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このページは、複数の Microsoft Hyper-V ホストへのテンプレート配信を構成するために使用します。このページは、ソース VM が Microsoft Hyper-V マシンの場合にのみ表示されます。この機能と要件の説明については、「マルチプロバイダーのテンプレート配信」を参照してください。
テンプレート配信を構成するには、以下の手順を実行します。
[マルチプロバイダーのテンプレート配信を有効化] オプションを選択します。
[利用可能] リストで、1 つまたは複数のプロバイダーを選択し、[追加] をクリックします(または [すべて追加] をクリックして利用可能なプロバイダーをすべて追加します)。このリストには、ソースとなる VM と同じタイプとサブタイプのプロバイダーのみが表示されます。
[同時配信の対象となるプロバイダーの数] フィールドで、同時配信操作の数を指定します。Hyper-V ライブマイグレーションを使用して、テンプレートがターゲットホストに配信されます(仮想マシンがまずファイルにエクスポートされ、次にそのファイルが移行先ホストに移行されます)。[対象] リストの各ホストで、ライブマイグレーションの操作を実行する必要があります。ここで指定した数は、同時に開始するネットワークコピー操作の数を示しています。この数が大きいほど、必要になるネットワークリソースが多くなります。仮想マシンのエクスポート(ライブマイグレーションの最初のステップ)は、常に 1 度に 1 つの VM で実行されるため、ここで指定する数が影響を与えるのはコピー操作のみです。
注: テンプレートが作成された後に、[マルチプロバイダーのテンプレート配信を有効化] 設定を変更(選択または選択解除)することはできません。オンまたはオフにする(機能を有効または無効にする)ことを後で決定する場合は、テンプレート全体を削除して再度作成する必要があります。ただし、プロバイダーを既存のテンプレートに追加したり、既存のテンプレートから削除したりすることは可能です。
完了したら、[次へ] をクリックしてウィザードの次のページに進みます。
追加情報
Agent がインストールされ、[Agent をチェック] ウィザードページの [ステータス] フィールドでインストールが確認できたら、[次へ] をクリックします。VM の電源がオフになります(電源オフ動作が完了するのを待ちます)。VM の電源がオフになったら、テンプレート構成の手順が開始します。
ウィザードの後続のページについては、この後のセクションで説明します。ウィザードのページの多くは、サイトのデフォルト設定の情報を継承していますが、必要に応じて上書きできます。独自の設定を指定するには、[デフォルト設定を継承] オプションをオフにします。デフォルト設定を確認し、編集するには、[デフォルトを編集] リンクをクリックします。詳細については、を参照してください。
[詳細] ページのプロパティは、プロバイダーのタイプによって異なります。相違点について、以下で説明します。
ハイパーバイザーベースのプロバイダー:
クラスター共有ボリューム(CSV)、ネットワーク共有: Hyper-V Failover Cluster を使用している場合は、この 2 つのオプションが表示されます。ホストが作成されるストレージのタイプを選択できます。任意のオプションを選択して、編集するフィールドの隣にある [...] ボタンをクリックします。選択したオプションに応じて、クラスター共有ボリュームまたはネットワークフォルダーを指定します。共有フォルダーは SMB 3.0 と互換性を持っている必要があります。また、プロバイダーとして Microsoft Hyper-V ホストを登録するために使用した資格情報と同じものを使用して、ホストの SMB ファイル共有にアクセスします。
以下に重要な注意点がありますのでこちらもお読みください。
注: この機能を使用するには、Windows PowerShell を使用して、SMB の制約付き委任(リソースベース)を設定する必要があります。重要: Windows Server 2012 フォレスト機能レベルが必要です。
Windows 2012 R2 以降を実行中のサーバーで、PowerShell を使用して Active Directory PowerShell モジュールをインストールします。Hyper-V ホストや SMB ファイルサーバーでは、このモジュールは必要ありません。
次のコマンドレットを実行します。
Install-WindowsFeature RSAT-AD-PowerShell
Hyper-V クラスターのすべてのノードのファイルサーバー(クラスター)で、SMB の委任を行います。たとえば、4 ノードの Hyper-V クラスターを実行中で、仮想マシンのストレージにスケールアウトしたファイルサーバーのクラスター FS-CL01 を使用する場合は、以下を実行します。
Enable-SmbDelegation ?SmbServer FS-CL01 ?SmbClient Hyperv-01
Enable-SmbDelegation ?SmbServer FS-CL01 ?SmbClient Hyperv-02
Enable-SmbDelegation ?SmbServer FS-CL01 ?SmbClient Hyperv-03
Enable-SmbDelegation ?SmbServer FS-CL01 ?SmbClient Hyperv-04
必須: 次のように、適用した設定(実際の委任)を確認します。
Get-SmbDelegation ?SmbServer FS-CL01
フォルダー: このオプションは、Hyper-V、VMware VCenter、または AHV(AOS)を使用している場合に利用できます。ホストを作成するフォルダーを指定します。
LAN アクセスに、別のネットワークインターフェイスを使用します: このオプションは、Hyper-V または VMware プロバイダーのいずれかを使用している場合に利用できます。Connection Broker と Provider Agent が使用するネットワークインターフェイスを指定します。これは、テンプレートに複数のネットワークインターフェイスがあり、Parallels RAS との通信に特定のインターフェイスを使用したい場合に便利です。このオプションを選択した場合、以下の要素も指定する必要があります。
アドレス: ネットワークインターフェイスの IP アドレスです。
サブネットマスク: IP アドレスのサブネットマスクです。
リソースプール: VMware リソースプールを指定します。
物理的ホスト: VMware vCenter を使用している場合に利用できます。ホストを作成する物理ホストを指定します。
ハードウェアアクセラレーショングラフィックのライセンスサポートを有効化: このオプションは、VMware vCenter または VMware ESXi を使用している場合に利用できます。このオプションを使用すると、vGPU が有効なホストで、シャットダウン時に vGPU ライセンスの登録をライセンスサーバーから解除できます。
Microsoft Azure プロバイダー:
リソースグループ: VM の複製先になる Azure リソースグループを選択します。Microsoft Entra ID アプリにアクセスを許可したグループでなければならないことに注意してください。詳細については、「Microsoft Entra ID アプリケーションの作成」を参照してください。
サイズ: 複製された VM に使用する VM のサイズを選択します。
OS ディスクの種類: 複製された VM に使用するディスクの種類を選択します。
[最適化] ページでは、ホストで実行される Windows を最適化して、Parallels RAS 環境で最適なパフォーマンスを発揮できるようにするために使用する設定を指定できます。無効化、削除、または最適化の対象となる Windows コンポーネントやサービス、またその他のオプションを選択して、仮想アプリおよびデスクトップの配信の効率性と合理性を向上させ、改善することができます。詳細な手順については、「最適化」を参照してください。
上記の**「最適化」**セクションをお読みになり、以下の VDI の特性にも注意してください。
新しいテンプレートを作成する場合、最適化はデフォルトで無効になっています。有効化する場合は、ソースとなるホストのバックアップ(完全複製)を作成してから実行する必要があります。最適化を無効にしてテンプレートを作成し、スナップショットを作成してから、最適化を有効にすることもできます。最適化の設定が適用された後はロールバックできないため、バックアップを作成することをお勧めします。
既存のテンプレートで最適化を有効にするには、テンプレートがメンテナンスモードでなければなりません。“待機”状態のテンプレートでは、[最適化] タブは無効になっています。
既存のテンプレートで最適化が有効になるかまたは変更されていて、テンプレートのメンテナンスモードが終了すると、管理者は既存のホストを再作成するよう求められます。再作成すると、最適化の設定が適用されます。ホストを再作成(その場で、または後から)して、仮想化の設定を受信する必要があります。
最適化をテンプレートに適用すると、そのステータスが [最適化を実行中] に変更されます(代表的な変化)。この段階では、リストでテンプレートを選択し、[タスク] > [最適化の停止] をクリックすれば、処理はキャンセルされます。
[概要] ページでは、テンプレートの概要情報を確認します。必要に応じて、[戻る] ボタンをクリックして情報を修正できます。
最後に、[完了] をクリックしてテンプレートを作成し、ウィザードを閉じます。
**[準備]**ページを使用して、イメージの準備ツールを選択し、構成できます。
注: このページでプロパティを指定する際、これらの情報はローカルマシンのパーソナル構成ファイルに保存されます。次回に別のテンプレートを作成する場合、ここにあるフィールドは最後に使用した値を使用して自動的に入力されます。
最初に、RASprep と Sysprep のどちらを使用するかを選択します。RASprep を使用する利点と 2 つのツールの違いは下記で説明されています。
RASprep は、ベースイメージから VM を複製した後、VM で Windows を準備する Parallels RAS ツールです。RASprep は、各新規 VM の初回起動時に次のタスクを実行します。
各ホスト用に Active Directory で新しいコンピューターアカウントを作成します。
ホストに新しい名前を付けます。
ホストを Active Directory ドメインに参加させます。
Sysprep に比べて、RASprep は変更する構成可能なパラメーターの数が少なく、従って再起動の必要が少なくなるため、はるかに高速で動作します。
注: API の制限により、RASprep は Windows Server 2008 マシンでは使用できません。
次の表には RASprep および Sysprep の主な違いについて説明しています。
準備ツールを選択した後に、次のオプションを指定します。
コンピューター名: コンピューター名を割り当てるために使用する命名パターンです。Windows10-RAS-%ID% などです。
オーナー名: オーナー名(オプション)。
組織: 組織名(オプション)。
管理者パスワード: ローカルの Windows 管理者パスワード。
ドメインに参加: VM が参加するドメイン名。
運営管理者: ドメインアカウント。
パスワード: ドメインアカウントのパスワード。
ターゲット OU: 組織単位の完全な DN。[...] ボタンをクリックして Active Directory を参照し、OU を選択します。
オペレーション: | RASprep | Sysprep |
ローカルアカウントを削除 | いいえ | はい |
新しい SID を発行 | いいえ | はい |
ドメインから親ホストを分離 | いいえ | はい |
コンピューター名を変更 | はい | はい |
ドメインへ新しいインスタンスを招待 | はい | はい |
言語、地域設定、日付と時刻をカスタマイズ | いいえ | はい |
再起動の回数 | 1 | 2(シール、ミニセットアップおよびドメイン参加) |
[Parallels RAS テストテンプレートウィザード] は、テンプレートの健全性をテストするために使用されます。このウィザードでは、テンプレートが準備された後のすべてのアクティビティが正常に実行されていることを確認できます。これには、DHCP 設定のチェック、DNS 登録、適切な VLAN、AD ドメインへの参加、適切なターゲット OU などが含まれます。
このウィザードを開くには、Parallels RAS Console でテンプレートを右クリックし、[テスト] を選択します。テストは以下の手順から構成されます。
テンプレートは、この目的のために特別に設計された“テスト”モードに一時的に切り替わります。テンプレートがこのモードである間は、テストが完了してテンプレートがテストモードを終了するまで、他のすべての動作がブロックされることに注意してください。
ホストは、テストに使用されるテンプレートから複製されます。この VM は、テスト期間中はサーバー上に保持され、その後に削除されます。
一連のテストはホストで実行され、作成元のテンプレートをテストします。
テストが完了すると、画面にレポートが表示され、テスト結果が示されます。
ウィザードが開始するとき、次のように動作します。
ウェルカムページが開きます。ページに表示されている情報を読み、準備ができたら [次へ] をクリックします。
次のページに、以下を含む、実行される個別のテストのリストが表示されます。
ホスト Agent を確認: このテストは、VM にインストールされた RAS Guest Agent との通信を試みます。Agent が応答する場合は、VM が正常に作成され、起動されたことを意味します。
ドメインのメンバーシップをチェックする: コンピューターが AD ドメインに参加しているかどうかをチェックします。
ターゲット OU をチェックする: ドメイン資格情報によるコンピューターへの RDP 接続が可能かどうかをチェックします。
Parallels Client を起動する: このテストでは、Parallels Client を起動し、ホストとの接続を確立します。
テストの実行中、進行状況のインジケーターが画面に表示されます。必要に応じて、[キャンセル] ボタンをクリックすると、テストをいつでも中止できます。
テストがすべて完了したら、テスト結果を示す以下のページが表示されます。
成功: テストがすべて正常に完了したら、一時ホストは削除としてマークされ、テンプレートは通常の動作モードに戻ります。
失敗: テストが 1 つでも失敗した場合は、該当する情報が表示され、[ログファイルのダウンロード] リンクをクリックするとログファイルをダウンロードできます。テンプレートをメンテナンスモードに切り替えるオプションもあります。これにより、テンプレートが修正されるまで、テンプレートからホストが作成されるのを防ぐことができます。
[完了] をクリックして、ウィザードを閉じます。
このセクションでは、テンプレート作成ウィザードの で指定したホストの命名パターンについて説明します。
新しいホストが作成されるたびに、その名前が (p. )で指定したパターンに基づいて自動的に生成されます。完全な名前形式は以下の通りです。
<プレフィックス>%ID:N:S%<末尾>
ここで、
<プレフィックス> は英数字です。必ず英字(数字ではない)で始めます。
%ID:N:S% は一意のホスト ID の自動生成に使用される番号パターンです。以下の**「番号パターン」**セクションをご覧ください。
<末尾> は自由な形式の英数字文字列です。
番号パターン
VM の名前の中の番号パターンは以下の形式になります。
%ID:N:S%
上のパターンの構成要素は以下の通りです。
ID - このまま含めることが必要です。
N - 使用する番号の桁数です。先行するゼロを含みます。先行ゼロを含めたくない場合、“0”を使用します。
S - 開始番号。この要素はオプションです。含めなかった場合、番号は 1 から始まります。
例:
%ID:3%
- このパターンは、“001”、“002”、“003”〜“998”、“999”のように先頭を 0 で埋めた 3 桁の番号を生成します。
%ID:3:200%
- このパターンは、“200”、“201”、“202”〜“998”、“999”のように 3 桁の数字を 200 から生成します。
VDI-R1-%ID:3:100%
- これは英数字プレフィックスに番号パターンを加えた完全名です。次のような名前が生成されます。“VDI-R1-100”、“VDI-R1-101”など。
番号パターンの作成時は、以下の規則に従います。規則が守られなかった場合、エラーメッセージが表示され、修正が必要になります。
名前は英字で始めます。数字を最初の文字にすることはできません。
英数字部分には、英字、数字、ハイフンを含めることができます。その他の文字は使用できません。
名前全体の長さは 15 文字までに制限されています。
名前に含めることができる番号パターン(%ID:N:S%
)は 1 つだけです。名前の末尾か中間に位置していることが必要です。
指定したパターンは、[ホスト数の上限] フィールドの値に対しても検証されます。パターンがホスト数の上限を網羅していない場合は、エラーが返されるため、パターンを修正する必要があります。
名前の中の VM 番号の再利用
ホストを削除すると、そのホストに割り当てられた数値が未使用になります。次に作成されるホストにはこの番号が付与されるので、通し番号の抜け落ちを回避できます。
要件
このセクションで説明する作業を実行するには、次の要件を満たす必要があります。
ハイパーバイザーベースのホストの場合は、ホストにハイパーバイザーツールがインストールされ、実行中であることを確認してください。
VM に Agent ソフトウェアをプッシュインストールできるアカウントの認証情報がわかっていることを確認します。このような認証情報(ドメイン管理者など)を使用して Parallels RAS Console を実行する場合、Agent のインストール中に認証情報の入力は求められません。他のアカウントを使用してコンソールを実行する場合は、Agent をインストールするときに認証情報を入力するよう求められます。
VM で動作しているゲスト OS(Windows)は、DHCP サーバーから IP アドレスを取得するように構成する必要があります。
ユーザーがホストで公開済みのリソースにアクセスする場合、RDP ポートがローカルに、または VM で動作している Windows のグループポリシー経由で開いている必要があります。デフォルトの RDP ポートは 3389 です。
RD セッションホストテンプレートの場合、Network Discovery UDP ポート 137 をゲスト OS のドメインファイアウォールプロファイルで有効にする必要があります。これは、ドメイングループポリシーにより、またはゲスト OS で手動で実行できます。
手動でエージェントをインストール
通常、Parallels RAS Console から直接ソース VM で必要な Agent ソフトウェアをプッシュインストールします(このセクション後半で説明します)。ただし、VM の Windows で Parallels RAS インストーラーを実行して手動でソフトウェアをインストールすることもできます。その際、Custom インストールオプションを使用し、RAS Guest Agent を選択して、ソース VM にインストールします。
テンプレートの作成
テンプレートの作成を開始するには、次の操作を実行します。
RAS Console で、[ファーム] > <サイト> > [VDI] に移動します。
右側のペインで [テンプレート] タブを選択します。
[タスク] ドロップダウンリストで [追加] をクリックします(または [+] アイコンをクリックします)
ダイアログが開いたら、テンプレートの作成元になるホストを選択し、[OK] をクリックします。
[Parallels テンプレートウィザードを作成] が開きます。各ウィザードページは、画面に表示される順序に従って、下で説明されています。
エージェントがインストールされていることを確認し、必要であれば「手順 1: Agent のチェックとインストール」の説明に従って手動でインストールします。この手順は、オンプレミスのプロバイダーを使用する場合にのみ表示されます。
「手順 2: テンプレートの構成」の説明に従ってテンプレートを構成します。
[概要] ページで、次のオプションを指定します。
テンプレート名: 選択してテンプレート名を入力します。
複製方法: リンク済みの複製を作成するか、完全複製を作成するか。完全複製は、テンプレートの完全なコピーです。そのため、ソーステンプレートと同じ程度の物理ハードドライブの領域を占有し、作成にも膨大な時間がかかります。リンククローンは、仮想ディスクをソーステンプレートと共有するスナップショットから作成されたテンプレートのコピーです。そのため、使用される物理ハードドライブの領域は少なく、わずか数分で作成されます。
アプリケーションと OS アップデートが遅い場合は、完全複製を使用する必要があります(完全複製は作成に時間がかかりますが、最高のパフォーマンスが得られます)。それ以外の場合は、アップデートの速度が十分であれば、作成にかかる時間が大幅に短いため、リンク済みの複製を使用します。
注: [リンク複製を作成] オプションがグレーアウトされている場合は、現在のバージョンまたは Parallels RAS が、使用しているプロバイダーによるリンク複製をサポートしないことを意味します。この文書の作成時点では、リンク済みの複製のサポートは、VMware、Microsoft Hyper-V、SC//HyperCore および AHV(AOS)で利用できます。
(Microsoft Azure のみ)可用性セット: Microsoft Azure 可用性セットを選択します。
既存テンプレートの構成を変更する必要がある場合は、[テンプレート] リストでテンプレートを選択して、[タスク] > [プロパティ] をクリックします。これにより、[テンプレートのプロパティ] ダイアログが開きます。このダイアログについては、「手順 2: テンプレートの構成」で説明されています。
この手順は、オンプレミスのプロバイダーを使用する場合にのみ表示されます。Azure Virtual Desktop およびクラウドプロバイダーでは表示されません。
この手順では、選択された VM に RAS Guest Agent がインストールされているかどうかを確認します。チェックの終了を待ち、[ステータス] フィールドを調べます(ページの下部近く)。結果に応じて、次のいずれかを実行します。
Agent がインストールされている場合は、[次へ] をクリックして、続行します。ここで読むのをやめ、「手順 2: テンプレートの構成」の説明に従ってテンプレートを構成します。
Agent がインストールされていない場合は、下記のようにインストールする必要があります。
Agent をインストールするには、最初に [Guest Agent 展開設定をカスタマイズする] リンクをクリックし、ダイアログが開いたらオプションを指定します。強制されるオプションはありません。必要に応じて、オプションを選択またはクリアします。テンプレートタイプにより、下記のようにオプションが異なることに注意してください。
仮想デスクトップ:
ファイアウォールルールを追加する: ホストで自動的にファイアウォールルールを構成します。
リモートデスクトップ接続を許可する: VM でリモートデスクトップアクセスを自動的に構成するように選択します。
リモートデスクトップユーザーグループに追加するユーザーまたはグループを指定: このオプションを選択し、[+] アイコンをクリックして、特定のユーザーをグループに追加します。
RD セッションホスト:
ファイアウォールルールを追加する: ホストで自動的にファイアウォールルールを構成します。
注: 別のステップで、Network Discovery UDP ポート 137 をゲスト OS のドメインファイアウォールプロファイルで有効にする必要があります。これは、ドメイングループポリシーにより、またはゲスト OS で手動で実行できます。
RDS 役割をインストール: ホストに RDS の役割をインストールします。
デスクトップエクスペリエンスを有効にする: Windows でデスクトップエクスペリエンス機能を有効にします。
必要な場合にサーバーを再起動: 必要な場合は VM を再起動します。
リモートデスクトップユーザーグループに追加するユーザーまたはグループを指定: このオプションを選択し、[+] アイコンをクリックして、特定のユーザーをグループに追加します。
オプションの指定が完了したら、[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。
次に、[インストール] ボタンをクリックし、画面上の指示に従って、Agent ソフトウェアをインストールします。
ヒント: ホスト名として指定された名前でホストにアクセスできない場合は、ホスト名をダブルクリックして、正しい IP アドレスに変更します。
完了したら、[Agent をチェック] ウィザードページの [ステータス] フィールドを見て、Agent がインストールされていることを確認します。インストールされている場合は、「手順 2: テンプレートの構成」の説明に従ってテンプレートを構成します。
[ライセンスキー] ページで、このテンプレートから作成される仮想マシンのアクティベートに使用するライセンスキー情報を指定します。
まず、自分の組織で使用しているライセンスキーの管理タイプ(KMS または MAK)を選択します。MAK はアクティベーションが制限されているため、Parallels では KMS を使用することをお勧めしています。
キー管理サービス(KMS): KMS を使用している場合は、[完了] ボタンをクリックして、テンプレート構成情報を保存します。このテンプレートから作成される仮想マシンは、(OS ミニセットアップおよびドメイン参加の最後に)DNS で KMS を探し、それに応じてアクティベートされます。
注: KMS のアクティブ化と RASPrep を使用している場合、そこからテンプレートを作成する前に、KMS を使用してソースホストをアクティブ化する必要があります。別の方法(販売キーまたは MAK)ですでにホストがアクティブ化されている場合、KMS のアクティブ化に変換する必要があります。これを実行する方法の詳細については、Microsoft の記事をお読みください。https://technet.microsoft.com/en-us/library/ff793406.aspx。
マルチライセンス認証キー(MAK): MAK を使用している場合は、次の操作を実行します。
[追加] ボタンをクリックして、[ライセンスキー] フィールドに有効なキーを入力します。
[最大ゲスト数] フィールドで、キーの制限を指定します。この制限は、テンプレートの最大ゲスト数(ウィザードの最初のページで設定)より大きいか等しい必要があります
[OK] をクリックします。
注: Parallels RAS では、MAK キーが Parallels テンプレートのプロパティで更新された場合、古い MAK キーはホストに保持されません。