リモートデスクトップのツールバー
デスクトップまたはラップトップコンピューターのウェブブラウザーでリモートデスクトップを起動すると、次のようなツールバーが表示されます。
ツールバーの最上部の領域は、ツールバーを上下にドラッグするときに使用します。ここをクリックしてホールドし、ツールバーを目的の位置にドラッグします。矢印アイコンは、ツールバーのアイテムを表示または非表示にするときに使用します。
ツールバーの主なアイテムは以下のとおりです(上から下に説明します)。
フルスクリーン: リモートデスクトップが、ローカルコンピューターにフルスクリーンで表示されます。
ファイルをアップロードする: ローカルコンピューターからリモートサーバーにファイルをアップロードします。このアイテムをクリックした後に、2 つのダイアログが続けて表示されます。1 番目のダイアログで、アップロードするファイルをローカルコンピューターから選択します。2 番目のダイアログで、そのファイルを保存するリモートサーバーの場所を選択します。
ファイルをダウンロードする: リモートサーバーからローカルコンピューターにファイルをダウンロードします。このアイテムをクリックした後に、リモートサーバーからダウンロードするファイルを選択します。ウェブブラウザーの構成によっては、ダウンロードが自動的に始まったり、ローカルコンピューターでフォルダーを選択するようにメッセージが表示されたりします。
ショートカット: [ショートカット] メニューを表示します(このメニューの詳細については後で説明します)。
クリップボード: リモートクリップボードを表示します。詳細については、 「リモートクリップボードの使用」 を参照してください。
[ショートカット] メニューを使用すると、キーストロークとキーシーケンスをリモートデスクトップに送信できます。
Escape: “Escape”キーストロークをリモートデスクトップに送信します。
Tab: “Tab”キーストロークを送信します。
Backspace: “Backspace”キーストロークを送信します。
[Print screen]。“Print Screen”キーストロークを送信します。画面がリモートデスクトップのクリップボードに出力されるため、同じリモートコンピューターで実行されているアプリケーション(Paint など)に貼り付けることができます。
[Windows キー]。"Windows ロゴキー" のキーストロークを送信します。
[Control+Alt+Delete]。"Ctrl+Alt+Delete" キーシーケンスを送信します。
リモートアプリケーションのツールバー
リモートアプリケーションを起動すると、ツールバーがページフッターに埋め込まれ、デフォルトでは折りたたまれています。ツールバーを展開するには、右下隅にある "上矢印" アイコンをクリックします。
ツールバーのアイテムは以下のとおりです(上から下に説明します)。
[ダウンロード]。リモートサーバーからローカルコンピューターにファイルをダウンロードします。このアイテムをクリックした後に、リモートサーバーからダウンロードするファイルを選択します。ウェブブラウザーの構成によっては、ダウンロードが自動的に始まったり、ローカルコンピューターでフォルダーを選択するようにメッセージが表示されたりします。
[アップロード]。ローカルコンピューターからリモートサーバーにファイルをアップロードします。このアイテムをクリックした後に、2 つのダイアログが続けて表示されます。1 番目のダイアログで、アップロードするファイルをローカルコンピューターから選択します。2 番目のダイアログで、そのファイルを保存するリモートサーバーの場所を選択します。
クリップボード: リモートクリップボードを表示します。詳細については、 「リモートクリップボードの使用」 を参照してください。
ユーザーポータルには、リモートアプリケーションまたはデスクトップを起動したときに利用できるようになる、特別なツールバーが搭載されています。ツールバーは、リモートデスクトップとリモートアプリケーションでは異なって表示されます。ツールバーの機能も、デスクトップコンピューターとモバイルデバイスでは多少異なります。その違いについては、次のトピックで説明します。
このセクションでは、以下の内容を説明します。
セキュリティリスクがあるとお考えの場合、ツールバーのクリップボードおよびファイル転送アイテムを非表示にすることができます。クリップボードは RAS Secure Gateway またはクライアントポリシーレベルで無効にすることができます。
Secure Gateway のクリップボードを無効にするには、次の操作を実行します。
Parallels RAS Console で、[ファーム] > <サイト> > [Secure Gateway] に移動します。
RAS Secure Gateway を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[ユーザーポータル] タブを選択し、[制限] セクションの [クリップボードコマンドを許可] オプションを消去します。
クライアントポリシーレベルでクリップボードを無効にすることもできます。これにより、所定のユーザーあるいはユーザーグループが接続しているゲートウェイであればどのゲートウェイでもクリップボードを無効にできます。
Parallels RAS Console で [ポリシー] カテゴリーを選択します。
ポリシーを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
左ペインで [接続プロパティ] アイテムを選択し、右ペインで [ローカルリソース] タブを選択します。
[ローカルデバイスおよびリソース] セクションで、[クリップボード] オプションを消去します。
注: クライアントポリシーレベルでクリップボードを有効あるいは無効にすると、デスクトップおよびモバイルバージョンの Parallels Client のクリップボード機能にも影響します。これは、クリップボードを無効にした場合、デスクトップおよびモバイルデバイスのユーザーはリモートアプリケーションの使用時に、ローカルクリップボードを利用することができなくなるということです。
ツールバーでファイルアップロードおよびファイルダウンロードを無効にすることもできます。詳細については、「リモートファイル転送の構成」セクションを参照してください。
リモートクリップボードにより、ローカルのクライアントシステムと、リモートのアプリケーションやデスクトップの間でテキストをコピー & ペーストできます。クリップボードはツールバーからアクセスできます。
注: Parallels RAS 18.2 以降では、リモートクリップボードを使用せずに、ローカルデバイスとリモートセッション間でプレーンテキストをコピー & ペーストできます。詳細については、「ネイティブなクリップボードの使用感」を参照してください。
クリップボードを使用するには、次の操作を実行します。
ツールバーを展開し、[A] アイコンをクリックします。
[リモートクリップボード] ウィンドウが開きます。下にあるスクリーンショットには、リモートデスクトップツールバーが表示されています。リモートアプリケーションツールバーは外観が異なりますが、機能はまったく同じです。
テキストをローカルコンピューターからリモートアプリケーションにコピーするには、テキストを [リモートクリップボード] ウィンドウに入力します(または貼り付けます)。テキストは、自動的にリモートコンピューターのクリップボードに保存されるため、標準の貼り付けコマンド(Ctrl+V など)を使用して、リモートアプリケーションに貼り付けることができます。
テキストをリモートアプリケーションから [リモートクリップボード] ウィンドウにコピーするには、テキストを選択して、標準のコピーコマンド(Ctrl+C など)を使用します。テキストは [リモートクリップボード] ウィンドウに表示され、そこからローカルアプリケーションにコピーできます。
リモートデスクトップのツールバー
モバイルデバイスのウェブブラウザーでリモートデスクトップを起動すると、次のようなツールバーが表示されます。
上部にある小さい矢印アイコンは、ツールバーのアイテムを表示または非表示にするときに使用します。
ツールバーの主なアイテムは以下のとおりです(上から下に説明します)。
ファイルをアップロードする: ローカルデバイスからリモートサーバーにファイルをアップロードします。iOS では、Photos フォルダーからのみアップロードできることに注意してください。
ファイルをダウンロードする: リモートサーバーからローカルデバイスにファイルをダウンロードします(iOS では利用できません)。
ショートカット: [ショートカット] メニューを表示します(このメニューの詳細については後で説明します)。
クリップボード: リモートクリップボードを表示します。詳細については、 「リモートクリップボードの使用」 を参照してください。
キーボード: ネイティブキーボードを表示します。モバイルデバイスのネイティブキーボードが開き、リモートデスクトップのアプリケーションで入力できます。
矢印: 矢印アイコンは、利用可能な 2 つのマウス入力モードを切り替えるときに使用します。
モード 1: 1 番目のモード(矢印アイコンが白色)では、画面上のユーザーの指の動きを追って、ユーザーがタップした場所でリモートデスクトップがクリックされます。
モード 2: 2 番目のモード(矢印アイコンが赤色)では、リモートデスクトップに仮想マウスポインターが表示され、ユーザーは自分の指を使って正確な位置にポインターを移動できます。画面のどこかをタップすると、仮想マウスポインターの正確な位置で、リモートデスクトップがクリックされます。
[ショートカット] メニューを使用すると、キーストロークとキーシーケンスをリモートデスクトップに送信できます。
Escape: “Escape”キーストロークをリモートデスクトップに送信します。
Tab: “Tab”キーストロークを送信します。
Backspace: “Backspace”キーストロークを送信します。
[Print screen]。“Print Screen”キーストロークを送信します。画面がリモートデスクトップのクリップボードに出力されるため、同じリモートコンピューターで実行されているアプリケーション(Paint など)に貼り付けることができます。
[Windows キー]。"Windows ロゴキー" のキーストロークを送信します。
[Control+Alt+Delete]。"Ctrl+Alt+Delete" キーシーケンスを送信します。
リモートアプリケーションのツールバー
リモートアプリケーションを起動すると、ツールバーがページフッターに埋め込まれ、デフォルトでは折りたたまれています。ツールバーを展開するには、右下隅にある "上矢印" アイコンをクリックします。
ツールバーのアイテムは以下のとおりです(上から下に説明します)。
[ダウンロード]。リモートサーバーからローカルデバイスにファイルをダウンロードします(iOS では利用できません)。
[アップロード]。ローカルデバイスからリモートサーバーにファイルをアップロードします。iOS では、Photos フォルダーからのみアップロードできることに注意してください。
クリップボード: リモートクリップボードを表示します。詳細については、 「リモートクリップボードの使用」 を参照してください。
キーボード: ネイティブキーボードを表示します。モバイルデバイスのネイティブキーボードが開き、リモートデスクトップのアプリケーションで入力できます。