RDSH グループ
Parallels RAS でリソースを公開するとき、リソースをホストする 1 つまたは複数のホストを指定する必要があります。RDSH ホストプールは、複数の RD セッションホストを組み合わせ、個々のホストを指定する代わりに、ホストプールからリソースを公開できます。
RD セッションホストのホストプールを使用する主な利点は次の通りです。
公開済みのリソースの管理が容易になります。マルチホスト環境での使用を強くお勧めします。
VDI インフラストラクチャを活用して、テンプレートから作成される RD セッションホストを使用できます。これについてはこのセクションの後半で詳しく説明します。
1 つの RD セッションホストは 1 つのホストプールのメンバーにしかなれないことに注意してください。同じホストを複数のホストプールに追加することはできません。
ホストプールの作成
RDSH ホストプールを作成するには、次の操作を実行します。
[インフラストラクチャ] > [RD セッションホスト] > [ホストプール] に移動します。
省略記号のメニューから [新規ホストプール] を選択します(またはプラス記号のアイコンをクリックします)。
ホストプール名を入力し、Enter キーを押します。
リストで新しいホストプール名をクリックし、ホストプール編集画面を開きます。
中央のペインで [プロパティ] をクリックし、ホストプールの構成を行います。ここでの設定は、個別の RD セッションホストの設定と同様です。「RD セッションホストを構成する」を参照してください。
ホストプールのデフォルト値を使用する
ホストプールに割り当てられている RD セッションホストには、ホストプールのデフォルト値から継承される様々な設定があります。これにより、各ホストを個別に構成するのではなく、すべてのホストの設定を単一のセットを使用して簡単に構成できます。サイトには、独自のデフォルト設定もあります(サイトのデフォルト値)。さらに、RD セッションホストのホストプールは、これらのサイトのデフォルト値を継承できます。このため、デフォルトの設定を RD セッションホストに継承させる際には、次のような選択肢があります。
サイトのデフォルト値を構成し、ホストプールにこれらの設定を継承させます。ホストプールに割り当てられている RD セッションホストもサイトのデフォルト値を継承します。新しいホストプールでは、これがデフォルトのシナリオです。
対象のホストプールのデフォルト設定を構成します。この方法によって、それぞれが独自にホストプールのデフォルト値(サイトのデフォルト値とは異なる)を持つ、複数のホストプールを設定できます。ホストプールに割り当てられるホストは、ホストプールのデフォルト値を継承します。