカルデバイスから公開されたリソースは、他のサーバーから公開されたリソースよりも読み込みが高速です。これは、Parallels RAS が RDP 経由でサーバーに接続する必要がないためです。

  1. [公開元の選択] ページで、公開元のサーバーを選択します。サーバーが 1 台しかない場合、または前の手順で [ローカルデバイス] を選択した場合は、[公開元の選択] ページは表示されません。

  2. [UNC フォルダー] ウィザードページで、通常のアプリケーションプロパティを指定します。

  3. [UNC パス] フィールドに、公開するフォルダーの UNC パスを入力します。[...] ボタンをクリックしてフォルダーを参照します([フォルダーの参照] ダイアログが開くまでに時間がかかることがあります)。

  4. (VDI の場合のみ)[パーシスタント] オプションを選択して、ゲスト VM をパーシスタントにします。詳細については、「パーシスタントゲスト VM」を参照してください。

  5. (リモート PC のみ)[リモート PC の設定] セクションの [...] ボタンをクリックして、アプリケーションの公開元のリモート PC をリストから選択します。開いたボックスで、PC をダブルクリックして選択します。

  6. 次のページでは、リソースの初期状態を指定します。[有効](エンドユーザーがリソースを起動できる)、[無効](リソースが Parallels Client に表示されない)、[メンテナンス中](リソースが Parallels Client に表示されるが、ユーザーからは起動できない)から選択します。リソースがメンテナンス中の場合、ユーザーがそのリソースを起動しようとするとメッセージが表示されます。メッセージをカスタマイズするには、[構成] ボタンをクリックします。詳細については、サイトのデフォルト値(公開)**」**を参照してください。

  7. [完了] をクリックすると、フォルダーが公開され、ウィザードが閉じます。

公開されたネットワークフォルダーは、他のアプリケーションと同様、[公開] > [公開済みのリソース] リストに表示されます。公開されたネットワークフォルダーを選択してから、[アプリケーション] タブをクリックすると、次のアプリケーション設定が表示されます。

  • [ターゲット] プロパティは常に PublishedExplorer.exe に設定されます。このバイナリは(Agent プッシュによって)自動的に作成されるもので、標準の explorer.exe 実行ファイルの単純なコピーです。

  • [パラメーター] プロパティには、公開するネットワークフォルダーが指定されます。フォルダーパスは、explorer.exe で処理できる任意の形式で指定できます。

この公開アイテムでは、標準のアプリケーションプロパティタブがすべて有効になっていますが、少なくとも次の項目は全く無関係であるため無視してください。

  • 公開元

  • ファイル拡張子

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