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RD セッションホストを構成するには、次の手順を実行します。
[インフラストラクチャ] > [RD セッションホスト] に移動します。
リスト内のホストをクリックすると、ホスト情報を表示するビューが開きます。
ナビゲーションバーで、[プロパティ](下部)をクリックします。以下に説明するように、RD セッションホストを構成します。
ユーザーに公開済みリソースを提供するには、RD セッションホストに Remote Desktop Service(RDS)役割をインストールする必要があります。
RD セッションホストをファームに追加するには、次の操作を実行します。
[インフラストラクチャ] > [RD セッションホスト] に移動します。
リスト内の任意の場所を右クリックして [追加] を選択します(省略記号メニューから [追加] を選択するか、プラス記号のアイコンをクリックすることもできます)。
表示されたリストからホスト(または複数のホスト)を選択するか、[AD を参照] ボタンをクリックし、ホストを参照します。
[次へ] をクリックします。
次のページで、以下のオプションを指定します。
ファイアウォールルールを追加: ホスト上で実行されている Windows で Parallels RAS が必要とするファイアウォールルールを追加します。詳細については、**「ポート参照」**を参照してください。
RDS 役割をインストール: インストールされていない場合は、RDS 役割をホストにインストールします。このオプションは常に選択する必要があります。
デスクトップエクスペリエンスを有効にする: ホスト上で実行されている Windows でデスクトップエクスペリエンス機能を有効にします。このオプションは、[RDS 役割をインストール] オプション(上記)が選択されている場合のみ有効です。このオプションは、デスクトップエクスペリエンス機能がデフォルトで有効にされていない、Windows Server 2008 R1/R2 および Windows 2012 R1/R2 に適用されます。
必要な場合にサーバーを再起動: 必要な場合にホストを自動的に再起動します。必要に応じて、手動でホストを再起動することもできます。
ホストプールへホストを追加: ホスト(1 台または複数)をホストプールに追加します。このオプションの下にあるリストボックスで任意のホストプールを選択するか、名前を入力して [作成] をクリックして新しいホストプールを作成します。ホストプールの作成方法については、「RDSH ホストプール」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
エンドユーザーが RD セッションホストで公開されているリソースにアクセスできるようにするには、対象のユーザーをホストで実行されている Windows のリモートデスクトップユーザーグループに追加する必要があります。これは、次のいずれかの方法で実行できます。
標準の Windows 管理ツールを使用して、各ユーザーまたはグループをホストに直接追加します。
ActiveDirectory 経由でのユーザーまたはグループの追加。
ユーザーの利便性のために提供されている、以下で説明するウィザードページを使用します。
特定のホストのリモートデスクトップユーザーグループにユーザーをすでに追加している場合(または何らかの理由で上記の他の方法のいずれかを使用する場合)、[次へ] をクリックするだけでこのページをスキップできます。
ウィザードを使用して Remote Desktop Users グループにユーザーを追加するには、[参照] をクリックして、ユーザーまたはグループを指定します。
次のページで、設定を確認し、[作成] をクリックします。
ホストに RAS RD セッションホスト Agent がインストールされていない場合、リモートインストールの認証情報を尋ねるダイアログが表示されます。ホストにエージェントソフトウェアをリモートでインストールするために使用するユーザー名とパスワードを入力します。[送信] をクリックし、画面上の指示に従います。
インストールが完了したら、[完了] をクリックします。エージェントをインストールできない場合、ホストをファームに追加することはできますが、使用はできませんのでご注意ください。エージェントは後からインストールすることができます。
インストールに成功すると、RD セッションホストリストにホストが表示されます。
追加情報
RD セッションホストサーバーからリソースを公開する方法については、「公開」を参照してください。
RD セッションホストの構成と管理方法については、以下を参照してください。
ナビゲーションバーで、[概要] を選択し、以下を指定します。
サイト内のホストを有効化: ホストを有効または無効にします。無効化されたホストは、ユーザーに公開済みリソースを提供できません。ホストを無効にすると、メインリストでそのサーバー名がグレーアウトされます。
ホスト: ホスト名を指定します。
説明: ホストの説明を指定します。
ダイレクトアドレス変更: Parallels Client から RD セッションホストへの直接接続を確立するときに使用するダイレクトアドレスを変更する必要がある場合は、このオプションをオンにします。
RD セッションホストは、RAS ファーム内に公開リソース(アプリケーション、デスクトップ、ドキュメントなど)をホストするために使用されます。
RD セッションホストを管理するには、[インフラストラクチャ] > [RD セッションホスト] に移動しますメインリストには、既存の RD セッションホストが表示されます。管理機能(追加、削除、プロセスやセッションの表示など)を実行するには、省略記号メニュー、コンテキストメニュー(右クリック)、および場合によっては処理アイコンを使用します。
RD セッションホストのプロパティはカテゴリーに分かれており、中央のペインに表示されます。各カテゴリーには、独自のプロパティセットがあります。[概要] と [スキャン] を除くすべてのカテゴリーには、共通のリンクがあります。サイトのデフォルト値またはホストプールのデフォルト値では、デフォルトの設定を表示できます。特定のカテゴリーのプロパティにデフォルト設定を継承させる場合は、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。その場合、デフォルト設定は以下のいずれかから継承されます。
ホストが RD セッションホストのホストプールに割り当てられている場合、ホストプールのデフォルト値。プールについては、**「RD セッションホストのグループ化と複製」**で説明されています。
ホストが RD セッションホストのホストプールに割り当てられていない場合、サイトのデフォルト値。ホストプールにはサイトのデフォルトも継承されますが、[ホストプールプロパティ] ダイアログで指定するホストプール向けのカスタム設定によって上書きされます。
ホストプールのデフォルト値またはサイトのデフォルト値リンク(どちらか該当する方)をクリックすると、ホストプールまたはサイトのデフォルトプロパティペインが表示されます。デフォルト設定を変更するには(必要な場合)、[編集] をクリックします。
印刷
[印刷] カテゴリーでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。フォーマットは、ホストのどのバージョンと言語を使用しているかによって異なる場合があります。
デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。上記の**「デフォルト設定を使用する」**サブセクションを参照してください。
[RDP プリンター名のフォーマット] ドロップダウンリストでは、構成したホストに固有のプリンター名フォーマットを選択できます。
[プリンターからセッション番号を削除する] オプションを選択すると、プリンター名から対応する情報を除外できます。
スキャン
スキャンビューでは、ホストで有効にする画像インターフェイスを設定します。WIA、TWAIN、またはその両方を選択します。
RD セッションホストの管理タスクを実行するには、次の操作を実行します。
[インフラストラクチャ] > [RD セッションホスト] に移動します。
ホストをクリックして、ホストのプロパティビューを開きます。
ナビゲーションバーを使用して、追加情報の表示やアクションの実行が可能な異なるビューに切り替えます。これらのビューについて、以下に説明します。
ファーム内の各 RD セッションホストには RAS RD セッションホスト Agent がインストールされており、他の Parallels RAS コンポーネントと通信します。エージェントを構成するには、[Agent 設定] カテゴリーを使用します。
デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。詳細については、「サイトまたはグループのデフォルト値を使用する」を参照してください。特定のホストにカスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションをオフにして、次の各 Agent プロパティを指定します。
アプリケーションセッションの痕跡
このセクションの設定は、アプリケーションを実行していないセッションにのみ適用されます。
アクティブなセッションを中断するまでの時間: ユーザーがリモートアプリケーションを閉じた後、各セッションがバックグラウンドで接続状態を保持する時間を指定します。このオプションを使用して、ホストへの不必要な再接続を回避します。
切断済みセッションをログオフするまでの時間: この設定では、“切断” とマークされた後、セッションのログオフにかかる時間を管理できます。
他の設定
ポート: ホストでデフォルト以外のポートが構成されている場合、別のリモートデスクトップ接続ポート番号を指定します。
セッション最大数: セッションの最大数を指定します。
Client URL/メールのリダイレクションを許可: ユーザーがリモートアプリケーションで URL または HTML Mailto リンクを開くと、リンクはクライアントコンピューターにリダイレクトされ、リモートホストのアプリケーションではなく、ローカルのデフォルトアプリケーション(ウェブブラウザーまたはメールクライアント)で開かれます。このオプションではリダイレクトを有効化または無効化できます。次のオプションから選択できます。
有効化 - このオプションを選択するとリダイレクトが有効化されます。その後 [Windows シェル URL の名前空間オブジェクトをサポート] オプション(ドロップダウンボックス以下)を選択します。これは、一般的なシナリオで動作するデフォルトのリダイレクト設定です。シェル URL 名前空間オブジェクトをサポートするということは、Parallels RAS がシェル名前空間 API を使用する公開済みアプリケーションでの操作を中断して、リンクを開くことができるということを意味します。これは多くのアプリケーションでの標準的な動作です。シェル URL 名前領域オブジェクトのサポートを無効する機能は、Parallels RAS の旧バージョンとの互換性のために備えられています。Parallels RAS の旧バージョン(RAS バージョン 16.2 以前)で動作させたい場合、このオプションを無効化できます。
有効化(登録済みアプリケーションを置換) - このオプションでは、リンクのリダイレクトの代替メソッドを使用します。これにより、リモートホスト側でデフォルトの Web ブラウザーとメールクライアントを”ダミー”アプリと置換します。これを行うことで、リンクを開く操作を中断し、クライアントコンピューターにリダイレクトできます。公開済みのアプリケーションで上述のデフォルトオプションが動作しない場合、このオプションを試してみることができます。
無効化 - このオプションにより、URL/メールのリダイレクトを無効化します。つまり URL または Mailto リンクは常にリモートホストで開くようになります。
Windows シェル URL の名前空間オブジェクトをサポート:
ドラッグ & ドロップ: ドラッグ & ドロップ機能が Parallels Client 内でどのように機能するかを設定できます。[無効](ドラッグ & ドロップ機能をまったく使用しない)、[サーバーからクライアントのみ](ローカルアプリケーションへのドラッグ & ドロップのみ許可し、逆方向は許可しない)、[クライアントからサーバーのみ](リモートアプリケーションへのドラッグ & ドロップのみ許可)、[双方向](デフォルト)から選択できます。Parallels RAS 17.1 以降ではこのオプションが変更されたことに注意してください。それ以前はドラッグ & ドロップを有効化または無効化するチェックボックスであり、[クライアントからサーバーのみ] モードでのみ動作していました。Parallels RAS の以前のバージョンからアップグレードする際、このチェックボックスがオンになっていれば、デフォルトで [クライアントからサーバーのみ] が選択されます。オフになっていた場合は、[無効] オプションが設定されます。必要に応じて、どの新しいオプションに切り替えることも可能です。
注: この文書の作成時点では、ドラッグ・ドロップ機能が利用できるのは Parallels Client for Windows および Parallels Client for Mac のみです。
任意の Connection Broker: RD セッションホストが接続する Connection Broker を選択します。これは、サイトコンポーネントが、WAN で通信する複数の物理的な場所に設置されているときに役立ちます。より適切な Connection Broker を指定することによりネットワークトラフィックを減らすことができます。
2XRemoteExec がクライアントにコマンドを送信することを許可: ホストで実行されているプロセスにより、クライアント側でのアプリケーションの展開をクライアントに指示することを許可するには、このオプションをオンにします。詳細については、以下の**「RemoteExec の使用」**サブセクションを参照してください。
[RemoteApp を使用](利用できる場合): このオプションを有効にすると、シェル関連の問題でアプリが正しく表示されない場合に、リモートアプリを使用できます。この機能は、Windows 用 Parallels Client でのみサポートされています。
[アプリケーションの監視を有効にする]。ホストでのアプリケーションの監視を有効または無効にします。アプリケーションのモニタリングを無効にすると、RAS Connection Broker に情報を転送しているときに、ホストでの CPU 使用率とネットワークの使用率を減らすための WMI モニタリングが停止します。このオプションが有効な場合、収集された情報が対応する RAS レポートに表示されます。このオプションが無効な場合、このホストからの情報はレポートに記載されません。
RDP 転送プロトコルの管理。Parallels Client とホスト間の接続に使用されるトランスポートプロトコルを選択します。
ファイル転送コマンドを許可(Web および Chrome クライアント): リモートセッションでのファイル転送を有効化します。ドロップダウンリストで必要なオプションを選択します。詳細については、以下の**「リモートファイル転送を構成する」**を参照してください。
ファイル転送のロケーション: デフォルトのアップロード先として使用するフォルダーの UNC パスです。ここで指定されたパスは、ユーザーがリモートホストからファイルをダウンロードしようとしたときの、デフォルトのソースロケーションとしても使用されます。ドロップダウンリストであらかじめ定義されているロケーションから選択するか、独自のロケーションを指定することができます。Windows の標準的な環境変数である、%USERNAME%、%USERDOMAIN%、%USERPROFILE% を使用することができます。アップロードまたはダウンロードの実行中にロケーションが見つからない場合は、標準(デフォルト)のダウンロードロケーションが使用されます。
位置情報の変更を許可しない: [ファイル転送のロケーション] フィールドで指定された UNC パスの変更を禁止します。このオプションを有効にすると、ファイルのアップロードまたはダウンロードを行う際に、ユーザーが別のロケーションを選択できなくなります。このオプションを無効にすると、ユーザーは別のロケーションを指定できるようになります。
ドライブリダイレクトのキャッシュを有効化: リダイレクトされたドライブ上でのファイルの参照とナビゲーションをより高速にすることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。
2XRemoteExec の使用
2XRemoteExec は、ホストからクライアントへのコマンドの送信を容易に行えるようにするための機能です。そのために、コマンドラインユーティリティ 2XRemoteExec.exe
を使用します。次のコマンドラインオプションが用意されています。
2XRemoteExec の例:
次のコマンドを実行すると、使用できるパラメーターの説明がメッセージボックスに表示されます。
このコマンドを実行すると、クライアントでメモ帳が起動します。
この例のコマンドを実行すると、クライアントのメモ帳で C:\readme.txt
ファイルが開きます。メッセージは表示されず、2XRemoteExec は 6 秒間、またはアプリケーションが起動するまで待機します。
リモートファイル転送を構成する
Parallels RAS を使用して、エンドユーザーはリモートでファイルをリモートホストに転送またはリモートホストから転送することができます。
注: この文書の作成時点では、ファイル転送が利用できるのは、Parallels ユーザーポータルおよび Parallels Client for Chrome のみです。なお双方向のファイル転送は、Parallels ユーザーポータルのみでサポートされています。
リモートファイル転送機能を柔軟に設定できるように、Parallels RAS では以下の 3 つのレベルを設定することができます。
RD セッションホスト、プロバイダー、またはリモート PC
ユーザーポータル
クライアントポリシー
各レベルで設定したファイル転送設定の優先順位は、上述の順序になります。たとえば、ファイル転送をユーザーポータルで有効にし、RD セッションホストで無効にしている場合、所定のユーザーポータルから所定の RD セッションホストに接続するすべてのユーザーについて、ファイル転送が無効になります。また、RD セッションホストでファイル転送を有効にし、特定のクライアントポリシー(またはユーザーポータル)で無効にすることもできます。このように、ファイル転送を利用できるクライアントと利用できないクライアントを制御することが可能になります。
リモートファイル転送を構成するには、次の操作を実行します。
[ファイル転送コマンドを許可] ドロップダウンリストで、次のオプションのいずれかを選択します。
無効: リモートファイル転送は無効です。
Client からサーバー: クライアントからサーバーへのファイル転送のみ。
サーバーから Client: サーバーからクライアントへのファイル転送のみ。
双方向: 双方向のファイルを転送が可能。
[ファイル転送のロケーション] フィールドには、デフォルトのアップロード先として使用するフォルダーの UNC パスを指定します。ここで指定されたパスは、ユーザーがリモートサーバーからファイルをダウンロードしようとしたときの、デフォルトのソースロケーションとしても使用されます。Windows の標準的な環境変数である、%USERNAME%、%USERDOMAIN%、%USERPROFILE% を使用することができます。アップロードまたはダウンロードの実行中にロケーションが見つからない場合は、標準(デフォルト)のダウンロードロケーションが使用されます。
[位置情報の変更を許可しない] オプションにより、[ファイル転送のロケーション] フィールドで指定された UNC パスをユーザーが変更することを禁止します。このオプションを有効にすると、ファイルのアップロードまたはダウンロードを行う際に、ユーザーが別のロケーションを選択できなくなります。このオプションを無効にすると、ユーザーは別のロケーションを指定できるようになります。
重要: なお、[位置情報の変更を許可しない] オプションでは、ユーザーが指定したリモートロケーションへの直接的なアクセスを禁止することはできません。たとえば、ユーザーがファイルをアップロードしようとするときに、デフォルトのロケーションの UNC パス(自分がアクセスできるパス)をメモし、ファイルエクスプローラーで該当のファイルを開き、プロファイルの任意のフォルダーにコピーすることができます。このような操作を防止するために、ここで指定したロケーション以外のロケーションも制御できるようにする追加の方法を導入する必要があります。
FSLogix テクノロジーに基づいてホストのユーザープロファイルを構成したい場合は、[テクノロジー] ドロップダウンリストで [FSLogix] を選択し、ニーズに合わせて設定を指定します。Parallels RAS で FSLogix プロファイルコンテナーを設定する方法については、を参照してください。
コマンドラインパラメーター | パラメーターの説明 |
---|---|
-s
2XRemoteExec コマンドを”サイレント”モードで実行するのに使用します。このパラメーターを省略すると、コマンドにより、アプリケーションからのポップアップメッセージが表示されます。このパラメーターを指定すると、メッセージは表示されません。
-t
アプリケーションが開始されるまでのタイムアウトを指定するのに使用します。タイムアウトは 5000 ミリ秒〜30000 ミリ秒の値にする必要があります。値の単位は”ミリ秒”である点に注意してください。タイムアウトが発生すると、コマンドはエラーを返します。タイムアウトが発生しても、クライアントでアプリケーションが開始されている場合があります。
-?
2XRemoteExec で使用されるパラメーターのヘルプリストを表示します。
"Path for Remote Application"
ホストからの要求に従ってクライアントで開始されるアプリケーション。
RD セッションホストで実行中のリソースを表示するには、ナビゲーションバーで [実行中のリソース] 項目をクリックします。リソースの詳細情報を表示するには、リソース名をクリックします。リソースの基本情報(ID、名前、ターゲットなど)と対応するセッション情報を表示するビューが表示されます。セッションメトリクスの詳細については、「セッション情報」を参照してください。
リソースに対して処理を実行するには、リストでセッションを選択し、省略記号メニューをクリックします。次のいずれかを選択します。
メッセージ: セッション所有者にメッセージを送信します。
切断: セッションを切断します。
ログオフ: セッションをログオフします。
実行中のプロセスを表示: 実行中のプロセスを表示するビューを開きます。
ユーザーセッション: セッションの情報を表示するビューを開きます。
情報の表示: リソース情報を表示するビューを開きます。
監視設定: 「アクティブなセッション」の説明を参照してください。
更新: リストを更新します。
エクスポート: リストを CSV ファイルに保存します。
[デスクトップアクセス] カテゴリーでは、リモートデスクトップへのアクセスを特定のユーザーに制限できます。
デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。上記の**「デフォルト設定を使用する」**サブセクションを参照してください。
デフォルトでは、RD セッションホストでリモートアプリケーションにアクセスできるすべてのユーザーが標準 RDP 接続経由でホストにも接続できます。リモートデスクトップへのアクセスを特定のユーザーに制限するには、次の手順を実行します。
[直接デスクトップアクセスを次のユーザーに制限する] オプションを選択します。[デフォルト設定を継承] オプションを選択している場合、[デフォルトを編集] リンクをクリックして、デフォルトの構成を表示し(必要な場合は変更し)ます。残りの手順は、[ホストプロパティ] ダイアログおよび [デフォルトホストのプロパティ] ダイアログの両方に適用されます。
プラス記号のアイコンをクリックします。
希望するユーザーを選択します。複数のユーザーを含めるには、セミコロンで区切ります。
[OK] をクリックします。
このリストのユーザーは引き続き Parallels Client を使用してリモートアプリケーションにアクセスできますが、このホストへのリモートデスクトップアクセスは拒否されます。
管理者グループのメンバーは、このリストに含まれている場合でも引き続きリモートデスクトップにアクセスできることに注意してください。
RD セッションホストのアクティブなセッションを表示および管理するには、ナビゲーションバーで [アクティブなセッション] をクリックします。セッションの詳細情報を表示するには、リストでユーザー名をクリックします。これにより、 セッション情報ビューが表示されます。セッションメトリクスの詳細については、「セッション情報」を参照してください。
セッション(または複数のセッション)に対して処理を実行するには、リストでセッションを選択し、省略記号メニューをクリックします。次の項目のいずれかを選択します。
セッション情報を表示: セッション情報ビューを開きます。
メッセージ: セッション所有者にメッセージを送信します。
切断: セッションを切断します。
ログオフ: セッションをログオフします。
リソースを表示: 実行中のリソースを表示するビューを開きます。
実行中のプロセスを表示: 実行中のプロセスを表示するビューを開きます。
監視設定: RD セッションホストのセッションメトリクス値のハイライト表示を設定する、監視設定ダイアログを開きます。このダイアログには利用可能なメトリクスが一覧表示され、任意のメトリクスに警告とクリティカルのしきい値を設定することができます。しきい値を設定するには、メトリクス名の前にあるチェックボックスを選択し、必要な値を指定します。RAS ファームの動作中、しきい値に達すると、セッションメトリクス値が以下のようにハイライト表示されます。警告のしきい値: オレンジ、クリティカルのしきい値: 赤。
指定したしきい値の値をリセットするには、しきい値を選択して、省略記号メニューから [リセット] を選択します(または右クリックして [リセット] を選択します)。また、メトリクスのしきい値の色分けを有効または無効にすることもできます。これを実行するには、メトリクスを選択し、省略記号メニューから [有効] または [無効] を選択します。
更新: リストを更新します。
エクスポート: CSV ファイルに情報をエクスポートします。
Parallels RAS でリソースを公開するとき、リソースをホストする 1 つまたは複数のホストを指定する必要があります。RDSH ホストプールは、複数の RD セッションホストを組み合わせ、個々のホストを指定する代わりに、ホストプールからリソースを公開できます。
RD セッションホストのホストプールを使用する主な利点は次の通りです。
公開済みのリソースの管理が容易になります。マルチホスト環境での使用を強くお勧めします。
VDI インフラストラクチャを活用して、テンプレートから作成される RD セッションホストを使用できます。これについてはこのセクションの後半で詳しく説明します。
1 つの RD セッションホストは 1 つのホストプールのメンバーにしかなれないことに注意してください。同じホストを複数のホストプールに追加することはできません。
ホストプールの作成
RDSH ホストプールを作成するには、次の操作を実行します。
[インフラストラクチャ] > [RD セッションホスト] > [ホストプール] に移動します。
省略記号のメニューから [新規ホストプール] を選択します(またはプラス記号のアイコンをクリックします)。
ホストプール名を入力し、Enter キーを押します。
リストで新しいホストプール名をクリックし、ホストプール編集画面を開きます。
中央のペインで [プロパティ] をクリックし、ホストプールの構成を行います。ここでの設定は、個別の RD セッションホストの設定と同様です。「RD セッションホストを構成する」を参照してください。
ホストプールのデフォルト値を使用する
ホストプールに割り当てられている RD セッションホストには、ホストプールのデフォルト値から継承される様々な設定があります。これにより、各ホストを個別に構成するのではなく、すべてのホストの設定を単一のセットを使用して簡単に構成できます。サイトには、独自のデフォルト設定もあります(サイトのデフォルト値)。さらに、RD セッションホストのホストプールは、これらのサイトのデフォルト値を継承できます。このため、デフォルトの設定を RD セッションホストに継承させる際には、次のような選択肢があります。
サイトのデフォルト値を構成し、ホストプールにこれらの設定を継承させます。ホストプールに割り当てられている RD セッションホストもサイトのデフォルト値を継承します。新しいホストプールでは、これがデフォルトのシナリオです。
対象のホストプールのデフォルト設定を構成します。この方法によって、それぞれが独自にホストプールのデフォルト値(サイトのデフォルト値とは異なる)を持つ、複数のホストプールを設定できます。ホストプールに割り当てられるホストは、ホストプールのデフォルト値を継承します。
トラブルシューティングの情報とタスクについては、ナビゲーションバーで [トラブルシューティング] を選択します。
トラブルシューティングビューに表示されるデータは、RAS Connection Broker を介さずに、RAS 管理ポータルにより、RD セッションホストから直接取得されます。エージェントが、RAS Connection Broker からアクセスできない場合や、現在別の RAS Connection Broker に登録されている場合でも、RAS RD セッションホスト Agent の問題をトラブルシューティングするのに必要なデータを表示できます。
次のデータが表示されます:
ホスト: RD セッションホスト名です。
Agent: Agent のステータスです(例: OK)。
バージョン: Agent のバージョンです。
RDS 役割: RD セッションホストで RDS 役割が有効になっているかどうかを示します。
OS の種類: ホストにインストールされているオペレーティングシステムの種類です。
ステータス: エージェントの状態を長いバージョンで表示します。エージェントに問題がない場合は、そのように表示されます。問題がある場合、このフィールドで、エージェントに発生している問題が説明されます。この情報を使って、問題のトラブルシューティングを行うことができます。
また、トラブルシューティングビューでは、以下の処理を実行できます。
ログを取得: ホストログを単一の ZIP アーカイブとして取得します。
ログを構成: Parallels RAS コンポーネントのログレベルを指定できます。拡張レベルおよび詳細レベルはトラブルシューティングについてのみ使用可能です。これらのレベルを選択する場合、ログレベルが標準に戻るまでの期間も設定できます。
ログをクリア: 既存のログをすべてクリアします。
エージェントを再起動: RAS RD セッションホスト Agent を再起動します。
エージェントをアンインストール: エージェントをアンインストールします。
更新: エージェント情報を更新します。
[概要] 画面には、以下の情報が表示されます。
[情報] セクションでは、メインの RD セッションホストリストに表示されるものと同様の RD セッションホスト情報が、単一のビューに分かりやすく表示されます。
[処理] セクションには、ホスト上で実行できる処理が一覧表示されます(下記を参照)。なおホストを選択し、省略記号メニューからオプションを選択することによって、メインの RD セッションホストリストビューから処理を実行することもできます。
RD セッションホストでは、次の処理を実行できます。
全員にメッセージを送信: ホストに接続しているユーザーにメッセージを送信します。
すべて切断: 現在のすべてのユーザーを切断します。
すべてのセッションをログオフ: 現在のセッションをすべてログオフします。
エージェントを更新: 必要に応じて RD セッションホストエージェントを更新します。
エージェントを無効化: エージェントを一時的に無効にします。
[コントロール] サブメニューには、次の項目があります。
ログオンを有効化: コンソールからではなく、クライアントセッションからのログオンを有効にします。このオプションは、change logon /enable
コマンドと同じアクションを実行します。
ログオンを無効化: コンソールからではなく、クライアントセッションからのそれ以降のログオンを無効にします。現在ログオンしているユーザーには影響しません。このオプションは、change logon /disable
コマンドと同じアクションを実行します。
ドレイン: 新しいクライアントセッションからのログオンを無効にします。ただし、既存のセッションへの再接続は許可します。ドレインは、再起動後も管理者がログオンを許可するまで保持されます。
なお、ホストがドレインモードになっている場合でも、管理者は物理コンソールにログオンすることができます。また、MSTSC の /admin や /console コマンドラインオプションを使って、リモートでログオンすることもできます。これにより管理者は、[ツール] > [リモートデスクトップ] 経由で、RDS ホストをリモートでメンテナンスできます。
再起動までドレイン: コンピューターが再起動するまで、新しいクライアントセッションのログオンを無効にします。ただし、既存のセッションへの再接続は許可します。ドレインはホストが再起動されるまで保持されます。change logon /drainuntilrestart
コマンドと同じアクションを実行します。
保留中の再起動をキャンセルする(スケジューラー): 保留中の再起動をキャンセルします。
無効になっている状態をキャンセルする(スケジューラー): 無効な状態を解除します。
RDS 役割をインストール: ホストに RDS の役割をインストールできるようにします。
再起動: ホストを再起動します。
シャットダウン: ホストをシャットダウンします。
[ログ] サブメニューには、次の項目があります。
構成: ログを構成することができます。ログレベルの説明については、以下を参照してください。
取得: ログファイルを含む ZIP アーカイブを指定したロケーションに取得します。
クリア: 既存のログをすべてクリアします。
利用可能なログレベルは以下の通りです。
標準: もっとも重要なイベントのみを記録する標準のログレベルです。後述のいずれかのログレベルを使用するように Parallels RAS サポートから指定された場合以外は、常にこのレベルを使用してください。
拡張: このログレベルでは、標準ロギングよりも多くの情報が取得されます。ただし、収集する必要のある情報が増加するため、システムの速度が低下します。
詳細: 詳細ロギングでは拡張ロギングよりも多くの情報が取得されるため、システムの速度が大幅に低下する可能性があります。
パフォーマンスの低下を回避するには、拡張ロギングと詳細ロギングを(分析のために必要な情報を収集する上で十分な)限定的な期間のみ有効にする必要があります。この期間は [後で標準レベルにリセット] オプションを使用して設定できます。デフォルト値は 12 時間です。場合によっては、Parallels サポートエンジニアが、この期間に別の値を設定するようにアドバイスします。この期間が終了すると、ログレベルがリセットされて標準に戻ります。
残りの項目は以下の通りです。
ホストプールに割り当て: ホストをホストプールに割り当てる
ホストプールから削除: ホストプールからホストを削除します。
更新: 画面に表示されているホスト情報をリフレッシュします。
サイトのデフォルト値: [RDSH サイトのデフォルト値] 画面を開き、サイトのデフォルト値を表示および構成することができます。
削除: RAS ファームからホストを削除します。
RD セッションホストで実行中のリソースを表示するには、ナビゲーションバーで [実行中のプロセス] 項目をクリックします。これにより、実行中の全プロセスを表示するビューが表示されます。
1 つまたは複数のプロセスを強制終了するには、リストでそれらのプロセスを選択し、省略記号のメニューから [プロセスの強制終了] を選択します。リストを更新するには、[更新] をクリックします。