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このセクションでは、Parallels RAS で Azure Virtual Desktop コンポーネントを管理する方法を説明します。
ここでは、以下を取り上げます。
ワークスペースは、Azure Virtual Desktop のアプリケーショングループの論理グループです。各 Azure Virtual Desktop アプリケーショングループは、ユーザーが公開済みのリモートアプリやデスクトップを表示するために、ワークスペースに関連付けられている必要があります。
Azure Virtual Desktop ワークスペースを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[ワークスペース] タブを選択します。
ワークスペースを追加するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] をクリックして [Azure Virtual Desktop ワークスペース] ウィザードを開きます。
ウィザードページの上部にあるプロバイダーの 1 つを選択します(複数のプロバイダーがある場合)。また、このページから直接プロバイダーを新規に作成することもできます。その場合は、[新規プロバイダー] ボタンをクリックして別のウィザードを開きます。詳細については、「プロバイダーの管理」を参照してください。
プロバイダーを選択(または作成)したら、「Azure Virtual Desktop ワークスペースの追加」の説明に従ってワークスペースウィザードを完了します。
既存のワークスペースのプロパティを表示するには、そのワークスペースを右クリックして [プロパティ] を選択します。ワークスペースを有効または無効にしたり、ワークスペースの説明およびフレンドリ名を変更したりできます。その他のプロパティは読み取り専用です。ワークスペースを無効にすると、ホストプールや公開済みのリソースなど、関連付けられたオブジェクトがすべて無効になることに注意してください。
テンプレートの変更
既存のテンプレートを変更するには、テンプレートを右クリックして [プロパティ] を選択します。多くのプロパティは変更できますが、いくつかのプロパティは変更できません。個別のプロパティと設定については、「テンプレートの作成」の説明を参照してください。
テンプレートを削除するには、リストからテンプレートを選択し、[タスク] > [削除] をクリックします。なお、本ガイドの執筆時点で、RAS Console でテンプレートを削除すると、テンプレートと関連するホストが Microsoft Azure から完全に削除されない可能性があるという既知の問題があります。該当のオブジェクトがすべて削除されていることの確認は、Azure ポータルから実行できます。
ホストプールを作成し、そのプロビジョニングタイプをテンプレートとして設定する際に、既存のテンプレートを割り当てる必要があります。これは、ホストプールを作成または変更する際に行うことができます。また、[テンプレート] タブでホストプールにテンプレートを割り当てることもできます。
ホストプールにテンプレートを割り当てるには:
テンプレートを選択し、[タスク] > [ホストプールに割り当て] をクリックします。
[タスク] > [プールに割り当て] をクリックします。ウィザードが開きます。
[バージョン] ページで、ホストプールに割り当てるテンプレートのバージョンを選択します。
(オプション)[ホストプール] ページで、スケジュールで再作成するホストプールを選択し、[構成] ボタンをクリックします。再作成を予約するダイアログが表示されます。必要に応じてスケジュールを構成し、[次へ] をクリックします。
[完了] をクリックします。
ホストプールからテンプレートを削除するには:
テンプレートを選択し、[タスク] > [ホストプールから削除] をクリックします。
[ホストプールから削除] ダイアログが開き、選択したテンプレートを使用しているすべてのホストプールが一覧表示されます。
テンプレートを削除する 1 つまたは複数のホストプールを選択し、[OK] をクリックします。
なお、ホストプールにホストがある場合は削除されます。メッセージが表示され、削除に同意する必要があります。
1 つまたは複数のホストプールが他の管理者によってロックされている場合、メッセージが表示されます。また、後でプールのロックが解除されたときに同様の操作を再び実行する必要があります。
Parallels RAS の Azure Virtual Desktop プロバイダーは、Azure リソースへアクセスするための ID やその他のプロパティの集合体です。プロパティには、テナント ID やサブスクリプション ID などがあります。通常、1 つの組織には Microsoft から 1 つのテナント ID が与えられますが、同じ組織が複数のサブスクリプション ID を所有する場合もあります。テナント ID とサブスクリプション ID の組み合わせごとに、Parallels RAS でプロバイダーを構成する必要があります。
Azure Virtual Desktop プロバイダーを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [プロバイダー] に移動し、[プロバイダー] タブを選択します。
新しいプロバイダーを追加するには、[タスク] > [追加] をクリックして [Azure Virtual Desktop] を選択します。このウィザードを完了する方法については、「Microsoft Azure を VDI ホストとして追加」を参照してください。既存のプロバイダーに関するプロパティの一部を表示したり変更したりするには、リスト内のプロバイダーを右クリックして [プロパティ] を選択します。
その他のプロバイダー管理タスクは、[タスク] メニューからアクセスできます。以下のような管理タスクを実行できます。
プロバイダーのステータスの確認: [タスク] > [トラブルシューティング] > [ステータスをチェック]。
ログの構成と管理: [タスク] > [トラブルシューティング] > [ログ]。
Active Directory ドメインサービスのタイプを選択する
Parallels RAS 18.3 は、Windows Server Active Directory ドメインサービスおよび Azure Active Directory ドメインサービスに参加する仮想マシンをサポートします。デフォルトでは、Parallels RAS は Windows Server Active Directory ドメインサービスで動作するように設定されていますが、必要に応じて変更できます。
プロバイダーの Active Directory ドメインサービスの種類を選択するには:
一覧からプロバイダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
プロバイダーの [プロパティ] ウィンドウで [資格情報] タブを選択します。
[Active Directory ドメインサービスのタイプ] ドロップダウンリストで、Active Directory ドメインサービスのタイプを選択します。
Windows Server Active Directory でユーザーを作成し、仮想マシンを Windows Server Active Directory ドメインサービスに参加させる場合は、[Windows Server AD DS] を選択します(デフォルトで選択されています)。
Windows Server Active Directory でユーザーを作成し、仮想マシンを Azure Active Directory ドメインサービスに参加させる場合は、[Azure AD DS] を選択します。
Microsoft Entra ID でユーザーを作成し、仮想マシンを Azure Active Directory ドメインサービスに参加させる場合は、[Azure AD DS] を選択します。
ディスクストレージコストの最適化
[詳細] タブでは、Azure Virtual Desktop プロバイダーの構成を実行して、現在使用していない AVD ホストに搭載されているマネージドディスクのタイプを標準 HDD に自動変更するよう設定できます。AVD ホストを起動すると、管理ディスクは自動的に元のタイプに変更されます。この機能により、AVD ホストの維持にかかるコストを削減することができます。
ディスクストレージのコスト最適化を有効化するには:
一覧からプロバイダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
プロバイダーの [プロパティ] ウィンドウで [詳細] タブを選択します。
[ディスクストレージコストの最適化を有効にする] オプションを選択します。
[ストレージコストの最適化を有効にする前のタイムアウトを設定] ドロップダウンリストで、必要なオプションを選択します。
Azure Virtual Desktop ホストを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[ホスト] タブを選択します。
利用可能なすべてのホストプールに存在するホストのリストが表示されます。表をフィルタリングして、特定のプールのホストを表示したり、他の基準を使用してホストを表示したりすることができます。フィルタリングするには、虫眼鏡アイコンをクリックして、対象となる 1 つまたは複数の列でフィルターを指定します。
ホストに対して実行できるタスクは、[タスク] メニューからアクセスできます。タスクには、以下が含まれます。
追加: 利用可能なホストプールのいずれかにホストを追加します。後述の**「ホストの追加」**サブセクションを参照してください。
割り当て: このオプションは、個人用ホストプールのホストに対して有効です。これにより、選択したホストをユーザーに割り当てることができます。ホストがすでに他のユーザーに割り当てられている場合は、割り当てを変更するかどうかの確認を求められます。尋ねられたら、Microsoft Entra ID ユーザーを選択します。割り当ては Azure で行われるので、処理中はホストのステータスが“割り当て中”に変わります。
割り当て解除: 選択したホストからユーザーの割り当てを削除します。上記の**「割り当て」**を参照してください。このメニューオプションは、現在ユーザーが割り当てられているホストに対して有効です。処理中はホストのステータスが“割り当て解除中”に変わります。
検索: フィルタリングにより、リスト内のホストを検索することができます。
セッションを表示: フィルタリングした [セッション] タブに切り替え、選択したホストのセッションを表示します。
公開済みのリソースを表示: 選択したホストから公開されているリソースのリストを表示します。
アプリケーション情報を表示: 選択したホストに追加された MSIX アプリケーションパッケージが表示されます。
コントロール: 選択したホストのログオンの有効化または無効化、保留中の再起動のキャンセル(スケジューラーが作成)、無効になっている状態のキャンセル(スケジューラーが作成)などのコントロールオプションを設定します。詳細については、「スケジューラーの使用」を参照してください。
起動、停止、リセット、再起動: 選択したホストで実行できる電源操作です。再起動操作(猶予)には 10 分間のタイムアウトがあります。この時間内に操作が完了しない場合は、リセット操作(強制)となります。
すべての Agent をアップグレード: 必要に応じて、リスト内にあるすべてのホストの Agent をアップグレードします。
最適化の停止: ホストに最適化を適用した場合、初期の段階でキャンセルすることができます。詳細については、「最適化」を参照してください。
ツール: リモートデスクトップ、コンピューターの管理、サービス管理、イベントビューアー、PowerShell などの標準的な RAS ツールがあります。詳しい説明については、「コンピューター管理ツール」を参照してください。
トラブルシューティング: Agent の状態を確認し、必要に応じて更新することができます。また、ログの管理もできます。
詳細: ホストが作成できなかった場合の詳細を表示します。このオプションを選択すると、失敗の理由といくつかの追加情報を表示するダイアログが開きます。
ライセンスタイプを変更: Azure のライセンスタイプを変更します。
再作成: ホストを再作成します。
削除: リストおよび所属するホストプールからホストを削除します。ホストプールのプロビジョニングタイプに応じて、ホスト(仮想マシン)自体を保持または削除します。テンプレートから作成されたホストは完全に削除されます。スタンドアロンホストの場合は削除されないので、仮想マシンはそのまま残ります。
更新: リストを更新します。
ホストの追加
[ホスト] タブから、ホストをホストプールに追加することができます。このためには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] をクリックします。
[ホストの追加] ダイアログで、対象のホストプールを選択します。選択したホストプールに設定されているプロビジョニングタイプに応じて、次の操作を行います。
スタンドアロン: リストから 1 つ以上のホストを選択します。また、下部のオプションを選択して、Parallels RAS によって管理されていない Azure 上に存在する他の既存ホストプールのホストを表示することもできます。
テンプレート: テンプレートからプールに追加するホストの数を指定します。
[OK] をクリックします。
Azure Virtual Desktop セッションを表示および管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[セッション] タブを選択します。すべてのホストプール内に存在するすべてのホストのセッションがリストに表示されます。
セッションの管理の詳細については、「セッション管理」を参照してください。
ホストプール内のすべての Azure Virtual Desktop Agent の自動更新を有効にして構成できます。
Agent 自動更新のスケジュールを設定するには次の手順を実行します。
[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] > [ホストプール] > [プロパティ] > [自動更新] タブに移動します。
このホストプールで設定を変更する場合は、[既定の設定を継承] オプションをオフにします。
[メンテナンス期間の自動更新を有効にする] オプションを選択します。メンテナンス期間の間、ホストプール内のすべてのホストで Agent のアップグレードのダウンロードが試行されます。アップグレードは、すべてのユーザーがホストからログアウトするとすぐにダウンロードされ、インストールされます。ユーザーからの新規ログオンは禁止されています(ドレインモード)。 メンテナンス期間中にユーザーがログオフしなければ、アップグレードは次の期間までインストールされません。
このイベントの開始日、開始時刻、期間、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
(オプション)メンテナンス期間の終了時にすべてのユーザーを強制的にログオフし、アップグレードをダウンロードする場合は、[メンテナンス期間の終了時に現在のセッションを強制的にログオフする] オプションを選択します。
(オプション)メンテナンス期間中にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[メッセージを構成] ボタンをクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
Agent の自動更新をキャンセルするには、次の手順を実行します。
[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] > [ホストプール] に移動します。
[タスク] > [メンテナンス期間の自動アップグレードをキャンセル] ウィンドウを選択します。
[スケジューラー] タブでは、指定された時間に個々のホストまたはホストプールで実行されるスケジューラータスクを作成することができます。
注: スケジュールされたイベントが発生すると、影響を受けるホストは Parallels RAS で無効化され、そのステータスは“無効(スケジューラー)”または“再起動保留中(スケジューラー)”と表示されます。[ホスト] タブでホストを右クリックし、[コントロール] > [無効になっている状態をキャンセルする(スケジューラー)]、または [コントロール] > [保留中の再起動をキャンセルする(スケジューラー)] を選択することで、これらの状態をキャンセルすることができます。
ホストまたはプール内のホストを無効にするには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストを無効化] または [ホストプールを無効化] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、期間、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストがオフラインになる前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
無効時の処理: スケジュールされたタスクがトリガーされたときに現在のセッションに対して実行する処理を指定します。[無効時の処理] ドロップダウンリストから必要なオプションを選択します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
[OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
ホストまたはプール内のホストを再起動するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストを再起動] または [ホストプールを再起動] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。さらに、”ホストプールを再起動”タスクに以下のオプションを指定します。
終了: タスクを完了するまでの時間を指定します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストが再起動される前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
[ドレインモードを有効化] および [指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動] となります。これら 2 つのオプションは組み合わせて使用できます。[ドレインモードを有効化] オプションを選択すると、タスクが発生したときにホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行され、再接続されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動の時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーが再起動されます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
[OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
注: このタスクは、テンプレートベースのホストおよびホストプールにのみ適用されます。
ホストまたはプール内のホストを起動するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストを起動] または [ホストプールを起動] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
(「ホストプールを起動」タスクのみ) [オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メンバーの割合: このオプションを選択して、各プールで起動する必要のあるホストの割合が指定します。
開始するメンバーの数を指定: このオプションを選択して、各プールで起動する必要のあるホストの数を指定します。
[OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
ホストまたはプール内のホストをシャットダウンするには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [ホストをシャットダウン] または [ホストプールをシャットダウン] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストが再起動される前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
ドレインモードを有効化および指定した時間の後にサーバーを強制的にシャットダウン: これら 2 つのオプションは組み合わせて使用できます。[ドレインモードを有効化] オプションを選択すると、タスクが発生したときにホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または指定した時間の後にサーバーを強制的にシャットダウンの時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーがシャットダウンされます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
注: このタスクは、テンプレートベースのホストおよびホストプールにのみ適用されます。
特定のホストまたはプール内のホストを再作成するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [テンプレートからホストを再作成]、または [テンプレートからホストプールを再作成] をクリックします。
[一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
[利用可能] リストでホスト、またはプールを選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホストまたはプールが表示されます。
[トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] ドロップダウンリストで [なし] を選択します。
[オプション] タブを選択します。以下のオプションが含まれています。
メッセージリスト: ここでは、ホストが再起動される前にユーザーに送信されるメッセージを構成します。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
ドレインモードを有効化、強制的にホストを再作成するまでの時間、強制的にホストプールを再作成するまでの時間: このオプションは組み合わせて使用できます。[ドレインモードを有効化] オプションを選択すると、タスクが発生したときにホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または [強制的にホストを再作成するまでの時間]/[強制的にホストプールを再作成するまでの時間] オプションで指定した時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーが再作成されます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、リストにアクティブなメッセージが存在する場合に限り有効になります。オプションが有効化されている場合、現在オフラインのホストもモニタリングされます。そのサーバーがスケジュール済みタスクの実行中にオンラインに戻ると、そのタスクも適用されます。
[ホストを無効化] および [ホストプールを無効化] タスクでは、スケジュール済みのタスクがトリガーされる前に限りメッセージを送信できます。それで、メッセージを作成する場合に、メッセージを送信に指定するオプションに”前”のみを選択できます。必要に応じて、2 つ以上のメッセージを作成して、異なる時間間隔で送信できます。それでユーザーはタスク実行の前に、複数回通知を受け取ります。
[ホストを無効化] および [ホストプールを無効化] タスクでは、スケジュール済みのタスクがトリガーされる前または後にメッセージを送信できます。ドレインモードを有効化できるため、これらのタスクに”後”オプションを使用できます。これにより、場合によってはアクティブセッションの実行を維持できます。この時間中、複数のメッセージを送信して、アクティブユーザーに対し、作業を終了してセッションを閉じる必要があることをリマインドできます。”後”オプションを使用するには、[ドレインモードを有効化] オプションを選択する必要があります。”後”の時間間隔と [指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動] の設定は、矛盾のないように構成する必要があります。たとえば、”後”の時間が経過する前に強制再起動が発生する場合、アクティブユーザーにメッセージが表示されることはありません。
テンプレートを作成するには、次の操作を実行します。
[テンプレート] タブで、[タスク] > [追加] をクリックします。これにより [Parallels テンプレートウィザードを作成] が開きます。
最初のページで、Azure Virtual Desktop プロバイダーを選択します(複数ある場合)。
テンプレートタイプを次の中から選択します。
マルチセッション: Windows Server オペレーティングシステムや Windows 10/Windows 11 Enterprise マルチセッション上で実行される 1 つのホストに対して、複数の同時ユーザーセッションが認められています。
シングルセッション: シングルユーザーセッションはシングルセッションホストで使用できます。
[テンプレートソース] ページで、次の中からソースを選択します。
カスタムホスト: 既存の仮想マシンのリストが表示されます。
Azure Gallery: イメージを選択して、そのイメージから新しい仮想マシンを作成できます。マルチセッションまたはシングルセッションのテンプレートタイプに応じて、Windows 10 Enterprise マルチセッションなどの一般的に使用されている Marketplace のイメージがあらかじめ定義されているので、簡単に選択してテンプレートとして作成することができます。場所を選択し、ローカル管理者のユーザー名とパスワードを指定します。[すべてのイメージを参照] ボタンをクリックするとダイアログが開き、Marketplace または共有イメージギャラリーから他のイメージを選択することができます。共有イメージギャラリーからイメージを選択する場合は、発行元、SKU、オファー、その他のオプションのリストから選択します。
[ホスト] ページで必要に応じて、あらかじめ定義されている Azure の値から仮想マシンのプロパティを選択します。
まず、Azure リソースグループを指定します。
仮想マシンのサイズを選択します。
注: 仮想マシンのサイズは、指定されたテンプレートを使用するホストプールの設定で上書きできます。これにより、ホストプールのレベルで異なる VM のサイズを指定することができます。
ディスクの種類を選択します。
仮想ネットワークとサブネットを選択します。
注: テンプレートに高速ネットワークを使用する場合は、高速ネットワークをサポートするセッションホストのホストサイズが適切なものになっていることを確認してください。
[概要] ページで、次の設定を指定します。
テンプレート名: テンプレートの名前です。
可用性セットの作成: これを選択すると、テンプレートからホストが可用性セットでデプロイされます。可用性セットでデプロイできるホストの最大数は 200 であることに注意してください(これは Azure の制限です)。200 以上のホストが必要な場合は、このオプションをオフにして、[最大ホスト数] フィールドに独自の値を指定します。
[準備] ページでイメージの準備を選択し、必要なオプションを指定します。これは、RAS VDI テンプレートのイメージの準備方法と似ています。細かい違いはありますが、構成手順は基本的に同じです。詳細については、「準備」を参照してください。
[最適化] ページで、最適化設定を構成します。これらの設定は、サイトのデフォルト値を継承していますが、必要に応じてカスタム設定を指定することができます。詳細については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
[新しいテンプレートのバージョン] ページで、名前と説明を指定し、バージョンのタグを選択します。タグは、複数選択できます。
[サマリ] ページで、設定を確認し、[完了] をクリックしてテンプレートを作成します。
Azure Virtual Desktop テンプレートは、元の VM のクローンとして他の仮想マシンを作成し、セッションホストとしてホストプールに追加される仮想マシンです。
Azure Virtual Desktop テンプレートを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[テンプレート] タブを選択します。
このセクションでは、以下の内容を説明します。
ホストプールは、Azure Virtual Desktop 環境内の 1 つまたは複数の同一の仮想マシン(VM)の集合体です。各ホストプールには、ユーザーがアクセスできるアプリケーショングループが含まれています。
ホストプールは、使用目的に応じていくつかの異なる方法で構成できます。次の表では、ホストプールを作成する際に選択できる個々のオプションについて説明します。
Azure Virtual Desktop ホストプールを管理するには、[ファーム] > [サイト] > [Azure Virtual Desktop] に移動し、[ホストプール] タブを選択します。
ホストプールのプロパティを表示し、変更するには、ホストプールを右クリックして [プロパティ] を選択します。開いたダイアログでタブを選択し、次に説明するようにホストプールのプロパティを表示または変更します。
概要
[一般] タブでは、ホストプールを有効または無効にすることができます。無効にすると、ホストや公開済みのリソースがすべて無効になることに注意してください。
また、ホストプールの説明を変更したり、ホストプールのプロパティ全般を表示したりすることもできます。
[アプリケーショングループ] セクションには、ホストプール用に作成されたアプリケーショングループの名前が表示されます。
[フレンドリ名] フィールドには、Azure Virtual Desktop および Parallels RAS でこのワークスペースに使用される名前を指定します。
構成
[構成] タブで、ホストプールの構成プロパティを確認します。これらのプロパティについては、ホストプールを作成した時点で理解されているはずです。
このページでは、次のプロパティを変更できます。
ロードバランサー
ホスト上のセッション数の制限
オンデマンドのホスト稼働
検証環境
構成プロパティの説明については、「Azure Virtual Desktop ホストプールの追加」を参照してください。
自動スケール
このタブは、プロビジョニングタイプとして [テンプレート] が指定されているホストプールに対してのみ表示されます。ホストプールにテンプレートがまだ指定されていない場合は、ここでテンプレートを選択することができます。[新規作成] ボタンをクリックしてウィザードを開き、新しいテンプレートを作成することもできます。テンプレートがない場合、選択可能なのは、ホストを作成するためのテンプレートがないことを示す [なし] だけです。その場合は、まずテンプレートを作成し、そして再度ここで選択する必要があります。「テンプレートの管理」も参照してください。
[自動スケール設定] セクションには、指定したテンプレートからホスト(仮想マシン)を作成する方法の設定が含まれています。これらの設定は、RD セッションホストグループの自動スケール設定と同様に機能します。唯一の違いは、Azure Virtual Desktop ではホストとホストプールを扱うのに対し、RD セッションホストグループではサーバーとグループを扱うことです。それ以外の設定は同様に動作します。詳細については、「RD セッションホストのグループ化とクローン作成」の**「自動スケール」**サブセクションを参照してください。
[仕様] セクションでは、指定されたホストプールが使用するテンプレートの設定で、指定された仮想マシンのサイズを上書きできます。[テンプレートのプロパティで指定されたサイズを上書き] オプションを選択し、ドロップダウンリストから必要なサイズを選択します。選択したサイズは、このホストプールでのみ使用されます。同じテンプレートを使用している他のホストプールに影響はありません。なお、利用可能なサイズは、ホストプールのメンバーやテンプレートの場所、サイズ、電源状態によって異なる場合があります。また、サイズを上書きするにはホストの再起動が必要になります。ご注意ください。
ホスト
[ホスト] タブには、このホストプールのホストのリストが表示されます。表の値を見ることで、ホストの状態やその他のプロパティを確認できます。
ホストが正常に動作している場合は、[ステータス] 列に“OK”と表示されます。Agent のステータスを確認するには、ホストを右クリックして [Agent をチェック] を選択します。“Agent が応答しませんでした”というメッセージが表示されたら、[インストール] をクリックして Agent をインストールしてみてください。すべてが正常に進めば、Agent が更新され、[ステータス] 列に“OK”と表示されます。[タスク] > [すべての Agent をアップグレード] をクリックしてすべての Agent をアップグレードすることもできます。
新規のホストをプールに追加するには、次の操作を実行します。
[タスク] > [追加] をクリックします。
ホストプールのプロビジョニングタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
ホストプールのプロビジョニングが、スタンドアロンとして構成されている場合は、リストから 1 つまたは複数のホストを選択します。また、Azure 上の他のホストプールに存在するホストを表示するには、[既存のホストプール内のホストのうち RAS に管理されていないホストを表示する] オプションを選択することもできます。
ホストプールのプロビジョニングが、テンプレートとして構成されている場合は、ここでホストを手動で追加することはできません。代わりに、Azure Virtual Desktop メインビューの [ホスト] タブを使用します。
[OK] をクリックします。
アプリケーションパッケージ
「MSIX アプリケーションパッケージの使用」を参照してください。
割り当て
[割り当て] タブには、Microsoft Entra ID オブジェクトに割り当てられた Active Directory ユーザーとグループが表示されます。ユーザーが公開済みのデスクトップやアプリケーションを表示するには、ホストプールで利用可能なアプリケーショングループに割り当てられている必要があります。
新しい割り当てを作成するには、次のいずれかを実行します。
[タスク] > [追加] をクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択] ダイアログで、ユーザーまたはグループを指定して、[OK] をクリックします。
画面の指示に従って、割り当てを完了します。[公開] カテゴリーの追加フィルタリングを使用して、Parallels Client での Azure Virtual Desktop リソースの可用性を管理することができます。詳細については、**「リソースの公開」**を参照してください。
ユーザープロファイル
デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。ユーザープロファイルの構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
最適化
[最適化] タブでは、Parallels RAS 環境で最高のパフォーマンスが得られるよう、セッションホストを最適化するための設定を指定できます。無効化、削除、または最適化の対象となる Windows コンポーネントやサービス、またその他のオプションを選択して、仮想アプリおよびデスクトップの配信の効率性と合理性を向上させ、改善することができます。デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。最適化オプションの構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
ホストプールの設定
このタブでは、セッションのタイムアウト、クライアント URL/メールのリダイレクト、ドラッグ & ドロップなどの設定を構成できます。デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。ホストプール設定の構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
RDP プリンター
[RDP プリンター] タブでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。デフォルトでは、このタブはサイトのデフォルト値を継承します。カスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションのチェックを外します。ユーザープロファイルの構成については、「サイトのデフォルト値(Azure Virtual Desktop)」を参照してください。
オプション
記述
個人用とプール
個人用ホストプールにはシングルセッションホストが含まれ、それぞれが単一のユーザーに割り当てられます。割り当ては、ユーザーがログオフした後やホストの電源がオフになった後も維持されます。必要に応じて、ユーザーのホストの割り当てを解除し、別のユーザーに割り当てることができます。
プールホストプールには、特定のユーザーに割り当てられていないマルチユーザーセッションホスト(RD セッションホストまたはマルチセッション Windows 10 マシン)が含まれています。プール内の各ホストは、複数のユーザーに割り当てることができます(マルチセッション)。
アプリケーションとデスクトップ
ホストプールは、アプリケーションまたはデスクトップのみを公開できますが、両方を同時に公開することはできません。ホストプールを作成する際に、公開の種類を [デスクトップ] または [アプリケーション] から選択します。選択に応じて、ホストプールにデスクトップまたは RemoteApp のアプリケーショングループが自動的に作成されます。後から公開の種類を変更できないことに注意してください。変更する場合は、既存のホストプールを削除して新しいホストプールを作成する必要があります。
テンプレートとスタンドアロン
ホストプールを作成する際に、[テンプレート] または [スタンドアロン] から選択する必要があります。ホストプールには、すでに存在するホストを含めること(スタンドアロン)、またはテンプレートを使用することができます。テンプレートは、既存のゲスト VM をベースにしたり、Azure Marketplace または共有イメージギャラリーのイメージからその場で作成したりすることができます。
テンプレート: ホストは、管理者が手動でテンプレートから作成することも、需要に基づいて自動的に作成することもできます。ホストの自動作成(Parallels RAS では自動スケールと呼ばれています)は、ホストプールのプロパティでオンまたはオフにすることができます。
スタンドアロン: ホストは、管理者によってホストプールに追加、またはホストプールから削除されます。ホスト(仮想マシン)は、Azure にすでに存在し、ドメインに参加している必要があります。