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注: 複数のサーバーで実行する Parallels RAS のインストールの場合、Microsoft SQL Server を専用サーバーにインストールすることをお勧めします。
このセクションでは、以下の内容を説明します。
オペレーティングシステム要件
Parallels RAS Reporting は、次のいずれかのバージョンの Windows Server を実行するサーバーにインストールする必要があります。
Windows Server 2022
Windows Server 2019
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
.NET Framework 3.5 および .NET Framework 4.5 以降をインストールする必要があります。
Microsoft SQL Server 要件
Parallels RAS Reporting は、次のバージョンの Microsoft SQL Server で使用できます。
Microsoft SQL Server 2019
Microsoft SQL Server 2017
Microsoft SQL Server 2016
RAS 17.1 以降では、SQL Server Reporting Services(SSRS)と SQL Server データベースエンジンを別々のホストに展開できます。
Microsoft SQL Server 2017 および 2019 の使用
Microsoft SQL Server 2017 および 2019 以降を利用することにより、データベースエンジンや SQL Server Reporting Services(SSRS)を異なるホストにインストールできます。Parallels RAS 17.1(およびそれ以降)では、この展開シナリオがサポートされています。つまり、別々のホストにインストールされた SQL Server Reporting Services と、SQL Server データベースエンジンを使用する機能が提供されています。
インストールロケーション
RAS Reporting は、SQL Server Reporting Services が実行されているのと同じサーバーにインストールする必要があります。SSRS とデータベースエンジンが異なるホストにインストールされている場合は、SSRS がインストールされている場所に、RAS Reporting をインストールする必要があります。ご注意ください。
RAS と SQL Server のバージョン互換性情報、また RAS Reporting をインストールするのに使用する必須コンポーネントの場所を次の表に示します。
Microsoft SQL Server は、名前付きのインスタンスとしてインストールする必要があります(デフォルトまたは名前がないインスタンスではありません)。これは、RAS Reporting の動作に、インスタンス名が必要だからです。インスタンス名は、Microsoft SQL Server のインストール時(またはマルチインスタンスの場合は新規に SQL Server インスタンスを作成する際)に指定することができます。詳細については、この後の**「Microsoft SQL Server のインストール」**セクションを参照してください。
RAS レポートバージョン
SSRS バージョン
SQL サーバーのバージョン
インストールロケーション
17.1、18.0、19.0
2019
2019
SSRS - RAS Reporting と同一のホスト
SQL Server - 別のホストが可能
17.1、18.0、19.0
2017
2019
SSRS - RAS Reporting と同一のホスト
SQL Server - 別のホストが可能
17.1、18.0、19.0
2017
2019
SSRS - RAS Reporting と同一のホスト
SQL Server - 別のホストが可能
17.1、18.0、19.0
2017
2017
SSRS - RAS Reporting と同一のホスト
SQL Server - 別のホストが可能
17.1、18.0、19.0
2017
2016
SSRS - RAS Reporting と同一のホスト
SQL Server - 別のホストが可能
Parallels RAS のレポートデータベースには、ユーザーについての情報が保存されています。これにはユーザーの個人情報が含まれる可能性があります。GDPR を遵守するために、Parallels RAS では、データベースからいつでもユーザーデータをクリアできる機能を提供しています。Parallels RAS Reporting Tools は、このタスクを実行するときに使用できるシンプルなアプリケーションです。このツールは、Parallels RAS をインストールすると自動的にインストールされます。
ユーザーデータをクリアするには次の手順を実行します。
Parallels RAS をインストールしたコンピューターで、C:\Program Files (x86)\Parallels\RAS Reporting
に移動します。
上述のフォルダーで、RASReportingTools アプリケーションを探して実行します。
アプリケーションが起動したら、[ユーザーデータ] フィールドにユーザー名を入力して、[ユーザーを探す] をクリックします。ユーザーが見つかった場合は、ユーザー情報が表示されます。ユーザーが見つからない場合は、RAS レポートデータベースにはそのユーザーについての情報が保存されていないということを意味します。
RAS レポートデータベースに保存されているユーザー情報を参照するには、[完全なユーザー情報を表示] ボタンをクリックします。これによって、ウェブブラウザーに [完全なユーザー情報] レポートが開きます(このレポートは、RAS コンソールの [報告] カテゴリでも利用できます)。レポートを調べて、任意のユーザー情報が GDPR の要件に従っていることを確認します。
ユーザーデータをクリアするには、Parallels RAS Reporting Tool アプリに戻り、[ユーザーデータのクリア] ボタンをクリックします。メッセージが表示されたら、データのクリアを確定します。
Parallels RAS のレポートを表示するには、RAS Console で [報告] カテゴリーを選択します。レポート情報は以下のように表示されます:
中央ペインには、利用できるレポートのリストが表示されます。完全なリストについては、下の**「定義済みのレポート」**サブセクションを参照してください。青い”フォルダー”アイコン(リストの最上部)では、タイプ別にレポートをグループ化したり、フラットなリストとしてすべてのレポートを表示したりできます。”更新”アイコンでは、レポートリストをデータベースから取得して、レポートリストを更新します(この機能は、レポート機能を有効または無効にするときやカスタムレポート(リストに自動表示されません)を追加するときに便利です)。
初めて [報告] カテゴリーを開くときに、右ペインには [情報] タブページのみが表示されます。ここに、Parallels RAS Reporting がアクティブかどうかが表示されます。そうでない場合は、インストールされていて有効になっているかどうかを確認する必要があります。
[タスク] ドロップダウンリスト(RAS Console の右上)の先頭にある青い”正方形”アイコンを使用すると、レポートインターフェイスがフルスクリーンで表示されます。[タスク] ドロップダウンリストでは、次のアクションを実行できます: [複製](レポートタブを複製する)、[フルスクリーン](オン/オフ)、さまざまな [レポートを閉じる] オプション、[委任の許可](レポートを表示する権限を、これらの権限を持っていない上級管理者やカスタム管理者など、他の RAS 管理者に付与することができます)。
レポートを実行するには、中央ペインをダブルクリックします。右ペインのタブページ内にレポートが開きます。
ほとんどの事前定義レポートにコントロールが含まれており、これを使用すると、[開始日] / [終了日]、[並べ替え]、[並べ替える]、[チャートタイプ]、[サーバー名] などを操作できます。その他はレポートタイプによります。このコントロールのいずれかの値を変更するときは、[レポートを表示] ボタンをクリックして新しい値/オプションを適用し、レポートを再実行します。
メインのレポート領域(データがグラフ、テキスト、数字で表示されている下の部分)には、メニューバーとアイコンが含まれます。これらを使用して、倍率の変更、レポートページの一覧表示(複数含まれる場合)、テキストの検索、レポートのファイルへの保存、レポートの印刷、レポートの利用可能な任意の形式(Word、Excel、PowerPoint、PDF)またはデータフィードへのエクスポートを実行することができます。
注: レポートを最初に表示するときに、信頼できるウェブサイトとして https://<サーバーのドメイン/ IP> を追加するように要求される場合があります。これは、Parallels RAS マシンの Internet Explorer セキュリティ強化の構成に基づいて表示されます。
Parallels RAS Reporting には、定義済みのレポートが多数あり、次のグループに分けられます。
ユーザーレポート: このグループには、エンドユーザーが Parallels RAS をどのように使用しているかについてのレポートが含まれます。
すべてのユーザーのセッションアクティビティ - システム内のすべてのユーザーが生成したすべてのセッションが示されます。このレポートには各セッションについての情報が表示され、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間、合計時間などが含まれます。ユーザーは、ユーザー名と IP アドレスで識別されます。Secure Gateway の情報も記載されています。
ユーザーのセッションアクティビティ - 1 人のユーザーが生成したすべてのセッションが示されます。このレポートには各セッションについての情報が表示され、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間、合計時間などが含まれます。
ユーザーのアプリケーション使用状況 - 使用回数や合計時間を含む、指定したユーザーが使用したアプリケーションが表示されます。
ユーザーのデバイス使用状況 - ユーザーが使用しているデバイスの情報が表示されます。このレポートには、デバイスベンダー、デバイスモデル、合計使用時間などの情報が含まれます。
ユーザーのオペレーティングシステム使用状況 - 指定したユーザーが使用しているオペレーティングシステムが表示されます。
完全なユーザー情報 - 指定したユーザーについての詳細な情報が表示されます。
ユーザーグループレポート: これらのレポートには、ユーザーグループが Parallels RAS をどのように使用しているかに関する情報が表示されます。
すべてのグループのセッションアクティビティ - システム内のすべてのグループが生成したすべてのセッションが表示されます。このレポートには、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます。
グループのセッションアクティビティ - システム内のグループが生成したすべてのセッションが表示されます。このレポートには、グループ内の各ユーザーが生成した各セッションの情報が表示され、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間、合計時間が含まれます。
グループのアプリケーション使用状況 - 使用回数や合計時間を含む、指定したグループが使用したアプリケーションが表示されます。
グループのデバイス使用状況 - 指定したグループのメンバーとしてユーザーが使用したデバイスの情報が表示されます。このレポートには、デバイスベンダー、モデル、合計使用時間が含まれます。
グループのクライアントオペレーティングシステム使用状況 - 特定のグループのメンバーが使用したクライアントオペレーティングシステムが表示されます。
デバイスレポート: このグループには、Parallels RAS に接続しているデバイスに関するレポートが含まれます。
使用したデバイス - システムを使用しているすべてのデバイスが表示されます。このレポートには、デバイスの製造元、モデル、デバイスで開かれたセッション数が含まれます。
使用したクライアントオペレーティングシステム - システムを使用しているデバイスと、対応するオペレーティングシステムが表示されます。
使用した Parallels Client バージョン - デバイスモデルについての情報、使用した Parallels Client バージョン、セッション情報が表示されます。
サーバーアクティビティレポート: このグループには、Parallels RAS サーバーコンポーネントのアクティビティに関するレポートが含まれます。
RD セッションホストのセッションアクティビティ - 特定の RD セッションホストにおけるユーザーのセッションアクティビティが表示されます。レポートには、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます。
VDI プロバイダーのセッションアクティビティ - 特定のプロバイダーにおけるユーザーのセッションアクティビティが表示されます。レポートには、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます(スタンドアロンの Hyper-V および VMware ESXi のみ)。
AVD プロバイダーのセッションアクティビティ - 特定の AVD プロバイダーにおけるユーザーのセッションアクティビティが表示されます。レポートには、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます。
RD セッションホストのセッションアクティビティ - 特定の RD セッションホストにおけるユーザーのセッションアクティビティが表示されます。レポートには、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます。
VDI ホストプールのセッションアクティビティ - 特定の VDI ホストプールにおけるユーザーのセッションアクティビティが表示されます。レポートには、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます。
AVD ホストプールのセッションアクティビティ - 特定の AVD ホストプールにおけるユーザーのセッションアクティビティが表示されます。レポートには、開始時間、終了時間、アクティブ時間、アイドル時間、非接続時間が含まれます。
ゲートウェイでトンネリングされたセッション - 指定したゲートウェイでトンネリングされたセッションの情報を表示します。
サーバー健全性レポート: このグループには、Parallels RAS の各コンポーネントのサーバー CPU および RAM 使用量に関するレポートが含まれます。
RD セッションホストの正常性 - ファーム内の指定したサーバーの CPU および RAM の使用率が表示されます。
プロバイダーの正常性(サーバー別) - ファーム内の指定したプロバイダーの CPU および RAM の使用率が表示されます。
リモート PC の正常性 - ファーム内の指定したリモート PC の CPU および RAM の使用率が表示されます。
ゲートウェイの正常性 - ファーム内の指定したゲートウェイの CPU および RAM の使用率が表示されます。
Connection Broker の正常性 - ファーム内の指定した Connection Broker の CPU および RAM の使用率が表示されます。
登録サーバーの正常性 - ファーム内の指定した登録サーバーの CPU および RAM の使用率が表示されます。
アプリケーションレポート: アプリケーションに関連するレポートです。
すべてのアプリケーションのアクティビティ - システム内で使用されたアプリケーションに関する情報が提供されます。レポートにはアプリケーション名、使用回数、合計使用時間などの情報が含まれます。レポートを表示するときは、必要に応じて、[すべてのアプリケーション] または [RAS 公開済みのアプリケーション] を選択してください。後者のオプションを選択している場合、レポートには公開されていないアプリケーションや複製は含まれません。
アプリケーションのアクティビティ - 指定された期間中における個別ユーザーによるアプリケーションの使用状況を示します。各セッションの開始時間、終了時間、合計時間が表示されます。他にも、ホストサーバー名やセッション ID などの情報も表示されます。
ログオン期間のレポート: ユーザーのログオン時間に関する詳細情報を示すレポートです。また、接続時間、認証時間、RAS ポリシー検索時間、ホスト準備時間、グループポリシーロード時間、デスクトップロード時間に関する情報も表示されます。
すべてのユーザーのログオン時間 - 各サーバーにおけるすべてのユーザーの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
ユーザーのログオン時間 - 各サーバーにおける特定のユーザーの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
RD セッションホストのログオン時間 - 指定した RD セッションホストにおける、各ユーザーの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
VDI プロバイダーのログオン時間 - 特定のプロバイダーにおける各ユーザーの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
AVD プロバイダーのログオン時間 - 各ユーザーの特定の AVD プロバイダーでの最小、最大、平均ログオン時間を示します。またレポートには、接続時間、認証時間、RAS ポリシー検索時間、ホスト準備時間、グループポリシーロード時間、デスクトップロード時間に関する情報も示されます。
RD セッションホストプールのログオン時間 - 指定した RD セッションホストプールにおける、各ユーザーの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
VDI ホストプールのログオン時間 - 各ユーザーの特定の VDI ホストプールでの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
AVD ホストプールのログオン時間 - 各ユーザーの特定の AVD ホストプールでの最小、最大、平均ログオン時間を示します。
UX エバリュエーターのレポート: UX エバリュエーターに関するレポートで、クライアント側の最初の手順(ユーザーのアクション)から最後の手順(レスポンスの画像表示)までの時間間隔を測定したものです。
すべてのユーザーの UX エバリュエーター - 各サーバーのすべてのユーザーに対応する UX エバリュエーターを表示します。
ユーザーの UX エバリュエーター - 各サーバーの特定のユーザーに対応する UX エバリュエーターを表示します。
RD セッションホストの UX エバリュエーター - 各ユーザーの指定された RD セッションホストに対応する UX エバリュエーターを表示します。
VDI プロバイダーの UX エバリュエーター - 各ユーザーの特定のプロバイダーに対応する UX エバリュエーターを表示します。
AVD プロバイダーの UX エバリュエーター - 各ユーザーの特定の AVD プロバイダーに対応する UX エバリュエーターを表示します。
RD セッションホストの UX エバリュエーター - 各ユーザーの指定された RD セッションホストプールに対応する UX エバリュエーターを表示します。
VDI ホストプールの UX エバリュエーター - 各ユーザーの特定の VDI ホストプールに対応する UX エバリュエーターを表示します。
AVD ホストプールの UX エバリュエーター - 各ユーザーの特定の AVD ホストプールに対応する UX エバリュエーターを表示します。
転送プロトコルのレポート: セッション中における各転送プロトコルの使用時間を表示します。
すべてのユーザーの転送プロトコル - すべてのユーザーの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
ユーザーの転送プロトコル - 特定のユーザーの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
RD セッションホストの転送プロトコル - 特定の RD セッションホストの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
VDI プロバイダーの転送プロトコル - 特定の VDI プロバイダーの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
AVD プロバイダーの転送プロトコル - 特定の AVD プロバイダーの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
RD セッションホストプールの転送プロトコル - 特定の RD セッションホストプールの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
VDI ホストプールの転送プロトコル - 特定の VDI ホストプールの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
AVD ホストプールの転送プロトコル - 特定の AVD ホストプールの転送プロトコル使用に関する情報を表示します。
接続品質レポート: 接続品質に関する情報を示すレポートです。
すべてのユーザーの接続品質 - すべてのユーザーの接続品質に関する情報を表示します。
ユーザーの接続品質 - 特定のユーザーの接続品質に関する情報を表示します。
RD セッションホストの接続品質 - 特定の RD セッションホストの接続品質に関する情報を表示します。
VDI プロバイダーの接続品質 - 特定の VDI プロバイダーの接続品質に関する情報を表示します。
AVD プロバイダーの接続品質 - 特定の AVD プロバイダーの接続品質に関する情報を表示します。
RD セッションホストプールの接続品質 - 特定の RD セッションホストプールの接続品質に関する情報を表示します。
VDI ホストプールの接続品質 - 特定の VDI ホストプールの接続品質に関する情報を表示します。
AVD ホストプールの接続品質 - 特定の AVD ホストプールの接続品質に関する情報を表示します。
レイテンシーに関するレポート: レイテンシーに関する情報を示すレポートです。
すべてのユーザーのレイテンシー - すべてのユーザーのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
ユーザーのレイテンシー - 特定のユーザーのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
RD セッションホストのレイテンシー - 特定の RD セッションホストのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
VDI プロバイダーのレイテンシー - 特定の VDI プロバイダーのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
AVD プロバイダーのレイテンシー - 特定の AVD プロバイダーのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
RD セッションホストプールのレイテンシー - 特定の RD セッションホストプールのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
VDI ホストプールのレイテンシー - 特定の VDI ホストプールのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
AVD ホストプールのレイテンシー - 特定の AVD ホストプールのセッションレイテンシーに関する情報を表示します。
帯域幅の可用性レポート: 帯域幅の可用性に関する情報を示すレポートです。
すべてのユーザーの帯域幅可用性 - すべてのユーザーの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
ユーザーの帯域幅可用性 - 特定のユーザーの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
RD セッションホストの帯域幅可用性 - 特定の RD セッションホストの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
VDI プロバイダーの帯域幅可用性 - 特定の VDI プロバイダーの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
AVD プロバイダーの帯域幅可用性 - 特定の AVD プロバイダーの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
RD セッションホストプールの帯域幅可用性 - 特定の RD セッションホストプールの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
VDI ホストプールの帯域幅可用性 - 特定の VDI ホストプールの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
AVD ホストプールの帯域幅可用性 - 特定の AVD ホストプールの帯域幅可用性に関する情報を表示します。
セッション中断レポート: 最も多い切断理由と再接続回数を示すレポートです。
すべてのユーザーのセッション切断 - 全ユーザーの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
ユーザーのセッション切断 - 指定されたユーザーの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
RD セッションホストのセッション切断 - 指定された RD セッションホストの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
VDI プロバイダーのセッション切断 - 指定された VDI プロバイダーの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
AVD プロバイダーのセッション切断 - 指定された AVD プロバイダーの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
RD セッションホストプールのセッション切断 - 指定された RD セッションホストプールの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
VDI ホストプールのセッション切断 - 指定されたプロバイダーの上位の切断理由と再接続回数を表示します。
SQL Server インスタンス(SQL Server 2016 以前)をインストールするには:
Microsoft SQL Server のインストールプログラムを実行し、[カスタム] インストールを選択します。必要なファイルがコンピューターにダウンロードされるのを待ちます。
ファイルのダウンロードが完了すると、SQL Server インストールセンターウィンドウが開きます。
[インストール] ページで、[新規の SQL Server をスタンドアロンインストールするか既存のインストールに機能を追加する] を選択します。
[次へ] をクリックし、画面の指示に従って [機能選択] ページに移動します。
[機能選択] ページで、少なくとも以下の SQL Server 機能がインストール用に選択されていることを確認します。
データベースエンジンサービス
レポート作成サービス ? ネイティブ
[次へ] をクリックします。
[インスタンスの構成] ページで、[名前付きインスタンス] オプションを選択し、インスタンス名を入力します。インスタンスの名前を付ける際には、以下のオプションがあります:
Parallels RAS Reporting が使用するデフォルトのインスタンス名である”RASREPORTING”を入力する。この名前を使用すると、後から RAS Console で RAS Reporting をインストールおよび構成する際に指定する必要がなくなります。これは推奨オプションです。
別の名前を使用することもできますが、RAS Reporting をインストールして構成する際には、この名前を使用する必要があります。RAS Reporting のインストール手順(本章で後述)には、インスタンス名を指定しなければならない場所が示されているので、手順通りに進めれば見落とすことはありません。なお、インスタンス名には、ダッシュやドットなどの文字は使用できません。
インスタンス名を入力したら、[インスタンス ID] フィールドにもその名前が設定されていることを確認してください。
[次へ] をクリックして、[データベースエンジンの構成] ページに進みます。
[データベースエンジンの構成] ページで、[サーバー構成] タブを選択し、以下のユーザーを SQL Server の管理者リストに追加します。
ローカル管理者(例: Administrator)
AD 管理者(ローカルサーバーで Parallels RAS Reporting をテストするだけの場合は、このアカウントを除外することができます)。
SYSTEM([追加] をクリックしてから、”SYSTEM”と入力し、[名前の確認] をクリックして [OK] をクリックすると、アカウントが”NT AUTHORITY\SYSTEM”としてリストに表示されます)。
残りのページでは、デフォルト設定を変更せずにウィザードを完了します。
SQL Server のインストールが完了するのを待ちます。[完了] ページで、インストールが成功したことを確認し、ウィザードを終了します。
SQL Server 管理ツールのインストール
また、SQL Server 管理ツール、特に SQL Server Management Studio をインストールする必要があります。これは RAS Reporting で必須とされるツールではありませんが、利便性があり、SQL Server の管理ツールとしては欠かせないものです。これまで SQL Server Management Studio を使用したことがなく、必要かどうかわからない場合は、インストールしておくことをお勧めします。これにより、たとえば、RAS Reporting データベースのテーブル、制約、ストアドプロシージャを表示することができます。また RAS Reporting データベース設計の理解を深めることができます。インストール用のリンクは、SQL Server インストールセンターウィンドウに表示されます。
Microsoft SQL Server 2016 以前のバージョンを構成
Microsoft SQL Server 2016 以前のバージョンを使用する場合、次の手順を実行してリモート接続向けの構成を実行する必要があります。
Microsoft SQL Server Management Studio を開きます。
サーバーを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
[接続] に移動し、[リモートを許可する] を選択します。
SQL Server 構成マネージャーを開き、RAS Reporting の**[SQL Server ネットワーク構成]** > [プロトコル] へ進みます。
[TCP/IP] を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
[有効] プロパティが [はい] に設定されていることを確認します。
[IP アドレス] タブを選択して、[IPALL] セクションに移動します。[TCP 動的ポート] フィールドを空にして、[TCP ポート] フィールドを”1433”に設定します。
SQL Server を再起動します。これを実行するには、SQL Server の構成マネージャーで SQL Server サービスを右クリックして、[再起動] を選択します。
再起動後、SQL Server の構成マネージャーで [SQL Server ブラウザー] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[サービス] タブを選択して、[起動モード] プロパティを [自動] に設定します。
SQL Server ブラウザーを起動します。
Microsoft SQL Server レポートサービスの構成
Microsoft SQL Server レポートサービスを設定するには、次の手順を実行します。
レポートサービス構成マネージャーを実行します([スタート] > [アプリ] > [Microsoft SQL Server 2016] > [レポートサービス構成マネージャー])。
[レポートサービス構成接続] ダイアログが開いたら、次の手順を実行します。
[サーバー名] フィールドに、SQL Server インスタンスをホストしているサーバーの名前が入力されていることを確認します。
[レポートサーバーインスタンス] フィールドに、先に作成した SQL Server インスタンス名が入力されていることを確認します。デフォルトの Parallels RAS 名を使用した場合は、このフィールドに”RASREPORTING”と表示されます。別のインスタンス名を使用した場合は、その名前を選択してください。
[接続] をクリックします。接続に成功すると、[レポートサービス構成マネージャー] ウィンドウが開きます。
左側ペインでウェブサービス URL カテゴリー(ウェブポータル URL とは異なります)を選択し、右側ペインで以下のプロパティを設定します。
仮想ディレクトリ: ディレクトリ名が”ReportServer_RASREPORTING”になっていることを確認します。SQL Server インスタンスに別の名前を使用している場合は、”RASREPORTING”の部分に、その名前が表示されるはずです。
TCP ポート: ポート番号を 8085 に設定します。
[適用] ボタンをクリックして、設定を適用します。
左側ペインでウェブポータル URL カテゴリーを選択し、次の手順を実行します。
[仮想ディレクトリ] フィールドが”Reports_<InstanceName>”に設定されていることを確認します。”InstanceName”は SQL Server インスタンスの名前です。デフォルトの Parallels RAS 名は”Reports_RASREPORTING”となります。
[URL] フィールドを調べます。サーバー名の後のポート番号が 8085 になっていることを確認してください。そうでない場合は、[詳細] ボタンをクリックして、ポート番号を変更してください。
[ウェブポータル URL] ページで URL をクリックして、レポートサービスウェブポータルにアクセスできることを確認します。これにより、ウェブブラウザーで SQL Server レポートサービスのホームページが表示されます。
[終了] をクリックしてレポートサービス構成マネージャーを終了します。
SQL Server 2017 および 2019 以降を利用することにより、データベースエンジンや SQL Server Reporting Services(SSRS)を個別のホストにインストールできます。Parallels RAS 17.1(およびそれ以降)では、この展開シナリオがサポートされています。つまり、別々のホストにインストールされた SQL Server Reporting Services と、SQL Server データベースエンジンを使用する機能が提供されています。
Parallels RAS Reporting Services と SQL Server 2019 および Microsoft SSRS 2019 をインストールして構成する方法の詳細な手順については、次の Parallels ナレッジベースの記事をお読みください。
Microsoft SQL Server 2017 および 2019 単一のサーバーのインストール: https://kb.parallels.com/125164。
Microsoft SQL Server 2017 および 2019 複数のサーバーのインストール: https://kb.parallels.com/125156。
Parallels RAS Reporting をインストールするには:
Microsoft SQL Server Reporting Services がインストールされているサーバーにログインします。使用しているアカウントに管理者特権(AD)が付与されていることを確認してください。
注: 前述したように SQL Server 2017 以降を利用することにより、SQL Server データベースエンジンや SQL Server Reporting Services(SSRS)を異なるホストにインストールできます。SSRS をインストールしたサーバーにログインする必要があります。
Parallels RAS Reporting の最新バージョンを https://www.parallels.com/products/ras/download/links/ からダウンロードします。
ダウンロードしたら、RASReporting-xxx.msi
ファイルをダブルクリックして、インストールウィザードを実行します。
画面の指示に従って、**「データベース接続」**のページに進みます。SQL Server データベースエンジンのロケーションを指定する:
ロケーション: SQL Server データベースエンジンと SSRS をローカルサーバーにインストールしている場合、[ローカルホスト] を選択します。SQL Server が異なるサーバーにインストールされている場合、[リモート] を選択して、サーバー接続のプロパティを指定します(以下を参照)。
サーバー: [リモート] を選択する場合、SQL Server がインストールされたサーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。
ユーザー名: SQL Server にログインするためのユーザー名を指定します。
パスワード: パスワードを指定します。
同じページで SQL Server のインスタンス名を指定します。デフォルトのインスタンス名は RASREPORTING です。別のインスタンスを使用したくない場合は、このページでインスタンスを指定できます。インスタンスが存在しない場合は、最初に作成する必要があります。
[次へ] をクリックします。
[レポートユーザーの表示] ページでは、RAS レポートデータベースへのアクセス権限を付与する Active Directory ユーザーを指定する必要があります。デフォルトのユーザーは”rasreportingview”です(なお、ここで使用する前に、Active Directory でユーザーを作成する必要があります)。必要に応じて別の Active Directory ユーザーを指定することもできますが、レポートを表示する前に RAS Console のレポート設定を変更する必要があります(この変更については、本章の後半で RAS のレポート設定について扱う際に説明します)。
[次へ] をクリックして Parallels RAS Reporting をインストールします。
RAS Console での RAS Reporting の構成
Parallels RAS Reporting を構成するには:
Parallels RAS Console にログインします。
[管理] カテゴリーを選択し、右ペインの [報告] タブをクリックします。
[報告] タブで、[RAS Reporting を有効化] オプションを選択します。
[サーバー] フィールドでは、SQL Server インスタンスをホストするサーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。[ポート] フィールドの値は、RAS Connection Broker からのデータ受信サービスに使用されます。デフォルトのポートは 30008 です。
以下のいずれかのユーザーログインオプションを指定します:
ユーザーにログイン情報の入力を求める - このオプションを選択すると、Parallels RAS Console のユーザーは、レポートを実行する前に認証情報を入力するよう求められます。
次の資格情報を使用 - このオプションが選択された場合、指定されたユーザー名とパスワードが使用されます。デフォルト(ビルトイン)のユーザー名は RASREPORTINGVIEW です。RAS Reporting をインストールしたときに別のユーザーを指定した場合は、ユーザーの認証情報をここで指定します。
データベース接続をテストするには、[接続をテスト] ボタンをクリックします。
詳細設定を構成する
これらの設定は任意です。必要に応じて設定してください。
詳細設定にアクセスするには:
[管理] > [報告] タブページで、[追跡設定] ボタンをクリックします。[詳細設定] ダイアログが開きます。
[セッション情報] セクションで、次のオプションを指定します。
追跡を有効化:セッションデータを記録します(サーバーレポート以外のすべてのレポートに影響します)。
情報を次の期間保持:どのくらいの期間、情報をデータベースに保存するかを選択します。
[サーバーカウンター情報] セクションで、以下を指定します。
追跡を有効化:選択すると、サーバーカウンターのデータを記録します(サーバーレポートのみに影響します)。
情報を次の期間保持:どのくらいの期間、情報をデータベースに保存するかを選択します。
変更が次の数字よりも多い場合に CPU/メモリカウンターを追跡(%):この 2 つのオプションを使って、データの記録に必要な CPU とメモリーの最小使用量を設定します。
[カスタムレポート] セクションを使用して、Parallels RAS Console のカスタムレポートを有効化できます。[カスタムレポートを有効化] オプションを選択して、カスタムレポートが保存されるフォルダー名を指定します(またはデフォルト名の”カスタムレポート”を使用します)。これは SQL Server Reporting Services 側に配置された仮想フォルダーであることに注意してください。このため従来のようにパスではなく、名前を指定する必要があります。レポートが含まれる他の定義済みフォルダーとともに、[レポート] カテゴリ内の Parallels RAS Console のフォルダーが表示されます。