Parallels RAS 20 には、以下の新機能が追加されました。
SC//HyperCore 9.4 に対するサポートの追加
ポリシーにスイスとベルギーのキーボードレイアウトのサポートを追加
Parallels RAS 19.4.2 には、以下の新機能が追加されました。
未登録のユーザーが、TOTP、Google Authenticator、およびメール OTP の誤った資格情報を入力したときに、**「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」**というエラーを表示するかどうかを選択する機能。
Parallels RAS 19.4.1 には、以下の新機能が追加されました。
Parallels RAS 19.4 には、以下の新機能が追加されました。
RD セッションホスト、VDI、Azure Virtual Desktop で、Agent を自動的にアップグレードする機能。
IGEL 11 および 12 をサポート。
Nutanix AHV(AOS)用の拡張イメージ管理。
Scale Computing SC//HyperCore 9.2 をサポート。
ユーザーが MFA for Radius および TOTP を使用してサインインする際に Parallels Client で表示されるメッセージを編集する機能。
ホストヘッダーのインジェクションから保護するための HTTP ホストヘッダーの検証。
ホストプールのセッション切断
ホストプール向けの転送プロトコル
ホストプール向けの帯域幅の可用性
ホストプール向けのレイテンシー
ホストプール向けの接続品質
ホストプール向けの UX エバリュエーター
ホストプール向けのログオン期間
Azure Virtual Desktop の強化。
重要: 複数のテンプレートを単一の VDI ホストプールに割り当てている場合は、Parallels RAS 19.3 をアップデートしないでください。
重要: Azure Virtual Desktop を Parallels RAS 19.3 で使用している場合は、Parallels Client をバージョン 19.3 にアップデートする必要があります。
Parallels RAS 19.3.1 には、以下の新機能が追加されました。
Azure Virtual Desktop の強化。
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
シングル VDI ホストプール
重要: Azure Virtual Desktop を Parallels RAS 19.3 で使用している場合は、Parallels Client をバージョン 19.3 にアップデートする必要があります。
Parallels RAS 19.3 には、以下の新機能が追加されました。
RD セッションホスト、VDI、および Azure Virtual Desktop のテンプレートバージョン作成。以下の機能をご利用いただけます。
RD セッションホスト、VDI、Azure Virtual Desktop のホストプールに対してテンプレートバージョンを割り当てる機能。
スケジュールによる RD セッションホスト、VDI、Azure Virtual Desktop テンプレートの再作成。
ホストプールレベルでユーザープロファイルやその他の設定を構成する機能。
動的なプリンターマッピング。
Azure Virtual Desktop の強化。
SC//HyperCore プロバイダーに複数のプロバイダーアドレスを追加しました。
テナントの請求情報を非表示にする機能。
SC//HyperCore プロバイダー上の既存の MAC アドレスを保持したままホストを再作成する機能。
TLS 1.3 のサポート。
用語の更新:
プール/グループに言及される場合、用語は「ホストプール」に標準化されました。
デスクトップ/ゲストに言及される場合、用語は「ホスト」に標準化されました。
セッションアクティビティ
切断の理由
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
Parallels RAS 19.2.3 には、以下の新機能が追加されました。
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
Parallels RAS 19.2.2 には、以下の新機能が追加されました。
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
Parallels RAS 19.2 には、以下の新機能が追加されました。
ESXi と vCenter 上で RD セッションホストとホストを元の BIOS UUID で再作成する機能(自動で動作する)。
非推奨事項および更新されたシステム要件:
コンポーネントとクライアントの最新のシステム要件については、「ソフトウェア要件**」**を参照してください。
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
Parallels RAS 19.1 には、以下の新機能が追加されました。
転送プロトコル(TCP または UDP)
ネットワーク遅延
接続品質
帯域幅の可用性
非推奨事項および更新されたシステム要件:
コンポーネントとクライアントの最新のシステム要件については、「ソフトウェア要件」を参照してください。
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
Parallels RAS 19.0 には、以下の新機能が追加されました。
新しい Parallels Client for Windows for ARM64。
式ベースのクライアントポリシー、公開済みリソースのフィルタリング、MFA の構成。
電源管理: スケジュールに従ってサーバーを起動および終了します。RD セッションホストのスケジュール作成、VDI、AVD ホスト。
非推奨事項および更新されたシステム要件:
コンポーネントとクライアントの最新のシステム要件については、「ソフトウェア要件**」**を参照してください。
新機能と改善点の詳細なリストについては、リリースノートを参照してください: https://kb.parallels.com/en/129018。
Parallels RAS を使用すると、単一のプラットフォームからバーチャルデスクトップとアプリケーションをベンダーに依存せずに配信できます。Parallels RAS は、プラットフォーム固有のクライアントや、ビルトインの Parallels Web Client などのウェブ対応ソリューションを活用することで、ロケーションを問わずにアクセスできるリモートデスクトップ、アプリケーション、ドキュメントを公開できます。デスクトップの管理性、セキュリティ、パフォーマンスを向上させることができます。
Parallels RAS では、カスタマイズされたシェルと、Microsoft RDP プロトコルを介した仮想チャネル拡張を使用して、Windows リモートデスクトップサービスを拡張しています。Parallels RAS は、Microsoft、VMware、および Nutanix AHV(AOS)や Scale Computing などのハイパーコンバージドソリューションを含むその他のベンダーが提供するすべての主要なハイパーバイザーをサポートしており、さらに、Microsoft Azure や Azure Virtual Desktop(旧名: Windows Virtual Desktop)などのクラウドプラットフォーム/サービスもサポートしています。これらを活用することで、仮想デスクトップとアプリケーションを Parallels Client に公開できるようにします。
この製品には、強力なユニバーサルプリント機能とユニバーサルスキャン機能、およびリソースベースのロードバランス、管理機能が含まれています。
Parallels RAS 用の Parallels デバイスマネージャーモジュールでは、ユーザー接続の他、無料の Parallels Client を使用してシンクライアントに変換された PC を集中管理することもできます。
仕組み
ユーザーがアプリケーションまたはデスクトップをリクエストすると、Parallels RAS により負荷の最も低い RD セッションホスト、または負荷の最も低いプロバイダー上のゲスト VM が検索され、その間の RDP 接続が確立されます。Microsoft RDP プロトコルを使用して、リクエストされたアプリケーションまたはデスクトップがユーザーに提供されます。Parallels RAS は、RD セッションホストと VDI に加えて、Azure Virtual Desktop リソースの構成、管理、および公開にも使用できることに注意してください。
ユーザーは、Windows、Linux、macOS、Android、Chrome、iOS および iPadOS で実行できる無料の Parallels Client を使用して、Parallels RAS に接続できます。また、HTML5 ブラウザーまたは Chromebook を使用して接続することもできます。
Windows の新規バージョンが次々に開発される中、ビジネスの移行コストを抑える必要があります。Parallels RAS がお役に立ちます。デスクトップの置換を使用することで、ハードウェア寿命を延長し、最新 OS への移行をユーザーに最も適した時期まで遅らせることができます。Parallels RAS ソリューションを使用すると、非常に柔軟に対応できます。たとえば、ユーザー側のマシン構成をロックすることで、企業データを極めて安全な場所に配置することができます。また、ユーザーが一部のローカルアプリケーションまたはリモートアプリケーション以外を実行できないようにすることもできます。Parallels Client のデスクトップの置換を使用すると、最もよく使用するローカル構成オプションを無効にすることでローカルマシンの操作性を抑えながら、シンクライアントによって提供されるのと同レベルのサービスとセキュリティを保証できます。しかも、これらをすべて既存の PC から実行できます。
このガイドは、Parallels RAS をインストール、構成、管理するシステム管理者向けです。このガイドは、Microsoft リモートデスクトップサービスに習熟し、中程度のネットワーク知識を有している読者を想定しています。
注: Parallels RAS 19 以降、このセクションを含むすべての製品およびドキュメントで、用語が更新されています。用語の変更については、https://kb.parallels.com/en/128943 を参照してください。
用語/略語
説明
RAS Console
Parallels RAS Console。
RAS Console は、Parallels RAS の構成、管理、実行に使用する主要なインターフェイスです。管理者は、RAS Console を使用して、ファーム、サイト、RD セッションホスト、公開済みのリソース、クライアント接続などを管理します。
カテゴリー
RAS Console では、メインウィンドウの左ペインに [カテゴリー] が表示されます。各カテゴリーは、特定のタスクまたは操作に関連するいくつかの設定で構成されます。
カテゴリーには、[開始]、[ファーム]、[ロードバランス]、[公開]、[ユニバーサルプリント]、[ユニバーサルスキャン]、[接続]、[デバイスマネージャー] などがあります。
ファーム
Parallels RAS ファームは、一括管理を目的としたオブジェクトの論理グループです。ファーム構成の情報は単一のデータベースに保存され、ファームを構成するすべてのオブジェクトに関する情報がそこに保存されます。ファームには少なくとも 1 つのサイトが必要ですが、必要な数のサイトで構成することができます(以下の「サイト」を参照)。
サイト
1 つのサイトは、少なくとも 1 つの RAS Connection Broker、RAS Secure Gateway(または複数のゲートウェイ)、および RD セッションホスト、プロバイダー、Windows PC にインストールされた RAS Agent で構成されます。RD セッションホスト、プロバイダー、または PC が、同時に複数のサイトのメンバーになることはできません。
ライセンスサイト
Parallels RAS ファーム内で Parallels RAS ライセンスを管理するサイトです。デフォルトでは、Parallels RAS をインストールするサーバーがライセンスサイトになります。後で追加のサイトを作成した場合、そのいずれかをライセンスサイトとして指定できます。
1 つのファームに存在できるライセンスサイトは 1 つのみです。他のすべてのサイトはセカンダリサイトと呼ばれます。
注: Parallels RAS のアップデートまたはアップグレードは最初にライセンスサイトに適用する必要があります。
RAS Secure Gateway
RAS Secure Gateway は、アプリケーションで必要とされるすべてのトラフィックを単一のポートでトンネリングして、安全な接続を実現します。
Web Client
Web Client を使用すると、ウェブブラウザーでリモートアプリケーションやデスクトップを表示および起動できます**。**Web Client 機能は、RAS Secure Gateway の一部です。
公開
リモートデスクトップサーバー、プロバイダー、またはリモート PC にインストールされたアイテムを Parallels RAS 経由でユーザーに提供すること。
RAS Connection Broker
RAS Connection Broker では、公開済みのアプリケーションおよびデスクトップのロードバランスが実行されます。
RAS RD セッションホスト Agent
RAS RD セッションホスト Agent では、Connection Broker で必要とされる情報が Microsoft RDS から収集され、必要に応じて Connection Broker に送信されます。
Remote PC Agent
Remote PC Agent では、Connection Broker で必要とされる情報がリモート PC ホストから収集され、必要に応じて Connection Broker に送信されます。
RAS Guest Agent
RAS Guest Agent では、RAS Connection Broker で必要とされる情報が VDI デスクトップから収集され、必要に応じて Connection Broker に送信されます。
RAS Provider Agent / RAS Provider Agent
RAS Provider Agent では、Parallels RAS Infrastructure から情報が収集され、ネイティブ API を介して VDI が制御されます。RAS Provider Agent は、RAS Connection Broker に組み込まれておりデフォルトで利用可能です。これは、Parallels RAS ファームで複数のプロバイダーを制御するために使用できます。
RAS Provider Agent は、RAS Provider Agent と同じものを指していますが、この用語は Azure Virtual Desktop(この表の最後で説明)のコンテキストで使用されます。
専用 RAS Provider Agent
専用 RAS Provider Agent は、上記の RAS Provider Agent と似ていますが、重要な違いが 1 つあります。これは、Parallels RAS インストーラーからインストールする必要がある別個のコンポーネントであり、単一のプロバイダーのみを制御できます。
RDSH または RD セッションホスト
RDSH は、リモートデスクトッププロトコル(RDP)をサポートするリモートクライアントがアプリケーションと制限のないデスクトップ環境にアクセスできるようにします。Windows 2008 R2 から、ターミナルサービスは RDSH に置き換えられました。
HALB
高可用性ロードバランス(HALB)は、 RAS Secure Gateway に負荷分散を提供するアプライアンスです。Parallels HALB 仮想アプライアンスは次のハイパーバイザーで利用できます。Hyper-V、VMware。異なる HALB デバイスを表す複数の HALB 仮想サーバーを単一のサイトに展開できます。 複数の HALB を配置して同時に実行することができます。その場合、1 つがプライマリとして機能し、その他がセカンダリとして機能します。サイトに配置された HALB が多いほど、ダウンタイム発生の可能性が低くなります。プライマリとセカンダリの HALB 展開では、同じ IP アドレスまたは仮想 IP アドレス(VIP)が共有されます。プライマリの HALB 展開に障害が発生した場合、セカンダリがマスターに昇格し、プライマリの地位を引き継ぎます。
テナントブローカー
テナントブローカーは、共有 RAS Secure Gateway をホストする、特殊な RAS インストールです。RAS マルチテナントアーキテクチャに不可欠な部分です。
テナント
テナントは、テナントブローカー(上記参照)に参加する RAS ファームです。共有 RAS Secure Gateway と HALB を使用するため、別途ゲートウェイや HALB を用意する必要がありません。
RAS 登録サーバー
RAS 登録サーバーは SAML SSO 認証機能に不可欠の構成要素です。Microsoft 認証局(CA)と通信し、Parallels RAS 環境内にある SSO 認証のデジタル証明書のリクエスト、登録、および管理をユーザーに代わって実行します。
RAS PowerShell
Parallels RAS PowerShell では、PowerShell コマンドレットを使用して Parallels RAS の管理タスクを実行できます。コマンドレットは、Windows PowerShell コンソールで実行することも、スクリプトを書いて一般的な Parallels RAS の管理タスクを実行することもできます。Parallels RAS PowerShell の完全ガイドは、その他の Parallels RAS マニュアルとともに Parallels ウェブサイトで入手できます。
RAS REST API
Parallels RAS にはさまざまな API があり、これにより API が統合されたカスタムアプリケーションを開発できます。RAS REST API はその 1 つです。
RAS 管理ポータル
Parallels RAS 管理ポータルは、HTML5 ブラウザーベースのアプリケーションで、これにより Parallels RAS を管理できます。
RAS ウェブ管理サービス
RAS 管理ポータルのユーザーインターフェイスを提供し、RAS REST API(上記を参照)の RESTful ウェブサービスを実装するウェブサービスです。
Azure Virtual Desktop
Azure Virtual Desktop は、Microsoft Azure で実行されるデスクトップおよびアプリの仮想化サービスであり、RD セッションホストおよび VDI へのアクセスを提供します。Parallels RAS 18 は、Parallels RAS の既存の技術的機能に加えて、Azure Virtual Desktop のワークロードを統合、構成、保守、サポートしたり、アクセスを確保したりする機能を提供します。
FSLogix
FSLogix プロファイルコンテナーは、パーシスタントでない環境向けのリモートプロファイルソリューションです。Parallels RAS は、RD セッションホスト、VDI、および Azure Virtual Desktop で FSLogix をサポートします。
アプリケーション、デスクトップおよびデータを仮想化する統合ソリューション、ParallelsR Remote Application Server(Parallels RAS)へようこそ。Parallels RAS を使用して、ご利用のネットワーク内であれば場所を問わずどのデバイスに対してもアプリケーションを公開し、リモートの仮想デスクトップを配信できます。
次の表に、Parallels RAS のリリース履歴を示します。Parallels RAS ドキュメントは、毎回のリリースごとに更新されます。このガイドは、以下の表から最新の Parallels RAS リリースを参照しています。新しい Parallels RAS リリースまたはバージョンを使用している場合は、https://www.parallels.com/jp/products/ras/resources/ からガイドの現在のバージョンをダウンロードしてください。
Parallels RAS バージョン | リリース | 日付 |
---|---|---|
19.0
初回リリース
2022/07/27
19.0
Update 1
2022/08/31
19.0
ホットフィックス 1
2022/09/16
19.0
ホットフィックス 2
2022/09/30
19.0
ホットフィックス 3
2022/10/14
19.1
Update 2
2022/11/15
19.2
Update 3
2023/07/06
19.3
Update 1
2023/11/06
19.4
Update 2
2024/08/06
20.0
初回リリース
2024/10/30