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ワークスペースは、Azure Virtual Desktop のアプリケーショングループの論理グループです。各 Azure Virtual Desktop アプリケーショングループは、ユーザーが公開済みのリモートアプリやデスクトップを表示するために、ワークスペースに関連付けられている必要があります。
ワークスペースを追加するには、次の操作を実行します。
新しいワークスペースを作成する、または既存のワークスペースから選ぶのどちらかを選択します。
既存のワークスペースを選択するには、[名前] フィールドの横にある [...] ボタンをクリックします。
新しいワークスペースを作成するには、名前と説明(オプション)を入力します。既存のリソースグループを選択するか、新しいリソースグループを作成します。場所を指定します。ここで選択した場所は、ワークスペース、ホストプール、アプリケーショングループなど、すべての Azure Virtual Desktop オブジェクトで使用されます。
[フレンドリ名] フィールドで、Azure Virtual Desktop および Parallels RAS でこのワークスペースに使用される名前を指定します。
[次へ] をクリックして、概要を確認し、[完了] をクリックします。
ウィザードの最後のページでは、デフォルトで [Azure Virtual Desktop ホストプールウィザードを起動] オプションが選択されています。これにより、[完了] をクリックすると、[Azure Virtual Desktop ホストプールの追加] ウィザードが自動的に開きます。
Azure Virtual Desktop(旧称: Microsoft Windows Virtual Desktop)は、Microsoft Azure 上で動作するデスクトップおよびアプリ仮想化サービスであり、Windows 10/Windows 11 Enterprise マルチセッションホストの新機能を含む RD セッションホストおよび VDI へのアクセスを提供しています。Parallels RAS 18 は、Parallels RAS の既存の技術的機能に加えて、Azure Virtual Desktop のワークロードを統合、構成、保守、サポートしたり、アクセスを確保したりする機能を提供します。
Azure Virtual Desktop の使用と Parallels RAS 環境における構成に必要な前提条件を以下に列挙します。
Microsoft Azure のサブスクリプション
以下を含む Microsoft Azure のサブスクリプションが必要です。
Azure テナント ID。
十分なクレジットがある Azure サブスクリプション。
Azure Virtual Desktop ユーザーライセンス
以下のライセンスをお持ちのお客様は、Azure のコンピューティング、ストレージ、およびネットワークの使用料の請求を除き、追加料金なしで Azure Virtual Desktop を使用することができます。
Windows 10 および Windows 11 を Azure Virtual Desktop で実行するには、ユーザーごとに次のいずれかのライセンスが必要です。
Microsoft 365 F3/E3/E5/A3/A5、学生使用特典または Business Premium
Windows 10 Enterprise E3/E5
Windows 10 Education A3/A5
Windows 10 VDA(ユーザー単位)
Windows Server 2012 R2/2016/2019、2022 を実行するには、以下が必要です。
ユーザーごと、またはデバイスごとに、有効なソフトウェアアシュアランス(SA)を備えたリモートデスクトップサービス(RDS)クライアントアクセスライセンス(CAL)。
詳細については、https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-desktop/overview の Microsoft ライセンス要件を参照してください。
権限および Azure リソースプロバイダー
サブスクリプションに登録する権限とリソースプロバイダーは以下の通りです。
Azure サブスクリプションでリソースプロバイダーを有効にし、仮想マシン(VM)を作成するためのパーミッション。
必要な Microsoft Azure リソースプロバイダー([Azure ポータル] > [サブスクリプション] > [リソースプロバイダー])を有効にする必要があります。Microsoft.ResourceGraph、Microsoft.Resources、Microsoft.Compute、Microsoft.Network、Microsoft.DesktopVirtualization が対象となります。
Microsoft Entra ID アプリケーション
Microsoft Entra ID アプリケーションの作成についての詳細は、「Microsoft Entra ID アプリケーションの作成」を参照してください。
Microsoft Entra ID アプリケーションを作成したら、Microsoft Azure ポータルで以下の API のアクセス許可をアプリケーションに付与します([Microsoft Entra ID] > [アプリの登録] > [API のアクセス許可] > [アクセス許可の追加] > [Microsoft.Graph] > [アプリケーションのアクセス許可])。
[グループ] > [Group.Read.All]
[ユーザー] > [User.Read.All]
注: Graph API のアクセス許可に User と Group を追加するとき、パーミッションタイプが”デリゲート”ではなく”アプリケーション”になっていることを確認してください。
リソースへの読み書きアクセス許可のアプリケーションへの付与。
作成した Microsoft Entra ID アプリケーションは、「Microsoft Entra ID アプリケーションの作成」で説明したように、Azure リソースへの読み取りおよび書き込みアクセス許可を持っている必要があります。「リソースへの読み書きアクセス許可のアプリケーションへの付与」を確認してください。
アプリケーションのロールとアクセス許可には、以下を含める必要があります。
[サブスクリプション] > [アクセス制御(IAM)] からアプリケーションの”ユーザーアクセス管理者”ロール。
[リソースグループ] > [アクセス制御(IAM)] からのリソースグループレベルの”共同作成者”ロール。
リソースグループの作成が必要な場合は、[サブスクリプション] > [アクセス制御(IAM)] からサブスクリプションレベルの共同作成者ロールも割り当てます。
注: リソースグループ外のリソースの表示や読み取りを行いたい場合は、アプリケーションにもサブスクリプションレベルで読み取り許可が与えられていることを確認してください。
Active Directory
Active Directory 環境のサーバー、または Azure Active Directory Domain Services(AADDS)。https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/active-directory-ds/ を参照してください。
Azure AD Connect - 使用中の Active Directory と Microsoft Entra ID の間でユーザーを関連付けることができるように、この 2 つは同期している必要があります。
Microsoft Entra ID に接続されているのと同じ Active Directory に、ユーザーが存在していなければなりません。Azure Virtual Desktop は B2B や MSA のアカウントをサポートしていません。
Parallels Client で構成されたユーザーが Azure Virtual Desktop リソースにアクセスする場合、セッションホストが参加している Active Directory ドメインに、当該のユーザーが存在している必要があります。
その他
セッションホストのドメインへの接続を提供する Azure Virtual Network。
セッションホストは Active Directory のドメインへの参加が必要。
(オプション)ハイブリッド Parallels RAS 展開を使用する場合、サイト間 VPN または ExpressRoute が必要。
(オプション) Azure Files または Azure NetApp Files 上で実行される FSLogix プロファイルコンテナーに使用する共有ネットワークの場所。
注: 執筆時点では、Parallels RAS は、Windows 7 を Azure Virtual Desktop セッションホストとしてサポートしていません。
その他の注意事項
異なる RAS ファームと RAS サイトのシナリオでは、以下のプロバイダーと Azure アプリケーションの要件にも注意してください。
同じ RAS ファーム、同じ RAS サイト。同じファーム、サイト、アプリケーション ID は VDI と Azure Virtual Desktop の両方で使用することが可能です。Azure Virtual Desktop プロバイダー用の Azure Virtual Desktop タグ付きゲスト VM リストを構築し、Azure プロバイダー用の VDI タグ付きゲスト VM(またはタグなし)を構築します。
同じ RAS ファーム、同じ RAS サイト。同じタイプの複数のプロバイダーには、異なる Azure アプリケーションを使用することをお勧めします。つまり、複数の Azure Virtual Desktop や複数のプロバイダーが混在していない場合です。
同じ RAS ファーム、異なる RAS サイト、または異なる RAS ファーム。上記と同じ注意が必要です。あるいは、異なる RAS ファームまたはサイトは、共通の VM セットとの通信を行わずに、異なる仮想ネットワークに配置することができます(このケースでは、その必要があります)。
重要: Parallels RAS で管理されている Azure Virtual Desktop オブジェクトは、Parallels RAS Console で管理することをお勧めします。Parallels RAS Console 以外で構成を変更すると、Azure Virtual Desktop オブジェクトが壊れた状態になることがあります。そのような場合、Parallels RAS により、オブジェクトを修復することができます。たとえば、ワークスペースやホストプールの自動作成されたフレンドリー名や関連するタグは Microsoft Azure ポータルからも表示できますが、これらは適切な機能を確保するために使用されるため、編集することはできません。
Azure Virtual Desktop の統合は、まず RAS ファームで有効にする必要があります。これは、RAS Console 内の以下の 2 つの場所から行うことができます。
[スタート] カテゴリーの [Azure Virtual Desktop のデプロイ] ウィザードを使用する。
[ファーム] > [サイト] > [設定] に移動し、[機能] タブを選択する。
[スタート] カテゴリーから Azure Virtual Desktop を有効化してデプロイする場合は、以下の手順になります。[サイト] > [設定] の [機能] タブには、後述の [機能の有効化] のページと同じ要素があります。
注: RAS ファームで Azure Virtual Desktop をまだ有効にしていない場合、ウィザードページは以下に説明する順番で開きます。Azure Virtual Desktop がすでに有効になっている場合(前にウィザードを実行した場合や、サイト設定から Azure Virtual Desktop を有効にした場合など)、最初の 2 つのページはスキップされ、最初に表示されるページは**「Azure Virtual Desktop Provider の追加」**となり、そこでプロバイダー情報を入力する必要があります。
デプロイを開始するには、次の操作を実行します。
Parallels RAS Console で、[Start] カテゴリーを選択し、[Azure Virtual Desktop のデプロイ] ウィザードを起動します。
システムとユーザーの要件: 最初のページで、システムとユーザーの要件を確認します。ページの下部にあるリンクをクリックして、Parallels ナレッジベースの記事を読んで詳細を確認します。[次へ] をクリックします。
機能の有効化: このページでは、RAS ファームの Azure Virtual Desktop を有効にすることができます。まず、Azure Virtual Desktop エージェントとブートローダーを格納する場所を以下のオプションから選択します。
Connection Broker: RAS Connection Broker サーバーに保存します。
ネットワーク共有: ネットワーク共有を指定または選択します。
[エージェントとブートローダーのダウンロード] ボタンをクリックします。ダウンロードが完了するのを待ち、[ステータス] セクションに、「利用可能」と示され、バージョン番号が表示されていることを確認します。Azure Virtual Desktop エージェントの新しいバージョンが利用可能な場合は、Parallels RAS からデプロイされた新しいサーバーが、アップデートされたバージョンを使用するように、「アップデートが必要」と表示されます。
[クライアント機能のセット] の選択では、Parallels Client で公開済みリソースを開いたときに利用できるクライアント機能を指定します。次のオプションから選択します。
標準: 標準的な機能のセットです。これは、Azure Virtual Desktop からアプリやデスクトップにアクセスするためのクライアントである Microsoft Windows デスクトップクライアント(リモートデスクトップ(MSRDC)クライアントとしても知られています)を使用して公開済みリソースを開いて実行する場合と同じです。
アドバンスト: このオプションも Windows デスクトップクライアントを使用しますが、ドラッグ & ドロップなどの Parallels Client のアドバンスト機能が追加されます。
フォールバック機能付きアドバンスト: このオプションでは、まずアドバンスト機能のセットを使用して公開済みリソースを開こうとします。アドバンスト機能が何らかの理由で動作しない場合は、標準オプションを使用してリソースを開こうとします。
これで、RAS ファームの Azure Virtual Desktop を有効にするタスクは完了です。[次へ] をクリックし、次のページに進みます。
Azure Virtual Desktop プロバイダーの追加: このページでは、Microsoft Azure のテナント ID、サブスクリプション ID、アプリケーション ID、および秘密鍵を指定する必要があります。これは、Parallels RAS で Microsoft Azure をプロバイダーとして設定するのと似ています。これらのプロパティの指定方法については、「Microsoft Azure をプロバイダーとして追加」を参照してください。サブスクリプション詳細の下にある URI/URL は、プロバイダーの作成中に編集できることに注意してください。[フィード URL] 設定(デフォルトでは https://rdweb.wvd.microsoft.com/api/arm/feeddiscovery)も、Azure Virtual Desktop プロバイダーを作成した後に編集することができます。
[次へ] をクリックして、概要を確認し、[完了] をクリックします。プロバイダー作成後に Microsoft Azure アプリのアクセス許可を変更すると、新しいアクセス許可がロードおよび使用されるようにするため、Parallels RAS 冗長サービスの再起動が必要になる場合があることに注意してください。
これで、一連のウィザードのうち、最初の段階が完了しました。最後のページでは、[Azure Virtual Desktop ワークスペースウィザードの起動] オプションがデフォルトで有効になっています。これにより、Azure Virtual Desktop ワークスペースを追加するための次のウィザードが自動的に開きます。
Parallels RAS での Azure Virtual Desktop の展開は、以下のような一連のウィザードにより行います。
機能を有効化し Azure Virtual Desktop プロバイダーを追加します。
Azure Virtual Desktop ワークスペースを追加します。
Azure Virtual Desktop ホストプールを追加し、スタンドアロンまたはテンプレートベースのホストをホストプールに追加します。
Azure Virtual Desktop リソースを公開します。
単一のデプロイ手順の一部として、[スタート] カテゴリーからすべてを実行できます。その方法についてはこの後説明します。
次の図は、Parallels RAS と Azure Virtual Desktop のハイブリッド展開を示しています。以下の特徴があります。
ワークロードホストは、Parallels RAS の標準の展開によるオンプレミスでも、Microsoft Azure 上(サービス経由)でも利用できます。
ワークスペース、ホストプール、デスクトップ、RemoteApp グループなどの Azure Virtual Desktop オブジェクトは Parallels RAS Console から作成および構成されます。
Azure Virtual Desktop ホスト(マルチセッションまたはシングルセッション)には、管理と構成のために Azure Virtual Desktop Agent と RAS Agent の両方が含まれています。
Parallels Client for Windows は Parallels RAS Secure Gateway と Azure Virtual Desktop サービスの両方に接続し、エンドユーザーにリソースの可用性を単一のインターフェイスで提供します。
拡張された価値と機能
Azure Virtual Desktop のデプロイおよび管理の簡素化と拡張。
管理とユーザーエクスペリエンスを一体化 - 一元的なインターフェイス - Parallels Client および Parallels RAS Console。
ハイブリッドおよびマルチクラウド展開により、柔軟性を備えた上で範囲を拡張。
管理ルーチン、Azure Virtual Desktop ワークロードのプロビジョニングおよび管理の自動化と合理化。
Microsoft Azure やオンプレミスでの組み込み自動スケーリング機能。
ユーザー、セッション、プロセスの管理。
RAS ユニバーサルプリントおよびスキャンの使用。
AI ベースセッションの事前起動により超高速ログオンを実現。
ドライブリダイレクトのキャッシュを有効にすることで、ファイルのリダイレクトを高速化。
統合された自動イメージ最適化と FSLogix プロファイルコンテナー。
クライアント管理。
クライアント向けセキュリティポリシー。
RAS Console からの RAS レポートおよびモニタリングの活用。
このセクションでは、Parallels RAS で Azure Virtual Desktop コンポーネントを管理する方法を説明します。
ここでは、以下を取り上げます。
Parallels RAS の Azure Virtual Desktop プロバイダーは、Azure リソースへアクセスするための ID やその他のプロパティの集合体です。プロパティには、テナント ID やサブスクリプション ID などがあります。通常、1 つの組織には Microsoft から 1 つのテナント ID が与えられますが、同じ組織が複数のサブスクリプション ID を所有する場合もあります。テナント ID とサブスクリプション ID の組み合わせごとに、Parallels RAS でプロバイダーを構成する必要があります。
Azure Virtual Desktop プロバイダーを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [プロバイダー] に移動し、[プロバイダー] タブを選択します。
新しいプロバイダーを追加するには、[タスク] > [追加] をクリックして [Azure Virtual Desktop] を選択します。このウィザードを完了する方法については、「Microsoft Azure を VDI ホストとして追加」を参照してください。既存のプロバイダーに関するプロパティの一部を表示したり変更したりするには、リスト内のプロバイダーを右クリックして [プロパティ] を選択します。
その他のプロバイダー管理タスクは、[タスク] メニューからアクセスできます。以下のような管理タスクを実行できます。
プロバイダーのステータスの確認: [タスク] > [トラブルシューティング] > [ステータスをチェック]。
ログの構成と管理: [タスク] > [トラブルシューティング] > [ログ]。
Active Directory ドメインサービスのタイプを選択する
Parallels RAS 18.3 は、Windows Server Active Directory ドメインサービスおよび Azure Active Directory ドメインサービスに参加する仮想マシンをサポートします。デフォルトでは、Parallels RAS は Windows Server Active Directory ドメインサービスで動作するように設定されていますが、必要に応じて変更できます。
プロバイダーの Active Directory ドメインサービスの種類を選択するには:
一覧からプロバイダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
プロバイダーの [プロパティ] ウィンドウで [資格情報] タブを選択します。
[Active Directory ドメインサービスのタイプ] ドロップダウンリストで、Active Directory ドメインサービスのタイプを選択します。
Windows Server Active Directory でユーザーを作成し、仮想マシンを Windows Server Active Directory ドメインサービスに参加させる場合は、[Windows Server AD DS] を選択します(デフォルトで選択されています)。
Windows Server Active Directory でユーザーを作成し、仮想マシンを Azure Active Directory ドメインサービスに参加させる場合は、[Azure AD DS] を選択します。
Microsoft Entra ID でユーザーを作成し、仮想マシンを Azure Active Directory ドメインサービスに参加させる場合は、[Azure AD DS] を選択します。
ディスクストレージコストの最適化
[詳細] タブでは、Azure Virtual Desktop プロバイダーの構成を実行して、現在使用していない AVD ホストに搭載されているマネージドディスクのタイプを標準 HDD に自動変更するよう設定できます。AVD ホストを起動すると、管理ディスクは自動的に元のタイプに変更されます。この機能により、AVD ホストの維持にかかるコストを削減することができます。
ディスクストレージのコスト最適化を有効化するには:
一覧からプロバイダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
プロバイダーの [プロパティ] ウィンドウで [詳細] タブを選択します。
[ディスクストレージコストの最適化を有効にする] オプションを選択します。
[ストレージコストの最適化を有効にする前のタイムアウトを設定] ドロップダウンリストで、必要なオプションを選択します。
ワークスペースは、Azure Virtual Desktop のアプリケーショングループの論理グループです。各 Azure Virtual Desktop アプリケーショングループは、ユーザーが公開済みのリモートアプリやデスクトップを表示するために、ワークスペースに関連付けられている必要があります。
Azure Virtual Desktop ワークスペースを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[ワークスペース] タブを選択します。
ワークスペースを追加するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] をクリックして [Azure Virtual Desktop ワークスペース] ウィザードを開きます。
ウィザードページの上部にあるプロバイダーの 1 つを選択します(複数のプロバイダーがある場合)。また、このページから直接プロバイダーを新規に作成することもできます。その場合は、[新規プロバイダー] ボタンをクリックして別のウィザードを開きます。詳細については、「プロバイダーの管理」を参照してください。
プロバイダーを選択(または作成)したら、「Azure Virtual Desktop ワークスペースの追加」の説明に従ってワークスペースウィザードを完了します。
既存のワークスペースのプロパティを表示するには、そのワークスペースを右クリックして [プロパティ] を選択します。ワークスペースを有効または無効にしたり、ワークスペースの説明およびフレンドリ名を変更したりできます。その他のプロパティは読み取り専用です。ワークスペースを無効にすると、ホストプールや公開済みのリソースなど、関連付けられたオブジェクトがすべて無効になることに注意してください。
ホストプール内のすべての Azure Virtual Desktop Agent の自動更新を有効にして構成できます。
Agent 自動更新のスケジュールを設定するには次の手順を実行します。
[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] > [ホストプール] > [プロパティ] > [自動更新] タブに移動します。
このホストプールで設定を変更する場合は、[既定の設定を継承] オプションをオフにします。
[メンテナンス期間の自動更新を有効にする] オプションを選択します。メンテナンス期間の間、ホストプール内のすべてのホストで Agent のアップグレードのダウンロードが試行されます。アップグレードは、すべてのユーザーがホストからログアウトするとすぐにダウンロードされ、インストールされます。ユーザーからの新規ログオンは禁止されています(ドレインモード)。 メンテナンス期間中にユーザーがログオフしなければ、アップグレードは次の期間までインストールされません。
このイベントの開始日、開始時刻、期間、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
(オプション)メンテナンス期間の終了時にすべてのユーザーを強制的にログオフし、アップグレードをダウンロードする場合は、[メンテナンス期間の終了時に現在のセッションを強制的にログオフする] オプションを選択します。
(オプション)メンテナンス期間中にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[メッセージを構成] ボタンをクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
Agent の自動更新をキャンセルするには、次の手順を実行します。
[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] > [ホストプール] に移動します。
[タスク] > [メンテナンス期間の自動アップグレードをキャンセル] ウィンドウを選択します。
ホストプールは、Azure Virtual Desktop 環境内の 1 つまたは複数の同一の仮想マシン(VM)の集合体です。各ホストプールには、ユーザーがアクセスできるアプリケーショングループが含まれています。
ホストプールを追加するには、次の操作を実行します。
RAS Console で、[ファーム] > <サイト> > [AVD] > [ホストプール] に移動します。
プールリストの上にある [タスク] ドロップダウンリストをクリックして、[追加](またはプラス記号アイコン)をクリックします。[AVD ホストプールを追加] ウィザードが開きます。
新しいホストプールを作成する、または既存のホストプールから選ぶのどちらかを選択します。
既存のワークスペースを選択するには、[名前] フィールドの横にある [...] ボタンをクリックします。
新しいホストプールを作成するには、[ホストプールの新規作成] を選択し、プロバイダー、ワークスペース、名前、説明、リソースグループ、およびロケーションを選択します。
[フレンドリ名] フィールドで、Azure Virtual Desktop および Parallels RAS でこのホストプールに使用される名前を指定します。
[次へ] をクリックします。
[構成] ページで、以下を指定します。
ホストプールの種類: [プール済み](マルチセッションホスト)または [パーソナル](シングルセッションホスト)から選択します。
公開の種類: プールを使用する目的に応じて、[アプリケーション] または [デスクトップ] から選択します。
ロードバランサー: ロードバランサーの種類を選択します。幅優先の負荷分散では、ホストプール内のセッションホスト間でユーザーセッションを均等に分散させることができます。深さ優先の負荷分散では、ホストプール内のユーザーセッションで 1 つのセッションホストを飽和させることができます。最初のセッションホストがセッション制限のしきい値に達すると、ロードバランサーは、ホストプール内の次のセッションホストにその制限に達するまで新しいユーザー接続を送ります。
ホスト上のセッション数の制限: プールのタイプが、プール(マルチセッション)の場合、ホスト上で許可されるセッションの最大数を指定します。
オンデマンドのホスト稼働: 電源が入っていないホストを、ユーザーが接続しようとしたときに電源を入れるかどうかを指定します。これは、ホストプール内にあるすべてのセッションホストで電源が投入されていない場合に限り適用されることに注意してください。
デフォルトのライセンスタイプ: Azure ライセンスタイプを選択します。
サービスアップデートの検証: このホストプールを Microsoft サービス更新の検証環境にする場合は、[検証環境] オプションを選択します。
[次へ] をクリックします。
[プロビジョニング] ページで、このホストプールにテンプレートベースのホストを含めるか、スタンドアロンホストを含めるかを選択します。
テンプレート: ホストはテンプレートから動的に作成されます。次のステップ以降で、テンプレートを作成するか、既存のテンプレートを選択する必要があります。プロビジョニングタイプとして [テンプレート] を選択すると、均質なホストプールが確保されます。ホストプール全体で一貫したユーザーエクスペリエンスを提供するには、この選択を推奨します。テンプレートを作成する方法については、「テンプレートの作成」を参照してください。
スタンドアロン: すでに存在する 1 つまたは複数のホストを選択します。これは、次のステップ、または後のステップでも行うことができます。ホストプールにホストを追加する前に、ホストがドメインに参加し、ドメイン環境のネットワークにアクセスできることを確認してください。スタンドアロンプロビジョニングは、自動スケールなど、機能の一部が欠けているため、「管理対象外」とみなされることに注意してください。
[次へ] をクリックします。
プロビジョニングページ(前述)での選択内容に応じて、以下のいずれかを実行します。
スタンドアロン: リストからホストプールに含めるホストを 1 つまたは複数選択します(後からプールにホストを追加することもできます)。
テンプレート: リストからテンプレートを選択するか、[新規作成] をクリックして新しいテンプレートを作成してからテンプレートの設定を指定します。バージョン: 既存のテンプレートを選択した場合は、そのバージョンのいずれかを選択します。自動スケールの有効化: (マルチセッションホスト)自動スケーリングを有効化して構成します。テンプレートのプロパティで指定されたサイズを上書き: また、通常はテンプレートのレベルで設定されている仮想マシンのサイズを上書きします。ここで指定したサイズは、このホストプールでのみ使用されます。同じテンプレートを使用している他のホストプールに影響はありません。なお、自動スケール設定により、後でそのようなホストプールから VM が取り出される場合、VM では直近で使用されていたサイズが維持されます。また、別のホストプールには新しく指定されたサイズで参加することができます。利用可能なサイズは、ホストプールのメンバーやテンプレートの場所、サイズ、電源状態によって異なる場合があります。
[次へ] をクリックします。
(テンプレートのみ)[プロパティ] ページで、次のオプションを指定します。
テンプレート名: 選択してテンプレート名を入力します。
最大ホスト数: このテンプレートから作成できるホストの最大数を指定します。
ウィザード完了時にデプロイされるホスト数: テンプレートが作成されたときに展開するホストの数。ホストは一度に 1 つずつ作成されるため、これには時間がかかることに注意してください。
ホストプレフィックス: 新しいホスト名を指定するときに使用するパターン。
[次へ] をクリックします。
(テンプレートのみ)[設定] ページで、次のオプションを指定します。
使用可能なバッファを維持: このテンプレート用に、常に未割り当てでセッションが空いているホストの最小数です。空いているデスクトップと未割り当てのデスクトップの数が設定値を下回るとすぐに、このテンプレートから別のホストを強制的に作成します。テンプレートは、電源の初期状態を含め、ホスト作成のための独自の設定を使用します。
準備後のホストの状態: 準備が整ったホストに適用される電源状態を選択します。[使用中]、[停止中]、または [サスペンド] から選択します。電源状態が [停止中] または [サスペンド] に設定されている場合、実行中の(完全に準備が整い、受信接続を待っている)ホストの数は、[使用可能なバッファを維持] の設定(上記参照)によって制御されます。ホスト数の上限値が 200 に設定され、ウィザード完了時に展開されるゲストホストの数が 100 で、準備後の電源状態が**“停止中”**であるとします。このような構成の場合、100 の複製が展開され、停止中の状態になります。
未使用のホストの削除: リソースを節約するため、未使用のホストを処理する方法を選択します。削除しないように設定するか、削除されるまでの時間を指定します。
[次へ] をクリックします。
[割り当て] ページで、ホストプールのアプリケーショングループに割り当てるユーザーまたはグループを指定します。これは、ユーザーが公開済みのアプリケーションやデスクトップにアクセスできるようにするために必要です。[タスク] > [追加] をクリックして、ユーザーまたはグループを指定します。ウィザードの完了時に、[デスクトップ] または [RemoteApp] (該当する側)のタイプのアプリケーショングループが作成され、ホストプールに自動的に関連付けられます。
[ユーザープロファイル] ページで、[RAS で管理しない](ユーザープロファイルは管理されません)または [FSlogix] から選択できます。Microsoft FSLogix プロファイルコンテナーを使用すると、パーシスタントでない環境でユーザーコンテキストを維持し、サインイン時間を最小限に抑え、互換性の問題を排除するネイティブプロファイルのユーザーエクスペリエンスを提供できるように構成されています。
画面の指示に従って、ウィザードを完了します。
[概要] ページでは、テンプレートの概要情報を確認します。必要に応じて、[戻る] ボタンをクリックして情報を修正できます。
最後に、[完了] をクリックしてホストプールを作成し、ウィザードを閉じます。
注: アドバンストクライアント機能のセットを使用している場合、Parallels のシームレステクノロジーを使用して構成されたデスクトップアプリケーショングループからアプリケーションを公開するため、アプリケーションの公開に RemoteApp グループは必要ありません。
次のステップ
ホストプールは、Azure Virtual Desktop 環境内の 1 つまたは複数の同一の仮想マシン(VM)の集合体です。各ホストプールには、ユーザーがアクセスできるアプリケーショングループが含まれています。
ホストプールは、使用目的に応じていくつかの異なる方法で構成できます。次の表では、ホストプールを作成する際に選択できる個々のオプションについて説明します。
Azure Virtual Desktop ホストプールを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[ホストプール] タブを選択します。
ホストプールのプロパティを表示し、変更するには、ホストプールを右クリックして [プロパティ] を選択します。開いたダイアログでタブを選択し、次に説明するようにホストプールのプロパティを表示または変更します。
概要
[一般] タブでは、ホストプールを有効または無効にすることができます。無効にすると、ホストや公開済みのリソースがすべて無効になることに注意してください。
また、ホストプールの説明を変更したり、ホストプールのプロパティ全般を表示したりすることもできます。
[アプリケーショングループ] セクションには、ホストプール用に作成されたアプリケーショングループの名前が表示されます。
[フレンドリ名] フィールドには、Azure Virtual Desktop および Parallels RAS でこのワークスペースに使用される名前を指定します。
構成
[構成] タブで、ホストプールの構成プロパティを確認します。これらのプロパティについては、ホストプールを作成した時点で理解されているはずです。
このページでは、次のプロパティを変更できます。
ロードバランサー
ホスト上のセッション数の制限
オンデマンドのホスト稼働
検証環境
構成プロパティの説明については、「Azure Virtual Desktop ホストプールの追加」を参照してください。
自動スケール
このタブは、プロビジョニングタイプとして [テンプレート] が指定されているホストプールに対してのみ表示されます。ホストプールにテンプレートがまだ指定されていない場合は、ここでテンプレートを選択することができます。[新規作成] ボタンをクリックしてウィザードを開き、新しいテンプレートを作成することもできます。テンプレートがない場合、選択可能なのは、ホストを作成するためのテンプレートがないことを示す [なし] だけです。その場合は、まずテンプレートを作成し、そして再度ここで選択する必要があります。「テンプレートの管理」も参照してください。
[自動スケール設定] セクションには、指定したテンプレートからホスト(仮想マシン)を作成する方法の設定が含まれています。これらの設定は、RD セッションホストグループの自動スケール設定と同様に機能します。唯一の違いは、Azure Virtual Desktop ではホストとホストプールを扱うのに対し、RD セッションホストグループではサーバーとグループを扱うことです。それ以外の設定は同様に動作します。詳細については、「RD セッションホストのグループ化とクローン作成」の**「自動スケール」**サブセクションを参照してください。
[仕様] セクションでは、指定されたホストプールが使用するテンプレートの設定で、指定された仮想マシンのサイズを上書きできます。[テンプレートのプロパティで指定されたサイズを上書き] オプションを選択し、ドロップダウンリストから必要なサイズを選択します。選択したサイズは、このホストプールでのみ使用されます。同じテンプレートを使用している他のホストプールに影響はありません。なお、利用可能なサイズは、ホストプールのメンバーやテンプレートの場所、サイズ、電源状態によって異なる場合があります。また、サイズを上書きするにはホストの再起動が必要になります。ご注意ください。
ホスト
[ホスト] タブには、このホストプールのホストのリストが表示されます。表の値を見ることで、ホストの状態やその他のプロパティを確認できます。
ホストが正常に動作している場合は、[ステータス] 列に“OK”と表示されます。Agent のステータスを確認するには、ホストを右クリックして [Agent をチェック] を選択します。“Agent が応答しませんでした”というメッセージが表示されたら、[インストール] をクリックして Agent をインストールしてみてください。すべてが正常に進めば、Agent が更新され、[ステータス] 列に“OK”と表示されます。[タスク] > [すべての Agent をアップグレード] をクリックしてすべての Agent をアップグレードすることもできます。
新規のホストをプールに追加するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] をクリックします。
ホストプールのプロビジョニングタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
ホストプールのプロビジョニングが、スタンドアロンとして構成されている場合は、リストから 1 つまたは複数のホストを選択します。また、Azure 上の他のホストプールに存在するホストを表示するには、[既存のホストプール内のホストのうち RAS に管理されていないホストを表示する] オプションを選択することもできます。
ホストプールのプロビジョニングが、テンプレートとして構成されている場合は、ここでホストを手動で追加することはできません。代わりに、Azure Virtual Desktop メインビューの [ホスト] タブを使用します。
[OK] をクリックします。
アプリケーションパッケージ
「MSIX アプリケーションパッケージの使用」を参照してください。
割り当て
[割り当て] タブには、Microsoft Entra ID オブジェクトに割り当てられた Active Directory ユーザーとグループが表示されます。ユーザーが公開済みのデスクトップやアプリケーションを表示するには、ホストプールで利用可能なアプリケーショングループに割り当てられている必要があります。
新しい割り当てを作成するには、次のいずれかを実行します。
[タスク] > [追加] をクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択] ダイアログで、ユーザーまたはグループを指定して、[OK] をクリックします。
画面の指示に従って、割り当てを完了します。[公開] カテゴリーの追加フィルタリングを使用して、Parallels Client での Azure Virtual Desktop リソースの可用性を管理することができます。詳細については、**「リソースの公開」**を参照してください。
ユーザープロファイル
デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。ユーザープロファイルの構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
最適化
[最適化] タブでは、Parallels RAS 環境で最高のパフォーマンスが得られるよう、セッションホストを最適化するための設定を指定できます。無効化、削除、または最適化の対象となる Windows コンポーネントやサービス、またその他のオプションを選択して、仮想アプリおよびデスクトップの配信の効率性と合理性を向上させ、改善することができます。デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。最適化オプションの構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
ホストプールの設定
このタブでは、セッションのタイムアウト、クライアント URL/メールのリダイレクト、ドラッグ & ドロップなどの設定を構成できます。デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。ホストプール設定の構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
RDP プリンター
[RDP プリンター] タブでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。ユーザープロファイルの構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
オプション
記述
個人用とプール
個人用ホストプールにはシングルセッションホストが含まれ、それぞれが単一のユーザーに割り当てられます。割り当ては、ユーザーがログオフした後やホストの電源がオフになった後も維持されます。必要に応じて、ユーザーのホストの割り当てを解除し、別のユーザーに割り当てることができます。
プールホストプールには、特定のユーザーに割り当てられていないマルチユーザーセッションホスト(RD セッションホストまたはマルチセッション Windows 10 マシン)が含まれています。プール内の各ホストは、複数のユーザーに割り当てることができます(マルチセッション)。
アプリケーションとデスクトップ
ホストプールは、アプリケーションまたはデスクトップのみを公開できますが、両方を同時に公開することはできません。ホストプールを作成する際に、公開の種類を [デスクトップ] または [アプリケーション] から選択します。選択に応じて、ホストプールにデスクトップまたは RemoteApp のアプリケーショングループが自動的に作成されます。後から公開の種類を変更できないことに注意してください。変更する場合は、既存のホストプールを削除して新しいホストプールを作成する必要があります。
テンプレートとスタンドアロン
ホストプールを作成する際に、[テンプレート] または [スタンドアロン] から選択する必要があります。ホストプールには、すでに存在するホストを含めること(スタンドアロン)、またはテンプレートを使用することができます。テンプレートは、既存のゲスト VM をベースにしたり、Azure Marketplace または共有イメージギャラリーのイメージからその場で作成したりすることができます。
テンプレート: ホストは、管理者が手動でテンプレートから作成することも、需要に基づいて自動的に作成することもできます。ホストの自動作成(Parallels RAS では自動スケールと呼ばれています)は、ホストプールのプロパティでオンまたはオフにすることができます。
スタンドアロン: ホストは、管理者によってホストプールに追加、またはホストプールから削除されます。ホスト(仮想マシン)は、Azure にすでに存在し、ドメインに参加している必要があります。
Azure Virtual Desktop セッションを表示および管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[セッション] タブを選択します。すべてのホストプール内に存在するすべてのホストのセッションがリストに表示されます。
セッションの管理の詳細については、「セッション管理」を参照してください。
Azure Virtual Desktop テンプレートは、元の VM のクローンとして他の仮想マシンを作成し、セッションホストとしてホストプールに追加される仮想マシンです。
Azure Virtual Desktop テンプレートを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[テンプレート] タブを選択します。
このセクションでは、以下の内容を説明します。
テンプレートを作成するには、次の操作を実行します。
[テンプレート] タブで、[タスク] > [追加] をクリックします。これにより [Parallels テンプレートウィザードを作成] が開きます。
最初のページで、Azure Virtual Desktop プロバイダーを選択します(複数ある場合)。
テンプレートタイプを次の中から選択します。
マルチセッション: Windows Server オペレーティングシステムや Windows 10/Windows 11 Enterprise マルチセッション上で実行される 1 つのホストに対して、複数の同時ユーザーセッションが認められています。
シングルセッション: シングルユーザーセッションはシングルセッションホストで使用できます。
[テンプレートソース] ページで、次の中からソースを選択します。
カスタムホスト: 既存の仮想マシンのリストが表示されます。
Azure Gallery: イメージを選択して、そのイメージから新しい仮想マシンを作成できます。マルチセッションまたはシングルセッションのテンプレートタイプに応じて、Windows 10 Enterprise マルチセッションなどの一般的に使用されている Marketplace のイメージがあらかじめ定義されているので、簡単に選択してテンプレートとして作成することができます。場所を選択し、ローカル管理者のユーザー名とパスワードを指定します。[すべてのイメージを参照] ボタンをクリックするとダイアログが開き、Marketplace または共有イメージギャラリーから他のイメージを選択することができます。共有イメージギャラリーからイメージを選択する場合は、発行元、SKU、オファー、その他のオプションのリストから選択します。
[ホスト] ページで必要に応じて、あらかじめ定義されている Azure の値から仮想マシンのプロパティを選択します。
まず、Azure リソースグループを指定します。
仮想マシンのサイズを選択します。
注: 仮想マシンのサイズは、指定されたテンプレートを使用するホストプールの設定で上書きできます。これにより、ホストプールのレベルで異なる VM のサイズを指定することができます。
ディスクの種類を選択します。
仮想ネットワークとサブネットを選択します。
注: テンプレートに高速ネットワークを使用する場合は、高速ネットワークをサポートするセッションホストのホストサイズが適切なものになっていることを確認してください。
[概要] ページで、次の設定を指定します。
テンプレート名: テンプレートの名前です。
可用性セットの作成: これを選択すると、テンプレートからホストが可用性セットでデプロイされます。可用性セットでデプロイできるホストの最大数は 200 であることに注意してください(これは Azure の制限です)。200 以上のホストが必要な場合は、このオプションをオフにして、[最大ホスト数] フィールドに独自の値を指定します。
[準備] ページでイメージの準備を選択し、必要なオプションを指定します。これは、RAS VDI テンプレートのイメージの準備方法と似ています。細かい違いはありますが、構成手順は基本的に同じです。詳細については、「準備」を参照してください。
[最適化] ページで、最適化設定を構成します。これらの設定は、サイトのデフォルト値を継承していますが、必要に応じてカスタム設定を指定することができます。詳細については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
[新しいテンプレートのバージョン] ページで、名前と説明を指定し、バージョンのタグを選択します。タグは、複数選択できます。
[サマリ] ページで、設定を確認し、[完了] をクリックしてテンプレートを作成します。
ホストプールを作成し、そのプロビジョニングタイプをテンプレートとして設定する際に、既存のテンプレートを割り当てる必要があります。これは、ホストプールを作成または変更する際に行うことができます。また、[テンプレート] タブでホストプールにテンプレートを割り当てることもできます。
ホストプールにテンプレートを割り当てるには:
テンプレートを選択し、[タスク] > [ホストプールに割り当て] をクリックします。
[タスク] > [プールに割り当て] をクリックします。ウィザードが開きます。
[バージョン] ページで、ホストプールに割り当てるテンプレートのバージョンを選択します。
(オプション)[ホストプール] ページで、スケジュールで再作成するホストプールを選択し、[構成] ボタンをクリックします。再作成を予約するダイアログが表示されます。必要に応じてスケジュールを構成し、[次へ] をクリックします。
[完了] をクリックします。
ホストプールからテンプレートを削除するには:
テンプレートを選択し、[タスク] > [ホストプールから削除] をクリックします。
[ホストプールから削除] ダイアログが開き、選択したテンプレートを使用しているすべてのホストプールが一覧表示されます。
テンプレートを削除する 1 つまたは複数のホストプールを選択し、[OK] をクリックします。
なお、ホストプールにホストがある場合は削除されます。メッセージが表示され、削除に同意する必要があります。
1 つまたは複数のホストプールが他の管理者によってロックされている場合、メッセージが表示されます。また、後でプールのロックが解除されたときに同様の操作を再び実行する必要があります。
テンプレートの変更
既存のテンプレートを変更するには、テンプレートを右クリックして [プロパティ] を選択します。多くのプロパティは変更できますが、いくつかのプロパティは変更できません。個別のプロパティと設定については、「テンプレートの作成」の説明を参照してください。
テンプレートを削除するには、リストからテンプレートを選択し、[タスク] > [削除] をクリックします。なお、本ガイドの執筆時点で、RAS Console でテンプレートを削除すると、テンプレートと関連するホストが Microsoft Azure から完全に削除されない可能性があるという既知の問題があります。該当のオブジェクトがすべて削除されていることの確認は、Azure ポータルから実行できます。
ホストプールの設定
以下の設定を構成します。
アクティブなセッションを中断するまでの時間: ユーザーが公開済みアプリケーションを閉じた後、各セッションがバックグラウンドで接続状態を保持する時間を指定します。このオプションを使用して、サーバーへの不必要な再接続を回避します。
切断済みセッションをログオフするまでの時間: この設定では、“切断” とマークされた後、セッションのログオフにかかる時間を管理できます。
セッション準備状態のタイムアウト: セッションを確立するのに必要な最大時間を指定します。指定したタイムアウト時間内にセッションの準備ができない場合、ユーザーにはエラーメッセージが表示され、再度ログインを試みる必要があります。
URL/メールのリダイレクトを許可: ユーザーがリモートアプリケーションで URL または HTML Mailto リンクを開くと、リンクはクライアントコンピューターにリダイレクトされ、リモートホストのアプリケーションではなく、ローカルのデフォルトアプリケーション(ウェブブラウザーまたはメールクライアント)で開かれます。このオプションではリダイレクトを有効化または無効化できます。[構成] ボタンをクリックして、以下のオプションから選択します。
有効化(登録済みアプリケーションを置換) - このオプションでは、リンクのリダイレクトの代替メソッドを使用します。これにより、リモートサーバー側でデフォルトの Web ブラウザーとメールクライアントを”ダミー”アプリと置換します。これを行うことで、リンクを開く操作を中断し、クライアントコンピューターにリダイレクトできます。
Windows シェル URL 名前空間オブジェクトのサポート - シェル URL 名前空間オブジェクトをサポートするということは、Parallels RAS がシェル名前空間 API を使用する公開済みアプリケーションでの操作を中断して、リンクを開くことができるということを意味します。これは多くのアプリケーションでの標準的な動作です。シェル URL 名前領域オブジェクトのサポートを無効する機能は、Parallels RAS の旧バージョンとの互換性のために備えられています。
ドラッグ & ドロップを有効化: ドラッグ & ドロップ機能が Parallels Client 内でどのように機能するかを設定できます。[構成] をクリックして、[無効](ドラッグ & ドロップ機能なし)、[サーバーからクライアントのみ](ローカルアプリケーションへのドラッグ & ドロップのみ)、[クライアントからサーバーのみ](リモートアプリケーションへのドラッグ & ドロップのみ)、[双方向](双方向のドラッグ & ドロップ)から選択できます。
注: この文書の作成時点では、ドラッグ・ドロップ機能が利用できるのは Parallels Client for Windows および Parallels Client for Mac のみです。
2XRemoteExec がクライアントにコマンドを送信することを許可: サーバーで実行されているプロセスにより、クライアント側でのアプリケーションの展開をクライアントに指示することを許可するには、このオプションをオンにします。
RDP Shortpath を管理: RDP Shortpath を構成します。RDP Shortpath により、リモートデスクトップクライアントとセッションホスト間で UDP ベースの直接接続を確立します。直接接続することで、Azure Virtual Desktop ゲートウェイへの依存度を低下させることができます。これにより、接続の信頼性が向上し、各ユーザーセッションで利用可能な帯域幅が増加します。RDP 接続と RAS 接続に適用されます。この設定を有効にするには、セッションホストの再起動が必要です。
RDP Shortpath は 2 種類の方法で使用できます。
マネージドネットワーク: 仮想プライベートネットワーク(VPN)などのプライベート接続を使用する場合、クライアントとセッションホストとの間で直接接続が確立されます。ネットワークセキュリティの境界を越えて RDP Shortpath のリッスン先へのアクセスを許可するには、Azure ネットワークセキュリティグループを構成して UDP 受信ポート 3390 を許可する必要があります。VPN または ExpressRoute を使用するか、各セッションホストでパブリック IP アドレスを利用する必要があります。
パブリックネットワーク: パブリック接続を使用する場合、クライアントとセッションホストとの間で直接接続が確立されます。RDP Shortpath のリッスン先へのアクセス許可には、送信ポートが使用されるため、受信ポートは必要ありません。
パブリックネットワークおよびマネージドネットワーク向けの RDP Shortpath のいずれも有効な場合、優先検出アルゴリズムが動作し、当該のセッションで最初に確立された接続が使用されます。マネージドネットワーク向けに RDP Shortpath を設定した場合は、ほとんどのシナリオで RDP Shortpath が優先されます。これは、パブリックネットワーク用の RDP Shortpath のセッションの構築に時間を要するためです。
[構成] ボタンをクリックして、RDP Shortpath を有効にして構成します。
RDP Shortpath を使用: RDP Shortpath を有効にします。
デフォルトで狭いポート範囲を使用する: リモートデスクトップクライアントがセッションホストに接続するために使用できるポートの範囲を制限します。デフォルトの範囲は 49152〜65535 です。これは、パブリックネットワークの RDP Shortpath にのみ適用されます。
アプリケーションの監視を有効にする: サーバーでのアプリケーションの監視を有効または無効にします。アプリケーションのモニタリングを無効にすると、RAS Connection Broker に情報を転送しているときに、サーバーでの CPU 使用率とネットワークの使用率を減らすための WMI モニタリングが停止します。このオプションが有効な場合、収集された情報が対応する RAS レポートに表示されます。このオプションが無効な場合、このサーバーからの情報はレポートに記載されません。
ファイル転送コマンドを許可(Web および Chrome クライアント): リモートセッションでのファイル転送を有効化します。ファイル転送を有効にするには、このオプションを選択し、[構成] ボタンをクリックします。詳細については、「リモートファイル転送を構成する」を参照してください。
ドライブリダイレクトのキャッシュを有効化: リダイレクトされたドライブ上でのファイルの参照とナビゲーションをより高速にすることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。詳細については、「ドライブリダイレクトのキャッシュの説明」を参照してください。
RemoteApp を使用(ある場合): このオプションを有効にすると、シェル関連の問題でアプリが正しく表示されない場合に、リモートアプリを使用できます。この機能は、Windows 用 Parallels Client でのみサポートされています。
ユーザープロファイル
[ユーザープロファイル] タブでは、ユーザープロファイルの機能を構成できます。[RAS で管理しない](ユーザープロファイルは管理されません)または [FSlogix] から選択できます。Microsoft FSLogix プロファイルコンテナーを使用すると、パーシスタントでない環境でユーザーコンテキストを維持し、サインイン時間を最小限に抑え、互換性の問題を排除するネイティブプロファイルのユーザーエクスペリエンスを提供できるように構成されています。詳細な手順については、「ユーザープロファイル」を参照してください。
アプリケーションパッケージ
[アプリケーションパッケージ] タブでは、サイト内のシングルセッションホストで MSIX アプリケーションパッケージを追加/削除したり、その他の管理を実行したりできます。詳細な説明については、「MSIX アプリケーションパッケージの使用」内のサブセクション、「サイトのデフォルト値にパッケージを追加する」を参照してください。
最適化
[最適化] タブでは、Parallels RAS 環境で最高のパフォーマンスが得られるよう、セッションホストを最適化するための設定を指定できます。無効化、削除、または最適化の対象となる Windows コンポーネントやサービス、またその他のオプションを選択して、仮想アプリおよびデスクトップの配信の効率性と合理性を向上させ、改善することができます。詳細な手順については、「最適化」を参照してください。
RDP プリンター
[RDP プリンター] タブでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。フォーマットは、サーバーのどのバージョンと言語を使用しているかによって異なる場合があります。
[RDP プリンター名のフォーマット] ドロップダウンリストから以下のいずれかのオプションを選択し、構成したサーバーに固有の RDP プリンター名のフォーマットを設定します。
プリンター名(コンピューター名から)内のセッション番号
セッション番号(コンピューター名から)プリンター名
プリント名(リダイレクトセッション番号)
[プリンター名にセッション番号を入れない] を選択すると、プリンター名からセッション番号が削除され、セッション番号は表示されなくなります。
RAS Console で Azure Virtual Desktop コンポーネントとオブジェクトを設定すると、プロパティの一部がサイトのデフォルト値から継承されます。ダイアログまたはタブページに [デフォルト設定を継承] オプションが表示されている場合は、設定をサイトのデフォルト値から継承するか、または特定のオブジェクトにカスタム値を指定できることを意味します。
Azure Virtual Desktop のサイトのデフォルト値を表示および構成するには、[ファーム] > [サイト] に移動し、[タスクメニュー] をクリックして、次のいずれかを選択します。
AVD マルチセッションホスト: Azure Virtual Desktop の「マルチセッションホストのためのサイトのデフォルト値」を構成するためのダイアログが開きます。
AVD シングルセッションホスト: Azure Virtual Desktop の「シングルセッションホストのためのサイトのデフォルト値」を構成するためのダイアログが開きます。
各ダイアログの説明は以下の通りです。
[スケジューラー] タブでは、指定された時間に個々のホストまたはホストプールで実行されるスケジューラータスクを作成することができます。
注: スケジュールされたイベントが発生すると、影響を受けるホストは Parallels RAS で無効化され、そのステータスは“無効(スケジューラー)”または“再起動保留中(スケジューラー)”と表示されます。[ホスト] タブでホストを右クリックし、[コントロール] > [無効になっている状態をキャンセルする(スケジューラー)]、または [コントロール] > [保留中の再起動をキャンセルする(スケジューラー)] を選択することで、これらの状態をキャンセルすることができます。
ホストまたはプール内のホストを無効にするには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストを無効化] または [ホストプールを無効化] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、期間、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストがオフラインになる前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
無効時の処理: スケジュールされたタスクがトリガーされたときに現在のセッションに対して実行する処理を指定します。[無効時の処理] ドロップダウンリストから必要なオプションを選択します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
[OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
ホストまたはプール内のホストを再起動するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストを再起動] または [ホストプールを再起動] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。さらに、”ホストプールを再起動”タスクに以下のオプションを指定します。
終了: タスクを完了するまでの時間を指定します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストが再起動される前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
[ドレインモードを有効化] および [指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動] となります。これら 2 つのオプションは組み合わせて使用できます。[ドレインモードを有効化] オプションを選択すると、タスクが発生したときにホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行され、再接続されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動の時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーが再起動されます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
[OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
注: このタスクは、テンプレートベースのホストおよびホストプールにのみ適用されます。
ホストまたはプール内のホストを起動するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストを起動] または [ホストプールを起動] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
(「ホストプールを起動」タスクのみ) [オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メンバーの割合: このオプションを選択して、各プールで起動する必要のあるホストの割合が指定します。
開始するメンバーの数を指定: このオプションを選択して、各プールで起動する必要のあるホストの数を指定します。
[OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
ホストまたはプール内のホストをシャットダウンするには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストをシャットダウン] または [ホストプールをシャットダウン] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストが再起動される前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
ドレインモードを有効化および指定した時間の後にサーバーを強制的にシャットダウン: これら 2 つのオプションは組み合わせて使用できます。[ドレインモードを有効化] オプションを選択すると、タスクが発生したときにホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または指定した時間の後にサーバーを強制的にシャットダウンの時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーがシャットダウンされます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
注: このタスクは、テンプレートベースのホストおよびホストプールにのみ適用されます。
特定のホストまたはプール内のホストを再作成するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [テンプレートからホストを再作成]、または [テンプレートからホストプールを再作成] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストが再起動される前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
ドレインモードを有効化、強制的にホストを再作成するまでの時間、強制的にホストプールを再作成するまでの時間: このオプションは組み合わせて使用できます。[ドレインモードを有効化] オプションを選択すると、タスクが発生したときにホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または [強制的にホストを再作成するまでの時間]/[強制的にホストプールを再作成するまでの時間] オプションで指定した時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーが再作成されます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
[ホストを無効化] および [ホストプールを無効化] タスクでは、スケジュール済みのタスクがトリガーされる前に限りメッセージを送信できます。それで、メッセージを作成する場合に、メッセージを送信に指定するオプションに”前”のみを選択できます。必要に応じて、2 つ以上のメッセージを作成して、異なる時間間隔で送信できます。それでユーザーはタスク実行の前に、複数回通知を受け取ります。
[ホストを無効化] および [ホストプールを無効化] タスクでは、スケジュール済みのタスクがトリガーされる前または後にメッセージを送信できます。ドレインモードを有効化できるため、これらのタスクに”後”オプションを使用できます。これにより、場合によってはアクティブセッションの実行を維持できます。この時間中、複数のメッセージを送信して、アクティブユーザーに対し、作業を終了してセッションを閉じる必要があることをリマインドできます。”後”オプションを使用するには、[ドレインモードを有効化] オプションを選択する必要があります。”後”の時間間隔と [指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動] の設定は、矛盾のないように構成する必要があります。たとえば、”後”の時間が経過する前に強制再起動が発生する場合、アクティブユーザーにメッセージが表示されることはありません。
Parallels RAS に Azure Virtual Desktop をデプロイしてリソースを公開すると、Parallels Client を使用して公開したアプリケーションやデスクトップにアクセスすることができます。このトピックでは、Parallels Client の要件と、公開されたリソースへのアクセスについて詳細を説明します。
要件
Azure Virtual Desktop のアプリやデスクトップを開くための Parallels Client の要件は、以下の通りです。
Parallels Client for Windows:
Parallels Client for Windows バージョン 18 以降(ベーシックバージョンまたはフルバージョン)。
サポートされている Windows のバージョンは次の通りです。Windows 10 および Windows 11 の場合: Windows Server オペレーティングシステムはサポートされていないことに注意してください。
必要な Windows Update は次の通りです。Windows での汎用の C ランタイムの更新プログラム(KB2999226)。Microsoft Windows 10 には、デフォルトで組み込まれています。
Microsoft .NET Framework 4.6.0 以降が必要です。Microsoft Windows 10 には .NET Framework 4 が組み込まれており、デフォルトで有効になっています。
Microsoft Windows デスクトップクライアント(リモートデスクトップ(MSRDC)クライアントとも呼ばれる)がインストールされている必要があります。同クライアントは、Parallels Client から Azure Virtual Desktop リソースを起動すると自動的にダウンロードされ、インストールされます(サポートされている Windows クライアントデバイスにインストールされていない場合)。次のリンクを使用してクライアントをダウンロードすることもできます: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2068602。
注: [標準] クライアント機能セットオプションを選択し、Windows 10/Windows 11 Enterprise Virtual Desktop をデスクトップ OS として使用して、Parallels Client を実行している場合(ネスト化)、管理者は以下の記事で Microsoft が明示しているように、デバイスごとのインストールを使用して Windows Desktop クライアントをプリインストールしておく必要があります: https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/remote/remote-desktop-services/clients/windowsdesktop-admin。
Microsoft Teams サポート: Parallels RAS 19 では、Windows 10 または 11 マルチセッション、Windows 10 または 11 Enterprise を実行している Azure Virtual Desktop ホストから Parallels Client for Windows に音声とビデオをリダイレクトすることが可能になりました。Azure Virtual Desktop ホストに Microsoft Teams をインストールする方法については、https://docs.microsoft.com/en-us/azure/virtual-desktop/teams-on-avd を参照してください。
注: 高度なクライアント機能セットを使用する公開済みアプリケーションとして Microsoft Teams にアクセスする場合、ビデオフィードは利用できません。
注: このガイドの執筆時点では、他のプラットフォーム固有の Parallels Client を使用して Azure Virtual Desktop リソースを起動する機能は現在のところ利用できません。ただし、特定の OS では Parallels Web Client から実行できます(下記参照)。
Parallels Web Client:
ユーザーのマシンにインストールされている Windows、Mac、Linux オペレーティングシステム。
「Parallels Web Client とユーザーポータル」に記載されているシステム要件が必要です。
Parallels Client for Windows で Azure Virtual Desktop リソースにアクセスする
Parallels Client for Windows から Parallels RAS に接続すると、Azure Virtual Desktop リソースを含むすべての公開リソースのリストが表示され、ユーザーがアクセスできるようになります。Azure Virtual Desktop リソースは、サポートされているバージョンの Windows で実行されている Parallels Client にのみ表示されることに注意してください(上記参照)。
[クライアント機能セット] オプションが [アドバンスト] または [フォールバック機能付きアドバンスト] に設定されている場合、公開リソースを実行しているときに、RAS ユニバーサルプリントおよびスキャン、セッション事前起動、ファイルリダイレクトの高速化、ドラッグ & ドロップなどの Parallels RAS の高度な機能を使用することができます。このオプションが [標準] に設定されている場合、これらの機能は使用できません。この設定を表示および変更するには、[ファーム] > [サイト] > [設定] に移動し、[機能] タブを選択し、[クライアント機能セット] ドロップダウンリストで必要な設定を選択します。
ホストプールの設定
以下の設定を構成します。
アクティブなセッションを中断するまでの時間: ユーザーが公開済みアプリケーションを閉じた後、各セッションがバックグラウンドで接続状態を保持する時間を指定します。このオプションを使用して、サーバーへの不必要な再接続を回避します。
切断済みセッションをログオフするまでの時間: この設定では、“切断” とマークされた後、セッションのログオフにかかる時間を管理できます。
セッション準備状態のタイムアウト: セッションを確立するのに必要な最大時間を指定します。指定したタイムアウト時間内にセッションの準備ができない場合、ユーザーにはエラーメッセージが表示され、再度ログインを試みる必要があります。
URL/メールのリダイレクトを許可: ユーザーがリモートアプリケーションで URL または HTML Mailto リンクを開くと、リンクはクライアントコンピューターにリダイレクトされ、リモートホストのアプリケーションではなく、ローカルのデフォルトアプリケーション(ウェブブラウザーまたはメールクライアント)で開かれます。このオプションではリダイレクトを有効化または無効化できます。[構成] ボタンをクリックして、以下のオプションから選択します。
有効化(登録済みアプリケーションを置換) - このオプションでは、リンクのリダイレクトの代替メソッドを使用します。これにより、リモートサーバー側でデフォルトの Web ブラウザーとメールクライアントを”ダミー”アプリと置換します。これを行うことで、リンクを開く操作を中断し、クライアントコンピューターにリダイレクトできます。
Windows シェル URL 名前空間オブジェクトのサポート - シェル URL 名前空間オブジェクトをサポートするということは、Parallels RAS がシェル名前空間 API を使用する公開済みアプリケーションでの操作を中断して、リンクを開くことができるということを意味します。これは多くのアプリケーションでの標準的な動作です。シェル URL 名前領域オブジェクトのサポートを無効する機能は、Parallels RAS の旧バージョンとの互換性のために備えられています。
ドラッグ & ドロップを有効化: ドラッグ & ドロップ機能が Parallels Client 内でどのように機能するかを設定できます。[構成] をクリックして、[無効](ドラッグ & ドロップ機能なし)、[サーバーからクライアントのみ](ローカルアプリケーションへのドラッグ & ドロップのみ)、[クライアントからサーバーのみ](リモートアプリケーションへのドラッグ & ドロップのみ)、[双方向](双方向のドラッグ & ドロップ)から選択できます。
注: この文書の作成時点では、ドラッグ・ドロップ機能が利用できるのは Parallels Client for Windows および Parallels Client for Mac のみです。
2XRemoteExec がクライアントにコマンドを送信することを許可: サーバーで実行されているプロセスにより、クライアント側でのアプリケーションの展開をクライアントに指示することを許可するには、このオプションをオンにします。
RDP Shortpath を管理: RDP Shortpath を構成します。RDP Shortpath により、リモートデスクトップクライアントとセッションホスト間で UDP ベースの直接接続を確立します。直接接続することで、Azure Virtual Desktop ゲートウェイへの依存度を低下させることができます。これにより、接続の信頼性が向上し、各ユーザーセッションで利用可能な帯域幅が増加します。RDP 接続と RAS 接続に適用されます。この設定を有効にするには、セッションホストの再起動が必要です。ネットワークセキュリティの境界を越えて RDP Shortpath のリッスン先へのアクセスを許可するには、Azure ネットワークセキュリティグループを構成して UDP 受信ポート 3390 を許可する必要があります。VPN または ExpressRoute を使用するか、各セッションホストでパブリック IP アドレスを利用する必要があります。
[構成] ボタンをクリックして、RDP Shortpath を有効にして構成します。
RDP Shortpath を使用: RDP Shortpath を有効にします。
デフォルトで狭いポート範囲を使用する: リモートデスクトップクライアントがセッションホストに接続するために使用できるポートの範囲を制限します。デフォルトの範囲は 49152〜65535 です。
アプリケーションの監視を有効にする: サーバーでのアプリケーションの監視を有効または無効にします。アプリケーションのモニタリングを無効にすると、RAS Connection Broker に情報を転送しているときに、サーバーでの CPU 使用率とネットワークの使用率を減らすための WMI モニタリングが停止します。このオプションが有効な場合、収集された情報が対応する RAS レポートに表示されます。このオプションが無効な場合、このサーバーからの情報はレポートに記載されません。
ファイル転送コマンドを許可(Web および Chrome クライアント): リモートセッションでのファイル転送を有効化します。ファイル転送を有効にするには、このオプションを選択し、[構成] ボタンをクリックします。詳細については、「リモートファイル転送を構成する」を参照してください。
ドライブリダイレクトのキャッシュを有効化: リダイレクトされたドライブ上でのファイルの参照とナビゲーションをより高速にすることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。詳細については、「ドライブリダイレクトのキャッシュの説明」を参照してください。
RemoteApp を使用(ある場合): このオプションを有効にすると、シェル関連の問題でアプリが正しく表示されない場合に、リモートアプリを使用できます。この機能は、Windows 用 Parallels Client でのみサポートされています。
ユーザープロファイル
[ユーザープロファイル] タブでは、ユーザープロファイルの機能を構成できます。[RAS で管理しない](ユーザープロファイルは管理されません)または [FSlogix] から選択できます。Microsoft FSLogix プロファイルコンテナーを使用すると、パーシスタントでない環境でユーザーコンテキストを維持し、サインイン時間を最小限に抑え、互換性の問題を排除するネイティブプロファイルのユーザーエクスペリエンスを提供できるように構成されています。詳細な手順については、「ユーザープロファイル」を参照してください。
アプリケーションパッケージ
[アプリケーションパッケージ] タブでは、サイト内のマルチセッションホストで MSIX アプリケーションパッケージを追加/削除したり、その他の管理を実行したりできます。詳細な説明については、「MSIX アプリケーションパッケージの使用」内のサブセクション、「サイトのデフォルト値にパッケージを追加する」を参照してください。
最適化
[最適化] タブでは、Parallels RAS 環境で最高のパフォーマンスが得られるよう、セッションホストを最適化するための設定を指定できます。無効化、削除、または最適化の対象となる Windows コンポーネントやサービス、またその他のオプションを選択して、仮想アプリおよびデスクトップの配信の効率性と合理性を向上させ、改善することができます。詳細な手順については、「最適化」を参照してください。
RDP プリンター
[RDP プリンター] タブでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。フォーマットは、サーバーのどのバージョンと言語を使用しているかによって異なる場合があります。
[RDP プリンター名のフォーマット] ドロップダウンリストから以下のいずれかのオプションを選択し、構成したサーバーに固有の RDP プリンター名のフォーマットを設定します。
プリンター名(コンピューター名から)内のセッション番号
セッション番号(コンピューター名から)プリンター名
プリント名(リダイレクトセッション番号)
[プリンター名にセッション番号を入れない] を選択すると、プリンター名からセッション番号が削除され、セッション番号は表示されなくなります。
Azure Virtual Desktop ホストを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[ホスト] タブを選択します。
利用可能なすべてのホストプールに存在するホストのリストが表示されます。表をフィルタリングして、特定のプールのホストを表示したり、他の基準を使用してホストを表示したりすることができます。フィルタリングするには、虫眼鏡アイコンをクリックして、対象となる 1 つまたは複数の列でフィルターを指定します。
ホストに対して実行できるタスクは、[タスク] メニューからアクセスできます。タスクには、以下が含まれます。
追加: 利用可能なホストプールのいずれかにホストを追加します。後述の**「ホストの追加」**サブセクションを参照してください。
割り当て: このオプションは、個人用ホストプールのホストに対して有効です。これにより、選択したホストをユーザーに割り当てることができます。ホストがすでに他のユーザーに割り当てられている場合は、割り当てを変更するかどうかの確認を求められます。尋ねられたら、Microsoft Entra ID ユーザーを選択します。割り当ては Azure で行われるので、処理中はホストのステータスが“割り当て中”に変わります。
割り当て解除: 選択したホストからユーザーの割り当てを削除します。上記の**「割り当て」**を参照してください。このメニューオプションは、現在ユーザーが割り当てられているホストに対して有効です。処理中はホストのステータスが“割り当て解除中”に変わります。
検索: フィルタリングにより、リスト内のホストを検索することができます。
セッションを表示: フィルタリングした [セッション] タブに切り替え、選択したホストのセッションを表示します。
公開済みのリソースを表示: 選択したホストから公開されているリソースのリストを表示します。
アプリケーション情報を表示: 選択したホストに追加された MSIX アプリケーションパッケージが表示されます。
コントロール: 選択したホストのログオンの有効化または無効化、保留中の再起動のキャンセル(スケジューラーが作成)、無効になっている状態のキャンセル(スケジューラーが作成)などのコントロールオプションを設定します。詳細については、「」を参照してください。
起動、停止、リセット、再起動: 選択したホストで実行できる電源操作です。再起動操作(猶予)には 10 分間のタイムアウトがあります。この時間内に操作が完了しない場合は、リセット操作(強制)となります。[停止] を選択すると、ホストは停止され、割り当てが解除されます。
最適化の停止: ホストに最適化を適用した場合、初期の段階でキャンセルすることができます。詳細については、「」を参照してください。
ツール: リモートデスクトップ、コンピューターの管理、サービス管理、イベントビューアー、PowerShell などの標準的な RAS ツールがあります。詳しい説明については、「」を参照してください。
トラブルシューティング: Agent の状態を確認し、必要に応じて更新することができます。また、ログの管理もできます。
詳細: ホストが作成できなかった場合の詳細を表示します。このオプションを選択すると、失敗の理由といくつかの追加情報を表示するダイアログが開きます。
ライセンスタイプを変更: Azure のライセンスタイプを変更します。
再作成: ホストを再作成します。
削除: リストおよび所属するホストプールからホストを削除します。ホストプールのプロビジョニングタイプに応じて、ホスト(仮想マシン)自体を保持または削除します。テンプレートから作成されたホストは完全に削除されます。スタンドアロンホストの場合は削除されないので、仮想マシンはそのまま残ります。
更新: リストを更新します。
ホストの追加
[ホスト] タブから、ホストをホストプールに追加することができます。このためには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] をクリックします。
[ホストの追加] ダイアログで、対象のホストプールを選択します。選択したホストプールに設定されているプロビジョニングタイプに応じて、次の操作を行います。
スタンドアロン: リストから 1 つ以上のホストを選択します。また、下部のオプションを選択して、Parallels RAS によって管理されていない Azure 上に存在する他の既存ホストプールのホストを表示することもできます。
テンプレート: テンプレートからプールに追加するホストの数を指定します。
[OK] をクリックします。
Azure Virtual Desktop のデプロイを確認するには、次の操作を実行します。
[ファーム] > [サイト] > [設定] に移動し、[機能] タブを選択します。[Azure Virtual Desktop 管理の有効化] オプションが選択され、[ステータス] セクションにバージョン番号と共に 「利用可能」 と表示されていることを確認します。
[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動します。次のタブを選択し、対応するコンポーネントが正しく構成され、機能していることを確認します。
プロバイダー
ワークスペース
ホストプール
テンプレート(テンプレートを作成した場合は、このタブに表示されます)
ホスト(1 つ以上のセッションホストをリストアップする必要があります)
次のステップ