RAS Agent のアップグレード

Parallels RAS コンポーネントをファームに追加するとき、そこに対応する RAS Agent をインストールします。これには、RAS Connection Broker、RD セッションホスト Agent、Provider Agent、Guest Agent、Remote PC Agent が含まれます。Agent のステータスを確認し、必要な場合はアップデートできる機能に加えて、一括 Agent アップデートまたはアップグレードも実行できます。

Agent をアップデートする必要があるかどうかを確認する方法は 2 つあります。Parallels RAS から通知を受け取ること、またステータスを確認してアップデート手順を手動で開始することができます。

Parallels RAS Console を起動すると、Agent のインストールまたはアップデートが必要なことを伝えるメッセージボックスが表示されることがあります。ダイアログで [はい] をクリックすると、アップデート手順を開始できます。Agent をアップデートする必要のあるすべてのサーバーのリストが表示されます。ここで、サーバーを一括アップデート手順に含めるか、除外するかを決定できます。選択したら、画面の指示に従って Agent をアップデートします。

手順を手動で開始するには、このメニューを利用できる RAS Console (多くのビューが合理的な場所にあります)で [タスク] > [すべての Agent をアップグレード] をクリックします。ビューの内側を右クリックして、[すべての Agent をアップグレード] を選択することもできます。画面の指示に従って、Agent のアップデートまたはアップグレードが必要なサーバーを選択します。特定のペインに表示されたすべてのサーバーのすべての Agent が最新の状態である場合、メニューオプションは無効にされることに注意してください。

たとえば、すべてのサイトですべてのプライマリ Connection Broker をアップグレードするには、[ファーム] > [ファーム] を選択し、[タスク] > [すべての Agent をアップグレード] をクリックします(またはペインの内側を右クリックして、[すべての Agent をアップグレード] を選択します)。サイトのすべてのサーバーで一括して Agent をアップグレードするには、[ファーム] > <サイト> を選択し、[タスク] > [すべての Agent をアップグレード] をクリックします。同様に、すべての RAS Secure Gateway で Agent をアップグレードするには、[ファーム] > <サイト> > [Secure Gateway] を選択し、同じ [タスク] > [すべての Agent をアップグレード] メニュー項目を使用します。他のコンポーネントについても、まったく同じように実行します。すべてのサーバーで同じ資格情報を使用する場合は、1 回のみそれらを入力する必要があります。アップデート手順では、最後に入力した資格情報が記憶され、この資格情報がすべてのサーバーで使用されます。資格情報がサーバーで機能しない場合は、再度入力を求められます。

[タスク] > [すべての Agent をアップグレード] メニューをクリックした後に開くダイアログには、アップデートまたはアップグレードが必要な Agent があるホストが表示されることに注意してください。リストの [ステータス] 列は、アップデートまたはアップグレードが必要なことと、ホストがアップグレードのために事前に選択されることを示します。未確認の Agent もリストに含まれますが、事前に選択されません。そこにアップグレードが必要な Agent があると思われる場合は、選択できます。

注: テンプレート(VDI)内で Agent をアップデートするときは、完全な複製のテンプレートとリンクされた複製のテンプレートが別々に更新されます。重要な情報を含む詳細については、「テンプレートのメンテナンス」セクションを参照してください。

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