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パーシスタントリモート PC とは、特定のユーザーに割り当てられた PC のことです。PC を割り当てると、他のユーザーはその PC に接続できません。
リモート PC をパーシスタントの状態にするには、2 つの方法があります。
公開ウィザードを使用してプール内のリモート PC からリソース(アプリケーションやデスクトップなど)を公開するときに、[バーチャルゲストの設定] セクションで [パーシスタント] オプションを選択できます。そうすると、その公開済みのリソースを最初に開いたユーザーにプール内のリモート PC が割り当てられます。詳細については、**「プール内のリモート PC からの公開」**を参照してください。
手作業でリモート PC をユーザーに割り当てることもできます。そのためには、[ファーム] > <サイト> > [VDI] に移動し、[デスクトップ] タブを選択し、リストからリモート PC を選択して [タスク] > [割り当て] をクリックします。表示されるダイアログで、ターゲットユーザーを指定します。
リモート PC からパーシスタント設定を解除するには、[デスクトップ] タブでその PC を選択し、[タスク] > [割り当て解除] をクリックします。
リモート PC プールは、スタンドアロンの(可能ならドメインに参加した)PC のプールを作成するための Parallels RAS の機能です。そのプールを特定のユーザーに割り当てることも可能です。リモート PC プール機能は RAS VDI に統合されていて、ホストプールを処理するインフラストラクチャを利用できるようになっています。
リモート PC は、Parallels RAS で公開したリソースをホストするのに使用できるスタンドアロンマシンです(物理マシンまたは仮想マシン)。リモート PC の管理には、Parallels RAS Console の [ファーム] > <サイト> > [リモート PC] セクションを使用します。「リモート PC**」**の章で、この機能を詳しく取り上げています。ここで取り上げるリモート PC プールは、スタンドアロンのリモート PC とは動作も操作方法も異なっています。リモート PC プールの管理には、RAS Console の [ファーム] > <サイト> > [VDI] セクションを使用します。
注: リモート PC プールでリモート PC を管理するには、リモート PC に RAS Guest Agent をインストールする必要があります。詳細については、「RAS Guest Agent のインストールオプション」を参照してください。
PC をプロバイダーに割り当てたら、以下の手順でその PC をリモート PC プールに追加できます。
[ファーム] > <サイト> > [VDI] で [プール] タブを選択します。
新しいプールを追加するために、[プール] ペインで [タスク] > [追加] をクリックします。
作成したプールを選択してから、[メンバー] ペインで [タスク] > [追加] をクリックし、以下のいずれかを選択します。
ホスト内の全ホスト: プロバイダーに割り当てられているすべてのリモート PC を追加します。このオプションをクリックすると、プロバイダーを選択するためのダイアログが表示されます。ホストを選択して、[OK] をクリックします。
ホスト: 個別のリモート PC を追加します。表示されるダイアログで、対象のリモート PC を選択し、[OK] をクリックします。リモート PC で RAS Guest Agent をアップグレードするかどうかを確認するためのダイアログが表示されることもあります(プールで PC を管理するには、この Agent が必要です)。[OK] をクリックして、Agent をアップグレード(またはインストール)してください。後から 1 つ以上の PC で RAS Guest Agent をアップグレードすることも可能です。その場合は、「RAS Guest Agent のインストールオプション」を参照してください。
1 つ以上のリモート PC をプールに追加すると、その PC が [プール管理] タブと [デスクトップ] タブに表示されます。
ヒント: メンテナンスのためにプールを無効にする必要がある場合は、プール名の前にあるチェックボックスをクリアしてそのプールを無効にできます。
プロバイダーにリモート PC を追加するには、2 種類の方法があります。
「VDI ホストの追加」の説明に従ってプロバイダーを追加する際のウィザード
このセクションで説明したように、プロバイダーを作成した後に利用します。
プロバイダーの作成後に、リモート PC を追加するには、次の操作を実行します。
作成したプロバイダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[リモート PC] タブを選択します。
「VDI ホストの追加」の手順 9 と 10 に従って、リモート PC を追加します。
RAS Console でリモート PC プールをセットアップするには、まず [リモート PC] タイプのプロバイダーを追加する必要があります。これは、リモート PC プールの作成と管理のために存在する特殊なタイプです。実際のプロバイダーではないので、ハイパーバイザーをインストールする必要はありません。既存の VDI 機能を使用してコンピュータープールを作成して管理するだけです。このタイプのプロバイダーを追加すると、実際のプロバイダーのように管理できます。ただし、テンプレートの作成ができないことや、その他の VDI(ハイパーバイザー)固有の機能が使用できないことなど、いくらかの制限があります。
リモート PC タイプのプロバイダーを追加する手順は以下の通りです。
[ファーム] > <Site> > [プロバイダー] に移動します。
[プロバイダー] タブで、[タスク] > [追加] をクリックします。
次のいずれかを選択します。
リモート PC(動的): この方法の場合は、Active Directory の情報を使用して PC を割り当てます。この場合に必要な操作は、ホストに割り当てるコンピューターアカウントが入っている組織単位(OU)を指定することだけです。
リモート PC(静的): この方法の場合は、リモート PC の FQDN または IP アドレスを(1 つずつ)入力するか、CSV ファイルからリストをインポートすることによって、リモート PC をプロバイダーに割り当てます。
ウィザードが開いたら、以下を指定します。
名称: プロバイダーの名前です。
説明: プロバイダーの説明です。
アドレス: リモート PC プールを管理するサーバーの FQDN または IP アドレスです。これは、RAS Provider Agent がインストールされているサーバーでなければなりません。RAS Connection Broker サーバーを使用することも可能です。RAS Provider Agent が組み込まれているからです。しかし、専用の RAS Provider Agent を実行するサーバーならどれでも構いません。
ユーザー名: UPN 形式のアカウント名です(たとえば administrator@domain.local
)。このアカウントは、以前指定した、サーバー管理者権限を付与されているドメインユーザーアカウントである必要があります。静的 PC 割り当て(下記を参照)を使用する場合に限り、ローカル Windows アカウントを使用することも可能ですが、いくらかの制限があります。ドメインアカウントの使用をお勧めします。
パスワード: アカウントのパスワードと説明(オプション)です。
[認証情報を管理する] ボタンをクリックして、RAS Agent の展開に使用するアカウントを指定します。
[詳細設定] リンクをクリックして、[プロバイダー詳細設定] ダイアログを開きます。このダイアログでは、次のオプションを選択できます。
専用 Provider Agent の使用: RAS Provider Agent を自分でインストールする(またはインストールした)場合は、このオプションを選択します。組み込み RAS Provider Agentを使用する場合はオプションをクリアします。
Agent アドレス: 上にあるオプションを選択すると、このオプションが有効になります。RAS Provider Agent がインストールされている(またはこれからインストールされる)サーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。物理ボックスまたは仮想マシンのいずれかを指定できます。
任意の Connection Broker: このプロバイダーの推奨 Agent にする RAS Connection Broker を選択します。詳細については、「VDI の高可用性の実現」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
ウィザードには新しいプロバイダーが表示され、RAS Provider Agent のステータスも確認できます。問題がなければ、[次へ] をクリックします。
手順 3 で [リモート PC(動的] を選択した場合、以下を指定します。
ターゲット OU: ホストに割り当てるコンピューターアカウントが入っている組織単位(OU)を指定します。[...] ボタンをクリックして Active Directory を参照することも可能です。なお、1 回の AD/OU 検索で、最大 1000 台のリモート PC を検索することができます。
注: 動的な割り当てを選択する場合は、ドメインに参加している PC をリモート PC にする必要があります。そのような PC をローカル Windows ユーザーアカウントで管理することはできません。
動的な割り当てを選択する場合は、各 PC に RAS Guest Agent をインストールすることも可能です。そのためには、RAS Guest Agent を展開するためのスクリプトを組み込んだグループポリシーを組織単位に追加します。そのようなスクリプトの例を以下に示します。
msiexec /i RASInstaller-<version & build>.msi ADDLOCAL=F_GuestAgent /qn+ /norestart
その他の Agent のインストールオプションについては、「RAS Guest Agent のインストールオプション」を参照してください。
サブネットマスク: リモート PC の IP アドレスから有線ブロードキャストアドレスを算出する際に使用するサブネットマスクです。Wake on LAN マジックパケットの指向性ブロードキャストの送信に使用されます。
手順 3 で [リモート PC(静的)] を選択した場合、以下のいずれかを実行します。
[タスク] > [追加] をクリックし、追加する PC の FQDN または IP アドレスを入力します。[...] ボタンをクリックして検索することも可能です。次に、リモート PC の IP アドレスから有線ブロードキャストアドレスを算出する際に使用するサブネットマスクを指定します。Wake on LAN マジックパケットの指向性ブロードキャストの送信に使用されます。次に、追加するコンピューターの MAC アドレスを入力します。すべてのフィールドが必須です。
[タスク] > [CSV ファイルからインポート] をクリックし、コンピューターのリストが入っている CSV ファイルを選択します。CSV ファイルには次の 2 つの列が必要です。(1)FQDN または IP アドレス、(2)MAC アドレス。どちらの列も必須であり、有効な値が入っていなければなりません。
Parallels RAS 18(およびそれ以降)は、プロバイダーあたり最大 1000 台のリモート PC をサポートします。
注: ドメインに参加している PC をリモート PC として使用する方が、管理がしやすくなります。ここで説明している静的な割り当てを選択する場合は、ドメインに参加していない PC を追加することも可能ですが、各 PC で同じローカルユーザーアカウントを作成しなければなりません。ドメインアカウントとドメインに参加している PC の使用をお勧めします。
[完了] をクリックします。
プール内のリモート PC の管理には、PC を特定のユーザーに割り当てる操作、RAS Guest Agent のアップグレード、PC のプロパティの表示や変更、標準的な管理タスクの実行などが含まれます。
プール内のリモート PC を管理するには、以下の手順を実行します。
[ファーム] > <サイト> > [VDI] で [プール] タブを選択します。
このタブのリストには、ホストやプール内のリモート PC も含め、管理対象のすべてのデスクトップが表示されます。[プール] 列でリストを並べ替えれば、特定のプールに割り当てられているリモート PC を確認できます。
リモート PC を選択し、[タスク] ドロップダウンリストをクリックし、以下のいずれかのオプションを選択します。[タスク] メニューに表示されるすべてのオプションがリモート PC に当てはまるわけではありません。下記のリストでは、プール内のリモート PC で使用できるオプションだけを取り上げています。
リモート PC に当てはまる [タスク] メニューのオプションは以下の通りです。
すべての Agent をアップグレード: リストに含まれているすべてのリモート PC(とゲスト VM)の RAS Guest Agent をアップグレードします。
割り当てる: リモート PC を特定のユーザーに割り当てます(PC をパーシスタントの状態にします)。メニューオプションをクリックして、ユーザーを指定してください。
割り当て解除: リモート PC のユーザーの割り当て(パーシスタントの設定)を解除します。
セッションを表示: [セッション] タブに切り替えて、セッション情報を表示します。
ツール: 一連の標準的な操作を実行できます。リモートデスクトップ接続の確立、ping、リモート PC の再起動/シャットダウンなどです。電源操作の説明については、以下の**「電源操作の実行」**を参照してください。
トラブルシューティング: リモート PC の RAS Guest Agent をチェックして、インストール/アップグレードします。
プロパティをリセット: リモート PC のプロパティをデフォルト値にリセットします。下の [プロパティ] を参照してください。
プロパティ: リモート PC の設定を表示したり確認したりするためのダイアログが開きます。[概要] タブでは、プール内のリモート PC を一時的に無効にできます([このホストを使用しない] オプションを使用します)。PC でメンテナンスタスクを実行する必要があるときに便利なオプションです。リモート PC の表示名、コンピューター名、プロバイダーとの通信で使用するポート番号の表示や変更も可能です。[設定] タブと [セキュリティ] タブの説明については、)を参照してください。
電源操作の実行
リモートによる電源操作を行うには、VM 上で動作する Windows で WMI が有効になっており、TCP ポート 30004 および 30005 が開いている必要があります。本ガイドの執筆時点で、この機能は Parallels RAS では自動化されていませんが、以降のバージョンで自動化される予定です。
ホストで電源操作(起動、停止、再起動、サスペンド、リセット)を実行するには、[VDI] > [デスクトップ] のタブを開き、ホストを選択してから、[タスク] をクリックして、実行する操作を選択します(起動と停止の操作は、上部にある該当のアイコンをクリックします)。再起動操作(猶予)には 10 分間のタイムアウトがあります。この時間内に操作が完了しない場合は、リセット操作(強制)となります。
Nutanix AHV(AOS)を使用している場合、サスペンド操作は利用できないことに注意してください([サスペンド] アイコンは無効になっています)。これは、Nutanix AHV(AOS)では仮想マシンのサスペンド操作がサポートされていないためです。
リモート PC プールでリモート PC を管理するには、リモート PC に RAS Guest Agent をインストールする必要があります。そのためには、以下のいずれかのオプションを使用します。
1 つのリモート PC をプールに追加する場合は、Agent をアップグレードするかどうかを確認するためのダイアログが表示されます。画面の指示に従って、インストールまたはアップグレードしてください。
ホスト内のすべてのリモート PC をプールに一括で追加する場合は、まず追加してから、[デスクトップ] タブの [タスク] > [すべての Agent をアップグレード] メニューオプションを使用します。
Active Directory を使用してリモート PC をプロバイダーに割り当てる場合は、Agent を展開するためのスクリプトを組み込んだグループポリシーを OU に追加できます。「プロバイダーの構成」>「動的(VDI サブタイプ)」を参照してください。
1 つのリモート PC で Agent をインストール/アップグレードするには、[デスクトップ] タブでその PC を選択し、[タスク] > [トラブルシューティング] > [Agent をチェック] オプションをクリックします。表示されるダイアログで [インストール] をクリックします。
最後に、RAS Guest Agent を手作業でインストールすることも可能です。その場合は、リモート PC で Parallels RAS のインストーラーを実行し、RAS Guest Agent コンポーネントのインストールを選択します。