ウィザードを使用してアプリケーションを公開する場合、名前、実行ファイルのパスなど、いくつかのアプリケーションパラメーターを指定します。これらのオプションは、アプリケーションの公開後に変更できます。
公開済みアプリケーションの設定を変更するには:
RAS Console で、[公開] カテゴリーを選択し、[公開済みのリソース] ツリーで任意のアプリケーションを選択します。
右ペインの各タブを使用して、アプリケーション設定を変更します(詳細は以下のサブセクションを参照)。
[情報] タブには、アプリケーションのプロパティが表示されます。
[情報] タブには、アプリケーションのプロパティが表示されます。
[公開元の選択] タブで、アプリケーションの公開元の RD セッションホストのホストプールを指定できます。
[アプリケーション] タブには、アプリケーションとサーバーの固有の設定が表示されます。
基本的なアプリケーション設定(名前、説明、ウィンドウモード)は必要に応じて変更できます。次のような他の設定があります:
実行: アプリケーションウィンドウの状態(通常のウィンドウ、最小化、最大化)を選択します。
ステータス: [有効]、[無効]、[メンテナンス中] から選択します。リソースが無効またはメンテナンス中の場合、ユーザーはそのリソースを利用できません。無効にしたリソースは、Parallels Client で使用可能なリソースリストには表示されません。メンテナンス中のリソースは表示されますが、グレーアウトされています(ユーザーポータルでは、リソース名にステータスが表示されています)。ユーザーがリソースを開こうとすると、メッセージが表示されます。このメッセージは、「公開済みリソースのサイトのデフォルト値」でカスタマイズできます。
なお、公開済みフォルダーのステータスを設定すると、そのフォルダーに含まれるすべてのサブフォルダー(存在する場合)とリソースに親フォルダーのステータスが継承されます。
ユーザーがログオンすると自動的に起動: このオプションを選択すると、ユーザーがログインすると同時にアプリケーションが起動します。このオプションは、デスクトップバージョンの Parallels Client でのみ機能します。
セッションの事前起動から除外: このオプションの使い方については、「セッション事前起動の理解**」**を参照してください。
アイコン変更: アプリケーションのアイコンを変更します。
ターゲット: アプリケーションの実行ファイルのパスとファイル名を指定します。
スタート: [ターゲット] フィールドが有効な場合、このフィールドには値が自動的に入力されます。必要に応じて、独自のパスを指定できます。
パラメーター: アプリケーションが起動パラメーターを受け付ける場合、パラメーターをこのフィールドで指定できます。
[サーバー設定] セクションには、構成可能なサーバー固有のオプションがあります。複数のサーバーからアプリケーションが公開されている場合、[ホスト] ドロップダウンリストを使用して個々のサーバーを選択し、特定のサーバーの [ターゲット]、[開始位置]、[パラメーター] の各値を設定できます。これを行うのは、一例として、異なるサーバーで異なるフォルダーにアプリケーションがインストールされているとき、[ターゲット] および [開始位置] フィールドの値を各サーバーで有効にするためです。
アプリケーションが MSIX パッケージから公開されている場合、[サーバー設定] セクションは [アプリケーション情報] セクションに置き換えられます。ここでのオプションは、公開用に別のアプリケーションを選択できる [アプリケーションを変更] ボタンを除いて同じです。
現在表示されているサーバー設定をデフォルトとして保存するには、[デフォルトとして保存] ボタンをクリックします。保存したデフォルト設定をサーバーに適用するには、[デフォルト設定使用] ボタンをクリックします。これらの 2 つのボタンにより、カスタム設定またはデフォルトを使用する柔軟性が得られます。設定をデフォルトとして設定すると、Parallels RAS がそのサイトにサーバーごとに設定されたアプリケーションがあるかどうかをチェックし、それらのサーバーで新しいデフォルト設定を使用するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。[いいえ] を選択すると、サーバーは固有の設定を維持します。この場合も、デフォルトは保存されます。
指定した [ターゲット] および [開始] の値がすべてのサーバーで正しいことを確認するには、[ターゲットの確認] ボタンをクリックします。[ターゲット認証ツール] ダイアログが開き、サーバーのリストが表示され、[進行] 列に確認ステータスが表示されます。いずれかのサーバーで、異なるパスにアプリケーションがインストールされている場合、[進行] 列にエラーが示されます。この場合、[ターゲット認証ツール] ダイアログを閉じて、[サーバー] ドロップダウンリストでサーバーを選択します。該当のサーバーに固有の新しい値を [ターゲット]、[開始位置]、[パラメーター](必要な場合)の各フィールドに入力します。[適用] をクリックして変更内容を保存します。
[ターゲット認証ツール] ダイアログを使用して、公開したすべてのアプリケーションのターゲットを即座に確認することもできます。これを行うには、[公開済みのリソース]([公開済みのリソース] ツリーのルートノード)を右クリックし、コンテキストメニューで [ターゲットの確認] をクリックします。このとき、[ターゲット認証ツール] ダイアログには、公開したすべてのアプリケーションと、それらの確認ステータスが含まれます。
「フィルタールールの使用**」**を参照してください。
「優先ルーティングを構成**」**を参照してください。
[ショートカット] タブをクリックすると、ユーザーのデスクトップ、および [開始] フォルダーや [オートスタート] フォルダーにアプリケーションのショートカットを作成できます。[オートスタート] オプションを選択すると、コンピューターの起動時にアプリケーションが自動的に起動します。サイトのデフォルト設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。サイトのデフォルト値を表示または変更するには、[サイトのデフォルト値] リンクをクリックします。詳細については、「サイトのデフォルト値(公開)**」**を参照してください。
注: ショートカットは、すべてのオペレーティングシステムで利用できるとは限りません。
特定の公開済みのアプリケーションに対するファイル拡張子の関連付けを変更するには、[ファイル拡張子] タブをクリックします。
項目を追加/削除/変更するには、[ファイル拡張子の関連付け] オプションを選択します。新しい拡張子をリストに追加するには、[タスク] ドロップダウンリストで [追加] をクリック(または [+] アイコンをクリック)して、拡張子を指定します。
既存の関連付けを変更するには、拡張子を選択し、[タスク] ドロップダウンリストで [プロパティ] をクリック(または [パラメーター] 列をダブルクリック)して、パラメーターを入力します。
[ライセンス] タブをクリックして、次のライセンスオプションを構成します。
セッションの共有を無効にする: このオプションを有効にすると、特定の公開済みアプリケーションを 1 つのセッションに分離することができます。同じアプリケーションを複数回起動する場合、そのアプリケーションのインスタンスは同じセッションを共有することになります。一方、別のアプリケーションの場合は、独自のセッションで起動します。
ユーザーにアプリケーションの 1 インスタンスのみ開始を許可: このオプションを有効にすると、ユーザーは 1 つのアプリケーションインスタンスのみを起動できます。
同時使用ライセンス: このオプションを使用して、アプリケーションが実行できる同時インスタンスの最大数を指定します。たとえば、アプリケーションのライセンスによって、実行できるアプリケーションインスタンスの数が 10 個に限られている場合、[同時使用ライセンス] オプションを 10 に設定します。これにより、この制限に達した場合、他のユーザーが他のインスタンスを実行できなくなります。
制限を超えた場合: このドロップダウンリストでは、構成された上記のライセンス制限のいずれかを超えた場合に Parallels RAS で実行するアクションを指定できます。
サイトのデフォルト設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。デフォルト設定を表示または変更するには、[サイトのデフォルト値] リンクをクリックします。詳細については、「サイトのデフォルト値(公開)**」**を参照してください。
[表示] タブで、以下のオプションを構成できます。
アプリケーションの表示前にすべての RAS ユニバーサルプリンターがリダイレクトされるまで待機する: アプリケーションのロード前にプリンターがリダイレクトされるまで待機する場合は、このオプションを有効にします。ユニバーサルプリンターのリダイレクトの最大待ち時間(秒単位)も指定できます。プリンターのリダイレクトには時間がかかる場合もあります。プリンターのリダイレクト中は、進捗状況バーがユーザーに表示されるので、混乱を避けられます。
色濃度、解像度、幅、高さ: アプリケーションの表示設定を選択してください。
モバイルクライアントを使用する場合にアプリケーションを最大化して開始する: このオプションは、モバイルデバイスで実行する Parallels Client だけに当てはまります。このオプションを選択すると、モバイルデバイスでアプリケーションが最大表示の状態で起動します。ユーザーがリモートアプリケーションを操作しやすくなります。また、RAS 管理者は、このオプションを使用してアプリケーションを簡単に最大化できます。追加の手順は不要です。
WYSE ThinOS をフルスクリーンモードで起動: 選択すると、Wyse ThinOS のフルスクリーンモードでアプリケーションが起動します。場合によっては、アプリケーションの下部がタスクバーの背後に隠れてしまい、アプリケーションのウィンドウ全体が見えなくなることがあります。このオプションを使用すると、タスクバーが非表示になり、アプリケーションウィンドウ全体が表示されるようになります。
表示設定でカスタム値を指定するには、[デフォルト設定を継承] チェックボックスをクリアしておく必要があります。そうしないと、サイトのデフォルト設定が使用されます。サイトのデフォルト値を表示または変更するには、[サイトのデフォルト値] リンクをクリックします。詳細については、「サイトのデフォルト値(公開)**」**を参照してください。
[クイックキーパッド] セクションでは、このアプリケーションに割り当てるクイックキーパッドテンプレートを選択できます。ドロップダウンリストの下にある [クイックキーパッド] リンクから、コンソールの [クイックキーパッド] カテゴリーに移動できます。ここで、キーパッドテンプレートを構成することができます。詳細については、「クイックキーパッド**」**セクションを参照してください。