リモートセッションの設定
[接続] カテゴリーの [設定] タブで、次のリモートセッションオプションを構成できます。
ユーザーセッションがアイドル状態になるまでの時間
このオプションはレポート統計に影響します。これにより、指定した時間アクティビティがない場合、セッションはアイドル状態として宣言されます。
FIPS 140-2 暗号化
[FIPS 140-2 暗号化] プロパティでは、FIPS 暗号化接続が許可されるかどうか、または RAS Secure Gateway で適用されるかどうかも指定できます。暗号化を許可(または適用)するとき、Gateway では FIPS 140-2 暗号化モジュールが使用されます。次のオプションから選択できます。
無効: FIPS 140-2 暗号化は、RAS Secure Gateway では無効にされています。
許可: RAS Secure Gateway は、FIPS 暗号化および FIPS 以外の暗号化接続の両方を受け入れます。
強制: RAS Secure Gateway は、FIPS 暗号化接続を受け入れ、FIPS 以外の暗号化接続を切断します。
注: FIPS 140-2 暗号化が機能するには、FIPS に準拠した証明書を各 RAS Secure Gateway にインストールする必要があります。
FIPS 140-2 暗号化を有効にすると、RAS Console の [情報] > [サイト] タブに暗号化ステータスが表示されます。RAS Secure Gateway の [暗号化] プロパティを探します。
注: FIPS を使用する場合、TLS の最小要件のバージョンは自動的に 1.2 に設定されます。
FIPS 140-2 暗号化は、以下を除くすべてのバージョンの Parallels Client でサポートされています。
Windows 8.1 以降にインストールされた Parallels Client for Windows
Parallels Client for Android
Parallels Client for iOS
Web Client
注: Parallels Client for ARM64 では FIPS 140-2 はサポートされていません。
また、FIPS 140-2 暗号化が適用される場合は、特定のファームにおけるすべてのユーザーが対象となることに注意してください。あるユーザーグループには FIPS を強制的に適用し、別のユーザーグループには強制しない設定が必要な場合、この処理のために別個のファームを導入する必要があります。
アイドル状態のクライアントを自動的にログアウトさせる
アイドル状態のクライアントをログアウトするまでの時間を指定します。接続をログアウトすると、ユーザーは Parallels RAS から切断され、ログアウトしたことを通知するために、そのユーザーには Parallels Client で [接続] ダイアログが表示されます。必要に応じて、このダイアログを使用して再度ログオンできます。Parallels Client の接続は、最後のユーザーセッションが切断またはログオフされた後はアイドル状態とみなされます。
キャッシュされた認証トークンのタイムアウト
セッションをキャッシュしている時間を指定します(時間が長いほど AD トランザクションが少なくなります)。
キャッシュされた認証トークンをクリア(ボタン)
キャッシュされたセッション情報をすべてクリアします。