Parallels RAS をインストールする前に、ハードウェアとソフトウェアが、以下のハードウェアおよびソフトウェア要件以上であることを確認してください。Parallels RAS は、ワークグループ環境でも使用できますが、Parallels では Active Directory を使用し、グループポリシーを介して、ユーザー、グループ、マシンアカウントを管理することをお勧めしています。
リモートデスクトップサービスクライアントアクセスライセンス(RDS CAL)や仮想デスクトップアクセス(VDA)ライセンスなど、Microsoft のライセンス要件については、付録: Parallels RAS の Microsoft ライセンスの要件
RASConnection Broker および RASSecure Gateway は、次のオペレーティングシステムでサポートされています。
Windows Server 2016 から Windows Server 2022 まで
Windows Server 2016、2019 および 2022(Server Core とデスクトップエクスペリエンスインストールの両方がサポート対象)
注: DHCP サーバーを実行しているドメインコントローラーやその他のマシンに RAS Connection Broker や RAS Secure Gateway をインストールしないでください。一般的に、これはどの RAS コンポーネントにも当てはまります。
RAS Connection Broker と同じ OS が必要です(上記参照)。なお、大規模環境(同時接続数が 2000 以上)では、専用のサーバーにインストールすることをお勧めします。詳細については、 を参照してください。
RAS RD セッションホスト Agent は、次のオペレーティングシステムでサポートされています。
Windows Server 2012 R2 から Windows Server 2022 まで
“デスクトップエクスペリエンス”インストールオプションを使用して Windows Server 2016 以降をインストールする必要があります。
Windows Server 2012 R2(Server Core のインストールオプションはサポートされていません)。
Windows Server 2016 から Windows Server 2022 まで
Windows Server 2012 R2 から Windows Server 2022 まで
Windows 10 から Windows 11 まで
Windows Server 2012 R2 から Windows Server 2022 まで
Windows 10 から Windows 11 まで
Windows Server 2016 から Windows Server 2022 まで
Windows 10 から Windows 11 まで
Windows Management Framework 3.0 および .NET Framework 4.5.2 をインストールする必要があります
Windows Server 2016 から Windows Server 2022 まで
Windows 10 から Windows 11 まで
Windows Server 2016 から Windows Server 2022 まで
Parallels Client は、次のオペレーティングシステムで認定されています(32 ビット版と 64 ビット版がある場合はその両方に対応)。
Windows 10、11
Windows Server 2012 R2 から Windows Server 2022 まで
macOS 12 Monterey から macOS 15 Sequoia まで。Parallels Client は、Intel または Apple M1、いずれのチップを搭載する Mac コンピューター上でもネイティブに動作します。
iOS および iPadOS 15 から iOS および iPadOS 18 まで
Android 9 から Android 15 まで
Chrome OS
注: Parallels Client for Chrome は廃止予定です。代わりに Parallels Web Client を使用することをお勧めします。
Parallels Client for Linux は、次の Linux ディストリビューション(x64 版のみ)をサポートしています。
Ubuntu 22.04 LTS, 24.04 LTS
Debian 11(Bullseye)、Debian 12(Bookworm)
Fedora 37、38
Linux Mint 20、21
IGEL 11、 12
Dell ThinOS 2303, 2306, 2308
Parallels RAS は、物理プラットフォームおよび仮想プラットフォーム上で広範囲にわたってテストされています。Parallels RAS を実行するうえで認定されたハードウェアの最低要件を以下に示します。
物理マシン - デュアルコアプロセッサ、最小 4GB の RAM。
仮想マシン - 2 基の仮想プロセッサ、最小 4GB の RAM。
Parallels RAS をインストールおよび構成するためのサーバーハードウェア要件は、エンドユーザーの要件によって異なる可能性があります。
通常、30 ユーザー以下のインストールの場合、1 つの高性能サーバーに Parallels RAS をインストールし、そのサーバーからリソースを直接公開することができます。30 ユーザー以上の場合、複数のサーバーが必要になる可能性があります。
Parallels RAS の展開を計画する段階で、以下の点を考慮する必要があります。
複数の CPU コア、高性能のディスク転送速度、および十分な RAM で構成される高性能サーバーを使用する必要があります。
エンドユーザーに提供するために必要なリソースが適切に用意されている場合は、ハイパーバイザーベースの仮想マシンを使用できます。
Gateway SSL モードを使用する受信接続では、RAS Secure Gateway が 1 台のサーバーにつき 1200 ユーザーを超えないようにすることをお勧めします。
HALB の使用量は、HALB アプライアンスごとに 2000 ユーザーセッションを超えてはなりません。 を参照してください。
VDI ハイパーバイザーリソースの要件を計画する場合、仮想マシンごとの RAM 使用量、ディスク容量など、追加の要件を考慮する必要があります。
RD セッションホスト、VDI、または Azure Virtual Desktop を構成する場合、ワークロードの種類に応じて、セッションホストを構成する必要があることに注意してください。可能な限り最高のエクスペリエンスを得るには、ユーザーのニーズに応じて展開を拡張する必要があります。次の表は、さまざまなワークロードの種類がセッションホストの構成にどのように影響するかを示しています。
注: サイズについてのガイドラインは、RDS または Azure Virtual Desktop マルチセッションホストに関する Microsoft の推奨事項に基づいています。
ポートの要件については、**「ポート参照」**セクションを参照してください。
サポートされるプロバイダーのリストについては、「」を参照してください。
Igel、HP、10Zig などのテクノロジーパートナーがサポートするシンクライアントとサポートされるハードウェアのリストについては、次のナレッジベースの記事を参照してください: 。
ワークロード | ユーザーの例 | アプリの例 | vCPU あたりの最大ユーザー数 | 最小要件 |
ライトユーザー | 基本的なデータエントリータスク | データベースエントリーアプリケーション、コマンドラインインターフェイス | 6 | 2 vCPU 8 GB RAM 16 GB ストレージ |
普通 | コンサルタントおよびマーケット リサーチ | データベースエントリーアプリケーション、コマンドラインインターフェイス、Microsoft Word、静的ウェブページ | 4 | 4 vCPU 16 GB RAM 32 GB ストレージ |
ヘビーユーザー | ソフトウェアエンジニア、コンテンツ作成者 | データベースエントリーアプリケーション、コマンドラインインターフェイス、Microsoft Word、静的ウェブページ、Microsoft Outlook、Microsoft PowerPoint、動的ウェブページ | 2 | 4 vCPU 16 GB RAM 32 GB ストレージ |
パワーユーザー | グラフィックデザイナー、3D モデルメーカー、機械学習の研究 | データベースエントリーアプリケーション、コマンドラインインターフェイス、Microsoft Word、静的ウェブページ、Microsoft Outlook、Microsoft PowerPoint、動的ウェブページ、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、CAD、CAM | 1 | 6 vCPU 56 GB RAM 340 GB ストレージ |