Mac に接続されたプリンターの共有

Mac に接続したプリンターを Windows アプリケーションで使用できます。

: この機能は、Parallels Tools がインストールされた Linux でも使用できます。

Windows アプリケーションからドキュメントを印刷するには、次の操作を実行します。

  • ドキュメントを開き、通常の手順に従って印刷します(たとえば、[ファイル] > [印刷] を選択)。

印刷ウィンドウで、Mac に接続されたプリンターを選択できます。

: Mac に接続されたプリンターを使用して Windows から初めて印刷する場合、デフォルトのページサイズは A4(8.27 x 11.7 インチ/210 x 297mm)に設定されています。使用するサイズに変更してください。

Mac に接続されたプリンターを共有する

  1. 次のいずれかを実行します。

    • メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。

    • Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。

  2. [ハードウェア] をクリックし、[共有プリンター] をクリックします。

  3. [Mac プリンターを Windows と共有する] を選択します。

新しいデフォルトプリンターを設定する

デフォルトでは、Windows は Mac と同じデフォルトプリンターを使用するよう設定されています。Windows で別のデフォルトプリンターを使用するには、次の操作を行います。

  1. 次のいずれかを実行します。

    • メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。

    • Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。

  2. [ハードウェア] をクリックし、[共有プリンター] をクリックします。

  3. [Mac のデフォルトプリンターに同期] の選択を解除します。

これで、通常どおりの手順に従い、Windows で新しいデフォルトプリンターを設定できます。

印刷の前にページ設定を表示する

Windows からドキュメントを印刷するよう選択した場合、最初にドキュメントの印刷方法を設定する必要があります。通常、縦方向または横方向、ページサイズ、ドキュメントの片面または両面印刷など、様々な印刷設定を指定する必要があります。

:このオプションはPostScriptに依存しているため、macOS 14 Sonoma以降を実行しているMacでは利用できません。

インターネット印刷プロトコル(IPP)の実装により、macOSの最新バージョンを使用しているユーザーは、Windows仮想マシンから直接ページパラメータを設定することができます。Windows 11では、関連する設定は「設定」>「Bluetoothとデバイス」>「プリンターとスキャナー」>「{プリンター名}」>「印刷設定」で利用できます。

すべて準備が整い、Windows で [印刷] をクリックすると、印刷設定と共に macOS ウィンドウも表示されます。ドキュメントを印刷したい方法で確実に印刷できるように、デフォルトでこのように設定されています。

ドキュメントの印刷を macOS ページ設定ウィンドウの表示なしに実行するには、次の操作を行います。

  1. 次のいずれかを実行します。

    • メニューバーの Parallels Desktop アイコンをクリックし、[構成] を選択します。

    • Parallels Desktop のメニューバーが画面上部にある場合は、[処理] > [構成] を選択します。

  2. [ハードウェア] をクリックし、[共有プリンター] をクリックします。

  3. [印刷前にページ設定オプションを表示] の選択を解除します。

Linux でプリンターを追加する

Parallels Desktop for Mac 20 から、macOS Sonoma 14 以降を実行している Mac 上の Linux 仮想マシンには IPP(Internet Printing Protocol)が実装されています。このため、メインの macOS システムで設定済みのプリンターをそのまま使用することができます。

: IPP 経由で Linux 仮想マシンに接続されたプリンターでは、Mac オペレーティングシステムによるデフォルトページサイズの同期にまだ対応していないため、デフォルトの設定が使用されます。Linux から印刷する場合、正しいページサイズが設定されていることを確認してください。

Linux 仮想マシンに Mac のプリンターが設定されていることを確認するには、Linux マシンの設定アプリを開き、[プリンター] セクションを確認してください。

以下は、macOS Ventura 13 以前を実行している Mac 上の Linux 仮想マシンにプリンターを追加する方法に関する一般的なガイドラインです。

  1. Linux 仮想マシンを起動して、ゲストオペレーティングシステムが起動したら、ログインします。

  2. 次のいずれかの操作を実行して、system-config-printer 管理ツールを開始します。

    • [System] > [Administration] > [Printing] の順にクリックする。

    • ターミナルを開き、次のコマンドを入力する。

      system-config-printer
  3. 表示されたウィンドウで、[New Printer] をクリックします。

  4. 次に表示されるウィンドウで、プリンターの名前を入力します。プリンターはこの名前でゲスト Linux オペレーティングシステムに表示されます。プリンターの説明と場所も入力できます。準備が整ったら、[Forward] をクリックします。

  5. 次に、Mac プリンターを仮想マシンと共有する方法を指定します。プリンターは仮想マシンのプリンターポートに接続されるため、[LPT #1](または、プリンターを接続する別のポート)を選択して [Forward] をクリックします。

  6. 次に、プリンターの製造元とモデルを指定します。使用するプリンターにかかわらず、HP Color LaserJet 8500 PS または Apple Color LW 12/660 PS を選択します。準備が整ったら、[Forward] をクリックします。

  7. [Apply] をクリックして、プリンターの設定を完了します。

これで、プリンターが適切に構成されました。このプリンターを使用して Linux 仮想マシンのドキュメントを印刷できます。

Last updated