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このセクションでは、Windows の起動方法、Windows アプリケーションの開き方、Windows アプリケーションの追加インストール方法、Windows のシャットダウンまたは一時停止の方法を説明します。
この章では、Mac で Windows アプリケーションを使用する方法について説明します。このセクションには、Windows アプリケーションの開始方法、Windows アプリケーションを macOS で機能させる方法の設定、アプリケーション、ファイル、フォルダーを macOS と Windows で共有する方法、デバイスの接続方法、印刷方法、キーボードのカスタマイズ方法などが含まれています。
Mac で Windows アプリケーションを使用するには、Windows 仮想マシンが開始されている必要があります。 Windows の最も簡単な開始方法は、Windows アプリケーションを開く方法です。Windows アプリケーションを開いたときに Windows がまだ開始されていない場合、Windows は Coherence モードで自動的に起動します。
注: Coherence モードは、App Store エディションではご利用いただけません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのリンクを参照してください。
重要: 前回 Windows をシャットダウンした場合、Windows のパスワードを入力する必要があります。
このほか、次の方法でも Windows を開始できます。
Parallels Desktop を開きます。
コントロールセンターで、Windows 仮想マシンをダブルクリックします。
表示された Windows ウィンドウで任意の場所をクリックします。
Windows が起動して、macOS とともに Windows アプリケーションを使い始めることができます。
Windows アプリケーションは、Mac アプリケーションのように簡単に開くことができます。Windows アプリケーションを開くには、いくつかの方法があります。
Dock の Windows アプリケーションフォルダーから
Windows の [スタート] メニューから
macOS Finder から
Dock から
Spotlight 検索を使用
このフォルダーは macOS の Dock にあり、Windows アプリケーションがすべて含まれています。さらにアプリケーションをインストールすると、そのアプリケーションも自動的に追加されます。
注: Windows アプリケーションフォルダーは、App Store 版ではご利用いただけません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのを参照してください。
Windows アプリケーションフォルダーを使用して、Windows アプリケーションを開くには、以下の操作を実行します。
フォルダーをクリックし、アプリケーションを選択します。
Windows アプリケーションフォルダーを Dock に追加するには、以下の操作を実行します。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。
[オプション]、[アプリケーション] の順にクリックします。
[Windows アプリケーションを Mac と共有する] が選択されていることを確認し、[Windows アプリケーションフォルダーを Dock に表示] を選択します。
[スタート] メニューから Windows アプリケーションを開くには、以下の操作を実行します。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[Windows スタートメニュー] を選択します。
Windows がフルスクリーンまたはウィンドウモードである場合、通常通りに [スタート] メニューを開きます。
使用するアプリケーションをクリックします。
Windows アプリケーションを開くと、画面下部にある macOS の Dock にそのアイコンが表示されます。デフォルトでは、アプリケーションを閉じると、アイコンは Dock から消えます。アプリケーションのアイコンを Dock に保持すると、アプリケーションをいつでもすばやく開くことができます。
Windows アプリケーションのアイコンを Dock に保持しておくには、次のいずれかを実行します。
Dock で Windows アプリケーションのアイコンを右クリックするか Control キー + クリックし、ショートカットメニューから [Dock に追加] を選択します。
アプリケーションのアイコンを Finder から Dock にドラッグします。
Dock のアイコンをクリックすると、アプリケーションをいつでも開くことができます。
Spotlight を使用し、Windows アプリケーションを検索し、開くことができます。
画面右上隅の Spotlight アイコンをクリックするか、キーボードで Command キー + スペースバーを押します。次に、アプリケーションの名前を入力し、リストから選択します。
Windows PC に Windows アプリケーションをインストールするのと同じように、Mac に Windows アプリケーションをインストールします。アプリケーションをインストールするには、一般的には以下の 2 つの方法があります。
CD または DVD インストールディスクを使用する
インターネットまたはネットワークからアプリケーションまたはインストールファイルをダウンロードする
。
インストールディスクを挿入します。
多くの場合は、自動再生ダイアログが開きます。セットアップまたはインストールファイルを実行するためのオプションをクリックし、画面上の指示に従います。
Parallels Desktop での CD または DVD ディスクの使用の詳細については、「CD/DVD-ROM」を参照してください。
アプリケーションまたはインストールファイルをダウンロードし、アプリケーションのソースからの指示に従います。
多くの場合、インストールファイルを実行して画面上の指示に従うか、ダウンロードしたアプリケーションを開くだけです。
インターネットおよびネットワークへの接続の詳細については、「」を参照してください。
Parallels Desktop for Mac では、Windows と macOS をシームレスに使用することができます。たとえば、この 2 つの OS 間で、テキストをカットアンドペーストしたり、ファイルを共有したりすることができます。
Windows と macOS の統合レベルを設定する方法はいくつかあります。たとえば、Windows アプリケーションを Mac デスクトップ上に Mac アプリケーションと並べて表示し、Mac アプリケーションのように動作させるなどです。または、Windows デスクトップとアプリケーションを別々のウィンドウで表示することもできます。
macOS での Windows の動作を設定する方法の詳細をご覧いただけます。
Windows アプリケーションの使用を終了した後に、Mac アプリケーションを使用している間、Windows をバックグラウンドで動作させておくことができます。または、Windows を停止し、コンピューターのリソースを Mac アプリケーションに多く割り当てることもできます。Windows を停止するには、いくつかの方法があります。色々な機能があります!
Windows をサスペンドする
Windows の一時停止
Windows をシャットダウンする
Windows を停止する
Windows をサスペンドすると、実行中のすべての Windows アプリケーションと設定を、現在の状態のまま停止できます。
次のいずれかを実行します。
Parallels Desktop を終了します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[処理] > [サスペンド] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [一時停止] を選択します。
Windows を次にスタートしたときや、Windows プログラムを開いたときには、サスペンドしたときの状態から作業を続けることができます。
Windows がサスペンドされると、Parallels Desktop を安全に終了し、後から作業を再開できます。
Windows の使用を一時的に停止し、Mac アプリケーションで使用できるよう RAM やプロセッサのサイクルなどのコンピューターのリソースを解放するには、次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[処理] > [一時停止] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [一時停止] を選択します。
一時停止後に Windows を再開するには、次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[処理] > [レジューム] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [レジューム] を選択します。
Windows が一時停止しているときに Parallels Desktop を終了すると、先に Windows をサスペンドするか停止するよう指示されます。
Parallels Desktop で Windows をシャットダウンする方法は、PC で Windows をシャットダウンするのと同じです。Windows プログラムを終了する前に、変更内容を保存するための画面が開きます。変更を保存した後で、Windows が停止します。
Windows をシャットダウンするには、次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[処理] > [シャットダウン] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [シャットダウン] を選択します。
Windows と、開いているすべての Windows アプリケーションをすぐに停止するには、次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[処理] > [停止] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [停止] の順に選択します。
重要: このようにして Windows を停止すると、どのデータも進行状況も保存されません。
[起動と終了] の設定を使用して、仮想マシンの起動と終了の方法を選択できます。
[起動と終了] 設定にアクセスするには、以下の操作を実行します。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。
[オプション] をクリックし、[起動と終了] を選択します。
常に仮想マシンの起動と終了を手動で設定したい場合、[手動で起動と終了] を選択します。
Mac が起動すると自動的に仮想マシンを起動させたい場合、[常にバックグラウンドで待機] を選択します。
仮想マシンの起動および終了方法のみでなく、表示モードおよび仮想マシンウィンドウを閉じるときの動作を指定したい場合、[カスタム] を選択します。
[自動的に開始] メニューから次のいずれかを選択します。
注: この設定に関係なく、Windows アプリケーションを開くと Windows が開始されます。
使用しない: Windows は自動的に開始しません。
ウィンドウを開いたとき: コントロールセンターから Windows を開いたときに、Windows が自動的に開始されます。
Parallels Desktop を起動したとき: Parallels Desktop を起動したときに、Windows が自動的に開始されます。
Mac の起動時。Mac を起動したときに、Windows が自動的に開始されます。このオプションを選択すると、仮想マシンの起動を遅らせるように構成することもできます。
ユーザーがログインするとき。macOS ユーザーが Mac のスタートアップで macOS にログインすると、Windows は自動的に起動します。
この設定は、仮想マシンまたはゲスト OS アプリケーションを開始したときに Windows がどの表示モードで開始するかに影響します。
[スタートアップ表示] メニューから [Coherence]、[ウィンドウ]、[フルスクリーン]、[ピクチャ・イン・ピクチャ]、[ヘッドレス]、または [前回と同じ] を選択します。
注: [ヘッドレス] モードは Parallels Desktop for Mac Pro Edition でのみ利用できます。
[VM のシャットダウン時] メニューから次のいずれかを選択します。
ウィンドウを開いたままにする: Windows が別のウィンドウに表示されるよう設定されている場合は、Windows を停止またはシャットダウンしても、ウィンドウは開いたままです。
ウィンドウを閉じる: Windows が別のウィンドウに表示されるよう設定されている場合は、Windows を停止またはシャットダウンすると、ウィンドウは閉じられます。
Parallels Desktop を終了する: Windows を停止またはシャットダウンすると、Parallels Desktop も終了します。
これらの設定は、Mac をシャットダウンしたときの動作に影響します。
[Mac のシャットダウン時] メニューで [停止]、[シャットダウン]、または [サスペンド] を選択します。
これらの設定は、Windows が別のウィンドウに表示されるよう設定されている場合の動作にのみ影響します。
[ウィンドウを閉じたとき] メニューで [サスペンド]、[シャットダウン]、[強制的に停止]、[バックグラウンドで実行を継続]、または [処理を確認する] を選択します。
[指定時間後に Windows を一時停止] を選択して、非アクティブな時間を指定すると、その時間の経過後に Windows が自動的に一時停止されます。起動中のアプリケーションが存在しない場合は、Windows を一時停止して、Mac の CPU リソースを節約できます。
Parallels Desktop では、Windows プログラムを使用して macOS ファイルに簡単にアクセスすることや、macOS アプリケーションを使用して Windows ファイルにアクセスすることができます。
ここでは、macOS と Windows でフォルダー、ファイル、アプリケーションを共有する方法の詳細を説明します。
Windows と macOS を、1 つの OS のようにシームレスに連携させることができます。これは Coherence モードと呼ばれ、Windows アプリケーションが Mac デスクトップの Mac アプリケーションの隣に表示され、Windows アプリケーションと Mac アプリケーションの文書が同じフォルダー内に保存されます。
注: Coherence モードは、Parallels Desktop の App Store エディションではサポートされていません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのリンクを参照してください。
ウィンドウモードから Coherence モードに切り替えるには、次のいずれかを実行します。
[表示] > [Coherence] を選択します。
Control-Command-Cを押します。
フルスクリーンモードを Coherence モードに切り替えるには、次のいずれかを実行します。
Control-Command-F を押してフルスクリーンを終了します。次に、[表示] > [Coherence] をクリックします。
macOS メニューバーが表示されるまで、画面上部にポインターを移動し、[表示] > [ウィンドウモード] をクリックします。次に、[表示] メニューをもう一度開き、[Coherence] をクリックします。ゲームに最適化されたフルスクリーンを使用している場合は、Control-Option(Alt)を押して Mac メニューバーを表示します。
注: Coherence 表示モードを有効にするには、Parallels Tools をインストールする必要があります。ほとんどの場合、Parallels Tools はデフォルトでインストールされています。
Coherence モードでは、Parallels Desktop メニューは、画面上部のメニューバーに表示されます。
一般的な機能に対し、メニューを使用します。
Parallels Desktop アイコンをクリックし、次のアイテムを含む基本的なメニューを開きます。
Windows の [スタート] メニュー: Windows の [スタート] メニューにアクセスします。
表示: 仮想マシンの表示モードを切り替えます。
アクション: このメニューを使用して、さまざまな操作を実行します。
デバイス: プリンターや DVD デバイスなどのハードウェアデバイスを管理します。
構成: [仮想マシン構成] ダイアログボックスを開きます。
コントロールセンター: Parallels Desktop コントロールセンターを開きます。
最新情報: 新しい仮想マシンを作成します。
開く: 既存の仮想マシンを開きます。
環境設定: Parallels Desktop の環境設定を開きます。
その他
このアイコンを右クリックして、Windows の [スタート] メニューを開きます。
重要: Coherence モードで Parallels Desktop を終了し、メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[Parallels Desktop の終了] を選択します。
Parallels Desktop が Coherence モードになっている場合は、Windows システムトレイのアイコンが画面上部の macOS メニューバーに表示されます。
システムトレイアイコンは、Windows デスクトップと同じように使用できます。
Windows が Coherence で動作しているときに、ゲスト OS アプリケーションのウィンドウを macOS デスクトップ(Spaces)間で簡単に移動できます。
iCloud、Dropbox、Google Drive をクラウドストレージとして macOS で使用している場合、これらのストレージの macOS フォルダーを Windows と簡単に共有することができます。共有を有効にすると、Windows 内部からこれらのサービスに保存したファイルをアップロード、ダウンロード、同期できるようになり、ハードディスクにファイルのコピーを作成する必要はありません。
注意: 1.この機能は Linux 仮想マシンでも使用できます。 2.この機能は、Parallels Desktop の App Store エディションではサポートされていません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのを参照してください。 3.この機能を使用するには、 がインストールされている必要があります。
macOS iCloud、Dropbox、Google Drive フォルダーを Windows と共有するには、以下の操作を行います。
注: Parallels Desktop for Mac Pro Edition では、Dropbox for Business のフォルダーを Windows と共有できます。
macOS で iCloud、Dropbox、Google Drive をまだ設定していない場合、セットアップします。
。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [構成] を選択します。
[オプション] をクリックし、[共有] > [Mac を共有] を選択します。
[クラウドフォルダーを Windows と共有] を選択します。
Windows にログインし、コンピューターを開きます。iCloud、Dropbox、Google Drive 用のフォルダーは [お気に入り] セクション(または Windows 10 の [クイックアクセス] セクション)に表示されます。これらを使用して、ファイルをクラウドにアップロードしたり、クラウドからダウンロードしたりできます。
音楽 CD、ピクチャ CD、ビデオ DVD、または空の CD/DVD を挿入すると開く Windows アプリケーションを選び、設定することができます。
macOS Finder で、[アップルメニュー] > [システム環境設定] の順に選択します。
[CD と DVD] をクリックします。
いずれかの種類のディスクに対するメニューで、[ほかのアプリケーションを開く] を選択します。
Windows アプリケーションを /username/Applications (Parallels)/Windows Applications
から選択します。
選択した種類のディスクを挿入すると、選択されている Windows アプリケーションが自動的に開くようになります。
注: 1. CD/DVD の挿入時に開く Windows アプリケーションを設定できない場合は、が有効になっていること、および CD/DVD の設定で macOS CD/DVD-ROM が選択されていることを確認してください。 2.CD/DVD を挿入すると Windows アプリケーションが開くようにするには、Parallels Tools をインストールする必要があります。ほとんどの場合は、Parallels Tools はデフォルトでインストールされています。
Windows は、任意の大きさにサイズを変更できるウィンドウ上に表示できます。画面表示の内容も、ウィンドウのサイズに合わせることができます。これは、ピクチャ・イン・ピクチャモードと呼ばれます。このモードは、macOS を使いながら、Windows で実行中のアプリケーションやその他のタスクをモニタリングする場合に便利です。
ピクチャ・イン・ピクチャモードに切り替えるには、以下の操作を実行します。
ウィンドウモードで、[表示] > [ピクチャ・イン・ピクチャ] を選択します。
ピクチャ・イン・ピクチャモードの詳細については、を参照してください。
仮想マシンウィンドウの左上隅の Coherence アイコン(青)をクリックします。
ウィンドウモードでの Parallels Desktop の外観と動作をカスタマイズできます。
ウィンドウモードのときに、macOS Dock に Window アプリケーションのアイコンを表示するかどうかを選択できます。アプリケーションを Windows デスクトップで操作する場合は、混乱をきたさないよう、Dock の macOS アプリケーションのアイコンの隣にアプリケーションを表示したくないことがあります。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。
[オプション]、[アプリケーション] の順にクリックします。
ウィンドウモードで、Dock に Windows アプリケーションのアイコンを表示するには、[Dock アイコンを Coherence でのみ表示する] を選択解除します。
Windows での作業中は、仮想 Windows DVD ドライブで使用するディスクイメージファイルを、物理ドライブに挿入した DVD と同じように選択することができます。このためには、次の操作を実行します。
Windows エクスプローラーで [コンピューター] または [PC] を開き、DVD ドライブのアイコンを右クリックして、[ディスクイメージの選択] を選択します。
使用したいディスクイメージを探し、[開く] をクリックします。
注: この機能は、Parallels Tools がインストールされた Windows でのみ使用できます。
Parallels Desktop では、マウス、トラックパッド、キーボードを希望通りに操作できるよう構成することができます。
また、トラックパッドジェスチャーを使用して、macOS アプリケーションを操作するように Windows アプリケーションを制御することができます。
ここでは、Windows アプリケーションでのマウス、トラックパッド、キーボードの機能をカスタマイズする方法を説明します。
デフォルトでは、Windows でリンクをクリックすると、そのリンクの種類に対してデフォルトの Windows アプリケーションが開きます。また、macOS でリンクをクリックすると、デフォルトの macOS アプリケーションが開きます。メールも同様で、Windows でメールを開くと Windows のデフォルトのメールクライアントが開き、macOS でメールを開くと macOS のデフォルトのメールアプリケーションが開きます。
リンクやメールは macOS または Windows のどちらでクリックしても常に同じ方法で開くように設定できます。
注: この機能を使用するには、Parallels Tools をインストールする必要があります。ほとんどの場合、Parallels Tools はデフォルトでインストールされています。
macOS でクリックしたリンクをすべて常に Windows で開くように設定するには、以下の手順を実行します。
macOS では、[システム設定] > [デスクトップと Dock] を開きます。
[デフォルトの Web ブラウザー] メニューで、Windows のブラウザーを選択します。
これで macOS でリンクをクリックすることで、選択した Windows のブラウザーで開けるようになりました。
注: Windows 11 以降では、Microsoft によるアップデートにより、デフォルトブラウザーの変更方法がより複雑になっています。この新しいプロセスでは、インターネット閲覧でよく使われるリンクやプロトコルの種類ごとに、デフォルトのアプリケーションを変更する必要があります。つまり、HTTP、HTTPS、FTP などです。 これを実行するには、[スタート] > [設定] > [アプリ] > [既定のアプリ] に進み、[リンクの種類で既定値を選択する] を選択します。
Windows 10 以前の場合、Windows でクリックしたリンクをすべて常に macOS で開くように設定するには、以下の手順を実行します。
Windows で、[スタート] ボタン > [設定] > [アプリ] > [既定のアプリ] をクリックします。
[Web ブラウザー] セクションでブラウザーをクリックして、macOS のブラウザーを選択します。
これで Windows でリンクをクリックすることで、選択した macOS のブラウザーで開けるようになりました。
macOS で開いたメールをすべて常に Windows で開くように設定するには、以下の手順を実行します。
macOS で、[メール] アプリの [環境設定] > [一般] を開きます。
[デフォルトメールソフト] メニューで、メールアプリケーションを選択します。
これで macOS でメールをダブルクリックすることで、選択した Windows のメールアプリで開けるようになりました。
注:ウィンドウズ11から、マイクロソフトはデフォルトの電子メールクライアントを変更するのが難しくなりました。新しいプロセスでは、インターネットブラウジングでよく使われるリンク/プロトコルタイプごとにデフォルトのアプリケーションを変更する必要があります: EML
、MSG
、ICSなど
。
これを実行するには、[スタート] > [設定] > [アプリ] > [既定のアプリ] に進み、[リンクの種類で既定値を選択する] を選択します。
Windows 10以前のバージョンで、Windowsで開いたすべてのEメールを常にmacOSで開くように設定するには、次のようにします:
Windows で、[スタート] ボタン > [設定] > [アプリ] > [既定のアプリ] をクリックします。
[メール] セクションでメールアプリケーションをクリックして、macOS のメールアプリを選択します。
これで Windows でメールをダブルクリックすることで、選択した macOS のメールアプリで開けるようになりました。
If you're using Microsoft OneDrive to store files in the cloud, you can easily share your OneDrive folders with macOS. Then you can upload or download OneDrive files in macOS without duplicating any of the files on your hard disk.
注意: 1.OneDrive フォルダーを macOS と共有するには、Windows に OneDrive デスクトップアプリをインストールする必要があります。プリインストールされた OneDrive アプリでは、OneDrive フォルダーを共有できません。これは、このアプリがローカルディレクトリを作成せず、クラウドストレージと直接連携するためです。 2.この機能は、Windows に Parallels Tools がインストールされている場合にのみ使用できます。 3.この機能は、Parallels Desktop の App Store エディションではサポートされていません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのリンクを参照してください。
Windows OneDrive フォルダーを macOS と共有するには、次の手順に従います。
OneDrive を Windows でまだセットアップしていない場合、まずセットアップします。詳細は、https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage を参照してください。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[アクション] > [構成] を選択します。
[オプション] をクリックし、[共有] > [Windows を共有] を選択します。
[Mac から Windows フォルダーへのアクセス] を選択し、[OneDrive を Mac と共有する] を選択します。
macOS の Finder で、[Finder] > [環境設定] を選択し、[接続しているサーバー] を選択します。
Finder を開いて、[共有] セクションで仮想マシンをクリックします。仮想マシンが実行中である必要があります。
OneDrive ディスクをダブルクリックします。ディスクがマウントされて、デスクトップに表示されます。
OneDrive ディスクをデスクトップから Finder の [お気に入り] セクションにドラッグします。
Windows の OneDrive がいつでも Finder で利用できるようになりました。これを利用して、macOS と OneDrive 間でのファイルのダウンロードまたはアップロードができます。
Windows とアプリケーションを、独立したウィンドウに一緒に表示するよう設定できます。
注: Coherence モードは、Parallels Desktop の App Store エディションではサポートされていません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのリンクを参照してください。
Coherence モードからウィンドウモードに切り替えるには、次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[表示] > [Coherence の終了] を選択します。
Parallels Desktop メニューが Mac のメニューバーで使用できる場合は、[表示] > [Coherence の終了] をクリックします。
フルスクリーンモードからウィンドウモードに切り替えるには、次のいずれかを実行します。
Command-Control-F を押します。
macOS メニューバーが表示されるまで、画面上部にポインターを移動し、[表示] > [ウィンドウモード] をクリックします。ゲームに最適化されたフルスクリーンを使用している場合は、Control-Option(Alt)を押して Mac メニューバーを表示します。
Windows PC を使用しているように、Windows を画面全体に表示することができます。フルスクリーンモードでは、macOS および Parallels Desktop のすべてのコントロールが非表示になります。
フルスクリーンモードに切り替えるには、次のいずれかを実行します。
Coherence モードで、メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[表示] > [Coherence の終了] を選択します。[表示] メニューをクリックして、[フルスクリーン] を選択します。
ウィンドウモードで [表示] > [フルスクリーン] の順に選択するか、仮想マシンウィンドウの左上隅のフルスクリーンアイコン(緑)をクリックします。
フルスクリーンモードを終了するには、次のいずれかを実行します。
Command-Control-F を押します。
macOS メニューバーが表示されるまで、画面上部にポインターを移動し、[表示] > [ウィンドウモード] をクリックします。ゲームに最適化されたフルスクリーンを使用している場合は、Control-Option(Alt)を押して Mac メニューバーを表示します。
メールの送信に Windows のメールアプリケーションを使う機会が多い場合、メッセージに macOS のファイルを簡単に添付できます。次の手順を実行します。
注: この機能を使用するには、 をインストールする必要があります。
母親に写真を送ることにしたとしましょう。macOS で写真を右クリックして、[共有] > [その他] を選択します。macOS のシステム設定の [機能拡張] セクションが開きます。
機能拡張のリストを下方向にスクロールして、[Windows のメールアプリで送信] を選択します(これは一度だけ行う必要があります)。
写真をもう一度右クリックして、[共有] > [Windows のメールアプリで送信] を選択します。ファイルが添付済みの新しいメッセージが作成された状態で、Windows で既定のメールアプリケーションが起動します。必要なのはメールの受信者とメールの件名を入力するだけです。
頻繁に Windows を操作する場合、Windows ディスクを Finder に追加して、常に Windows ファイルを手元に置いておくことができます。
次の手順を実行します。
最初に、Windows ディスクが macOS と共有されていることを確認します。次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
メニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。
次に、[オプション] をクリックし、[共有] > [Windows を共有] を選択します。
[Mac から Windows フォルダーへのアクセス] が選択されていることを確認します。Windows OneDrive も共有する場合は、[OneDrive を Mac と共有する] を選択します。
次のステップでは、Windows ディスクを macOS デスクトップにマウントすることを許可する必要があります。Finder を開き、[Finder] > [環境設定] を選択し、[接続中のサーバー] を選択します。
次に、Windows ディスクを macOS デスクトップにマウントする必要があります。Finder で、仮想マシンをクリックします。仮想マシンは、[共有] セクションでアクセスできます。仮想マシンが実行中である必要があります。 任意の Windows ディスクをダブルクリックします。ディスクがマウントされて、デスクトップに表示されます。
ディスクをデスクトップから Finder の [お気に入り] セクションにドラッグします。
これで、macOS の Finder から Windows ファイルにアクセスできるようになりました。
注: ディスクは、Windows マシンが起動している間だけ macOS で利用できます。
USB デバイスなどの外部ストレージデバイスを Mac に接続すると、macOS アプリケーションからコンテンツにアクセスできます。
自動的にストレージデバイスおよびボリュームを Windows にマウントするよう Parallels Desktop で設定できます。そうすると、macOS と Windows の両方からコンテンツにアクセスできます。
次のアイテムを Windows にマウントできます。
リムーバブルドライブ: USB ハードディスクや USB フラッシュドライブなどの外部ストレージデバイス。
CD/DVD ドライブ: CD および DVD ドライブまたは CD/DVD イメージ(多くの場合は .dmg
、.iso
、および .img
の拡張子が付いたファイル)。
ネットワークフォルダー: ネットワークで共有されるフォルダー。
こうしたアイテムが Windows に自動的にマウントされるようにするには、以下の操作を行います。
。
次のいずれかを実行します。
メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。
Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。
[オプション] をクリックし、[共有] > [Mac を共有] を選択します。
[Mac のボリュームを Windows に割り当てる] を選択します。
ストレージデバイスまたはボリュームを接続すると、ネットワークドライブとしてマウントされます。たとえば、Mac に差し込まれた USB フラッシュドライブは、macOS の /Volumes
フォルダーおよび Windows の [マイコンピューター]
の両方からアクセスできます。
注: マウントされたデバイスに Windows からアクセスするための許可は、macOS のデバイスのアクセス許可設定と同じです。たとえば、macOS で USB フラッシュドライブに対して読み取りや書き込みが行える場合は、Windows でも同様に行えます。 例外: アクセス許可に関係なく、macOS は NTFS ボリュームには書き込みを行えません。
特定のキーの組み合わせ(キーボードショートカット)を使用すると、Parallels Desktop のさまざまな操作をすばやく行えます。たとえば、Command-Control-F を押すと、Windows をフルスクリーンモードに切り替えられます。既存のキーボードショートカットを使用することも(既存のショートカットは [Parallels Desktop] > [環境設定] > [ショートカット] > [アプリケーションショートカット] ペインで確認できます)、独自のショートカットを作成することもできます。
新しいキーボードショートカットを作成するには、以下の操作を実行します。
ショートカットを作成するコマンドの名前は、Parallels Desktop のメニューに表示されるとおりにメモしておきます。たとえば、フルスクリーンモードに切り替えるための新しいショートカットを作成する場合は、Parallels Desktop の [表示] メニューを開くと、メニュー項目の名前は [フルスクリーン] であることがわかります。
macOS で、[アップルメニュー] > [システム環境設定] の順に選択します。
システム環境設定で [キーボード] をクリックし、[ショートカット] をクリックします。
サイドバーの [アプリケーションショートカット] を選択し、[追加] ボタンをクリックします 。
新しいショートカットを Parallels Desktop でのみ使用する場合は、[アプリケーション] メニューから Parallels Desktop を選択します。[全アプリケーション] を選択したままにしておくと、ショートカットは同じコマンド名を持ち、現在アクティブなすべてのアプリケーションで有効になります。
手順 1 で確認したメニュー項目の名前を入力します。
[キーボードショートカット] フィールドで、操作を実行するためのキーの組み合わせを押します。
注: Parallels Desktop の状態によって、メニュー内の表示が変わるコマンドに対しては、別のショートカットを作成する必要があります(たとえば、[フルスクリーン] と [ウィンドウモード] など)。
Windows または Windows アプリケーションで作業中、Parallels Desktop は macOS メニューバーに Windows の入力言語セットを表示します。ゲスト OS デスクトップが非表示のときに、Coherence モードの Windows で作業する際に便利です。
macOS メニューバーの入力言語は、Mac に切り替えると同時に、Windows で作業を開始する前に設定されていた言語に戻ります。
この機能を正常に使用するには、Parallels Tools がインストールされている必要があり、Windows と macOS で同じ入力言語が使用できる必要があります。入力言語を追加する方法については、これらのオペレーティングシステムのヘルプリソースを参照してください。
macOS メニューバーから Windows 入力言語を変更するには、次の操作を実行します。
Windows または Windows アプリケーションをクリックし、アクティブにします。
macOS メニューバーの [入力] メニューから、必要な言語を選択します。
注: [入力] メニューから選択する言語は、Windows でも使用可能でなければなりません。Windows の入力ソース一覧に言語を追加する方法については、Windows のヘルプリソースを参照してください。
macOS メニューバーに [入力] メニューがない場合は、次の手順を実行することで、表示するよう設定できます。
macOS で [アップルメニュー] > [システム設定] を選択し、[言語とテキスト] をクリックします。
[入力ソース] をクリックします。
使用する言語(複数可)をサイドバーから選択します。
[メニューバーに入力メニューを表示] を選択します。