Linux の初回インストール時に [高速インストール] を選択した場合、Parallels Tools はインストール中に自動的にインストールされます。
注: Apple Silicon Mac 上の Parallels Desktop でサポートされる Linux ディストリビューションの最新リストについては、こちらを参照してください。
[高速インストール] を選択しなかった場合は、次の手順で Parallels Tools をインストールします。
Linux 仮想マシンを起動します。
Linux が起動したら、Parallels Tools イメージを仮想マシンに接続します。メニューバーで、[デバイス] > [CD/DVD] > [イメージの接続...] をクリックします。
[アプリケーション] > Parallels Desktop.app > [コンテンツ] > [リソース] > [ツール] > prl-tools-lin-arm.iso
(Apple Silicon Mac の場合)、prl-tools-lin.iso
(Intel Mac の場合)を選択します。
これにより、Parallels Tools で仮想 CD/DVD がマウントされます。
install-gui
ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
インストールの完了後、[再スタート] をクリックして仮想マシンを再スタートするか、自動的に再スタートされるまで待機します。
ターミナルを使用して Parallels Tools for Linux をインストールする方法については、こちらの KB 記事を参照してください。
Parallels Tools がインストールされたかどうかは、簡単に確認できます。仮想マシンを起動して、ウィンドウのステータスバーを確認します。仮想マシンのウィンドウのステータスバーに、"Ctrl+Alt を押してマウスとキーボードを解放します
" というメッセージが表示されている場合は、Parallels Tools はインストールされていません。Parallels Tools がインストールされている場合は、マウスとキーボードを解放するためにキーを押す必要はありません。マウスとキーボードは自動的に解放されます。
すべての必須パッケージが揃っていないために、Parallels Tools のインストールに失敗する場合があります。ゲスト OS の /var/log/parallels-tools-install.log ファイルでエラーメッセージを確認して、欠落しているパッケージをインストールしてから、Parallels Tools を再度インストールしてください。
Parallels Tools のインストールの詳細については、http://kb.parallels.com に掲載されている Parallels ナレッジベースを参照してください。
Parallels Tools for Linux の新しいバージョンが利用可能な場合は、Parallels Tools インストールエージェントウィンドウが表示されます。root 権限を取得するコマンドを選択し、パスワードを入力するよう指示されます(su
- root パスワード、sudo
- お使いのユーザーのパスワード)。その後、Parallels Tools が自動的にアップデートされます。
Linux に Parallels Tools を再インストールするには、まず Parallels Tools を削除してから、もう一度インストールします。
Parallels Tools は、バックグラウンドで機能する一連のツールで、これにより macOS と Windows などのゲスト OS とのシームレスな連携が可能となります。
このセクションでは、Parallels Tools の概要およびさまざまなゲスト OS 用にインストールする方法について説明します。
Parallels Tools は、仮想マシンを最も快適で効率的な方法で使用できるようにする特別なユーティリティ群です。Parallels Tools を使用すると、仮想マシンと Mac の間でのマウスのシームレスな移動や単純なウィンドウサイズの変更による仮想マシンの画面解像度の変更を実行できます。また、仮想マシンの日時設定とホストコンピューターの時刻設定との同期、Mac のディスクやフォルダーの仮想マシンとの共有、macOS と仮想マシン間でのテキストのコピーやオブジェクトのドロップも可能になります。
Parallels Tools は、Windows、Linux、macOS の広く使用されている OS の大部分で使用でき、以下のユーティリティを備えています。お使いのゲスト OS でサポートされるすべてのユーティリティは、Parallels Tools をインストールする際に、1 つのパッケージとして仮想マシンにインストールされます。
ユーティリティ | 利用可能な OS | 説明 |
---|---|---|
注: * マークの機能は App Store Edition ではご利用いただけません。スタンダードエディションと App Store エディションの違いについては、こちらのリンクを参照してください。
Parallels Tools のディスクイメージは Parallels Desktop と共にインストールされます。サポートされるゲスト OS の種類ごとに、個別の Parallels Tools ディスクイメージがあります。
prl-tools-win.iso
- ゲスト Windows OS 用の Parallels Tools のディスクイメージ
prl-tools-lin.iso
- ゲスト Linux OS 用の Parallels Tools のディスクイメージ
prl-tools-mac.iso
-ゲスト macOS オペレーティングシステム用の Parallels Tools のディスクイメージ
これらのディスクイメージは、Mac の次の場所にあります: /Applications/Parallels Desktop.app/Contents/Resources/Tools
注: 前述のディスクイメージは Intel Mac 用です。Apple Silicon Mac をお使いの場合は、同じフォルダーに -arm
と記載されたディスクイメージが格納されています。
マウス同期ツール
Windows
Linux
macOS
マウス同期ツールは、ポインターが仮想マシンのウィンドウに移動するたびにそのマシンでマウス入力をキャプチャし、ポインターがそのウィンドウから離れると、自動的に入力を解放します。
時刻同期ツール
Windows
Linux
macOS
時刻同期ツールを使用すると、仮想マシンの時刻設定をカスタマイズできます。色々な機能があります!
仮想マシンの時刻設定を Mac の時刻設定と自動的に同期する。
Mac と仮想マシンの間の時間差を設定および管理する。
ドラッグアンドドロップツール
Windows
Linux
ドラッグ & ドロップツールを使用すると、Windows および Linux 仮想マシンと macOS との間でファイルのドラッグ & ドロップを実行できます。
クリップボード同期ツール
Windows
Linux
macOS
クリップボード同期ツールを使用すると、以下の間でテキストを容易に交換できます。
仮想マシンと Mac
各種の仮想マシン(インストールされているゲスト OS を問わない)
テキストのコピーと貼り付けには、必ず現在の OS での標準の手順を使用します。たとえば、ゲスト Windows OS でテキストをコピーするには、テキストを選択して Ctrl+C キーを押します。macOS でこのテキストを貼り付けるには、Cmd+V キーを押すか、ショートカットメニューの [貼り付け] を選択します。
動的解像度ツール
Windows
Linux
macOS
動的解像度ツールを使用すると、解像度を動的に変更できます。ゲスト OS ウィンドウの右下隅をドラッグしてウィンドウのサイズを変更すると、ゲスト OS ウィンドウの解像度が自動的に変更されます。
共有フォルダーツール
Windows
Linux
macOS
共有フォルダーツールを使用すると、Mac のフォルダーを仮想マシンと共有できます。その逆も同様です。このツールにより、仮想マシンから Mac フォルダーにアクセスできます。
Coherence ツール*
Windows
Coherence ツールを使用すると、Windows アプリケーションを Mac アプリケーションのように起動および使用できます。このツールにより、仮想マシンのメインインターフェイスが非表示になり、ゲスト OS と Mac のアプリケーションのみが表示されます。
共有プロファイルツール
Windows
Linux
共有プロファイルツールを使用すると、Mac のデスクトップ、ピクチャ、書類、ダウンロード、ミュージックおよびビデオを仮想マシンと共有できるため、このそれぞれにゲスト OS から直接アクセスできるようになります。
共有アプリケーションツール*
Windows
Linux
共有アプリケーションツールを使用すると、特定の種類のファイルに対してデフォルトのアプリケーションを指定できるようになります。これにより、この種類のファイルをデフォルトで Windows または Linux アプリケーションで開き、それ以外のファイルを macOS で開くことができます。
共有インターネットアプリケーションツール
Windows
共有インターネットアプリケーションツールを使用すると、仮想マシンにインストールされているインターネットブラウザーを含むインターネットブラウザーを、さまざまな種類のインターネットページのデフォルトのインターネットブラウザーとして指定できます。たとえば、インターネットのページを macOS のデフォルトのインターネットブラウザーで開き、FTP のページを仮想マシンのインターネットブラウザーで開くように設定できます。
SmartMount
Windows
Linux
SmartMount は、Mac に接続されているボリュームを自動的に検出し、これを仮想マシンでも使用できるようにします。
印刷ツール
Windows
Linux
印刷ツールを使用すると、ホストとゲスト OS のプリンターを同期できます。
トレイ統合ツール*
Windows
トレイ統合ツールを使用すると、Windows のトレイアイコンを Mac のメニューバーで使用できます。
注: macOS の仮想マシンには、他のオペレーティングシステムの仮想マシンと比べて、Coherence モードがない、共有プロファイルがないなどの制限があります。詳細については、こちらの KB 記事を参照してください。
macOS 仮想マシンに Parallels Tools をインストールするには、以下の操作を実行します。
macOS 仮想マシンを起動します。
macOS が起動したら、メニューバーから <macVM_name> > [Parallels Tools をインストール] を選択します。Parallels Compressor ISO イメージが仮想マシンの CD/DVD ドライブに接続されます。ゲスト OS が自動的にそれをマウントします。
Finder で Parallels Tools ボリュームフォルダーを開き、[インストール] をダブルクリックします。
プロンプトが表示されたら、管理者パスワードを入力します。
Parallels Tools のインストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。
Parallels Tools を再インストールするには、以下の操作を実行します。
macOS 仮想マシンを起動します。
macOS が起動したら、グラフィカルセッションにログインして、[仮想マシン] メニューから [Parallels Tools の再インストール] を選択します。Parallels Tools が自動的にインストールされます。
Parallels Tools for Mac の新しいバージョンが利用可能な場合は、Parallels Tools は自動的に更新されます。
Parallels Tools がインストールされたかどうかは、簡単に確認できます。仮想マシンを起動して、ウィンドウのステータスバーを確認します。仮想マシンのウィンドウのステータスバーに、"Ctrl+Alt を押してマウスとキーボードを解放します" というメッセージが表示されている場合は、Parallels Tools はインストールされていません。Parallels Tools がインストールされている場合は、マウスとキーボードを解放するためにキーを押す必要はありません。マウスとキーボードは自動的に解放されます。
重要: Parallels Desktop が提供する多くの機能を利用するには、Parallels Tools をインストールする必要があります。
Parallels Tools は、次のゲスト Windows OS にインストールできます。
Windows 11
Windows 10
Windows 8、8.1
Windows 7
Windows Server 2008
Windows の旧バージョンのサポートについては、こちらの KB 記事を参照してください。
Windows の初回インストール時に [高速インストール] を選択した場合、Parallels Tools はインストール中に自動的にインストールされます。
[高速インストール] を選択しなかった場合は、次の手順で Parallels Tools をインストールします。
Windows が起動したら、Parallels Tools イメージを仮想マシンに接続します。メニューバーで、[デバイス] > [CD/DVD] > [イメージの接続...] をクリックします。
[アプリケーション] > Parallels Desktop.app > [コンテンツ] > [リソース] > [ツール] > prl-tools-win-arm.iso
(Apple Silicon Mac の場合)、prl-tools-win.iso
(Intel Mac の場合)を選択します。
これにより、Parallels Tools で仮想 CD/DVD がマウントされます。
autorun
ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
インストールの完了後、[再スタート] をクリックして仮想マシンを再スタートするか、自動的に再スタートされるまで待機します。
Parallels Tools を再インストールするには、以下の操作を実行します。
Windows の開始時に Parallels Desktop が Coherence モードの場合、メニューバーから Parallels Desktop アイコンをクリックし、[Coherence の終了] を選択します。
Windows が起動したら、メニューバーの [処理] メニューから [Parallels Tools の再インストール] を選択します。
このオプションは、Parallels Tools が最新の場合にのみ使用できます。Parallels Tools が最新でない場合は、[Parallels Tools のアップデート] オプションが表示されます。
Parallels Tools がインストールされたかどうかは、簡単に確認できます。仮想マシンを起動して、ウィンドウのステータスバーを確認します。仮想マシンのウィンドウのステータスバーに、"Ctrl+Alt を押してマウスとキーボードを解放します" というメッセージが表示されている場合は、Parallels Tools はインストールされていません。Parallels Tools がインストールされている場合は、マウスとキーボードを解放するためにキーを押す必要はありません。マウスとキーボードは自動的に解放されます。