システム管理者は、クライアント側のプリンタードライバーのリストを管理できます。プリンタードライバーに対して、ユニバーサルプリントのリダイレクト権限を許可または拒否することができます。
この機能を使用すると、次のことが可能になります。
不要なプリンターリダイレクトによるサーバーリソースのオーバーロードを回避します。ユーザーの大半はすべてのローカルプリンターをリダイレクトするため(デフォルトの設定)、多数のリダイレクトされたデバイスを実際には使用していないサーバー上に作成します。これは主に、PDFCreator、Microsoft XPS Writer、または各種の FAX デバイスのようなさまざまなペーパーレスのプリンターが関係します。
特定のプリンターが原因でサーバーが不安定になることを回避します。プリンターによってはサーバーが不安定になることがあるため(スプーラーサービスコンポーネント)、その結果、概してすべての接続ユーザーがプリントサービスを使用できなくなる場合があります。プリントサービスの継続して使用するために、管理者がそのようなドライバーの”拒否”リストを作成できることは重要です。
プリンタードライバーを指定するには、次の操作を実行します。
Parallels RAS Console で、[ユニバーサルプリント] > [プリンタードライバー] に移動します。
[モード] ドロップダウンリストで、リダイレクトを許可するプリンターを次のオプションから選択します。
任意のドライバーを使用するプリンターのリダイレクトを許可(デフォルト): このオプションは、リダイレクト権限を使用するためにプリンターが使用しているドライバーの種類を制限しません。
次のいずれかのドライバーを使用するプリンターのリダイレクトを許可: [モード] フィールドの下のボックスに一覧表示されているドライバーを使用しているプリンターのみにリダイレクトを許可します。リストにドライバーを追加するには、 [タスク] > [追加](または + アイコン)をクリックして、表示される編集フィールドにプリンタードライバーの名前を入力します。
[次のいずれかのドライバーを使用するプリンターのリダイレクトを拒否] : おそらくこれが、この機能において最も便利なオプションです。リストに指定されているドライバーを使用するプリンターのリダイレクト権限を拒否します。その他のすべてのプリンターについてリダイレクトの使用を許可します。リストにドライバーを追加するには、 [タスク] > [追加](または + アイコン)をクリックして、表示される編集フィールドにプリンタードライバーの名前を入力します。
リストからドライバーを削除するには、[タスク] > [削除] をクリックするか、マイナス記号のアイコンをクリックします。
変更が完了したら、[適用] ボタンをクリックして、変更を保存します。
次の点を確認してください。
プリンタードライバーをリストに追加するときは、プリンター名ではなく、_ドライバー_名を入力してください。
ドライバー名は、大文字と小文字を区別し、完全一致する必要があります(名前の一部や、ワイルドカードは使用できません)。
このタブで指定した設定は、個々のサーバーだけでなくサイト全体に影響します。