プロバイダー(VDI)の管理
このセクションでは、Parallels RAS でプロバイダーの構成を変更する方法を説明します。
プロバイダーを構成する
既存のプロバイダーを構成するには、次の操作を実行します。
RAS Console で、[ファーム] > [サイト] > [プロバイダー] に移動します。。
[プロバイダー] タブでプロバイダーを選択し、[タスク] > [プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ダイアログが開きます。
注: 一部のホストでは、以下のいくつかのプロパティを利用できない場合があります。これはプロバイダーの種類によって変化します。
サイトでのプロバイダーの有効化/無効化
デフォルトで、プロバイダーは有効です。プロバイダーを有効または無効にするには、[全般] タブの [サイト内のプロバイダーを有効化] オプションを使用します。
プロパティ: プロバイダーの接続設定の構成
プロバイダーがハイパーバイザーベースかクラウドベースかによって、[全般] タブには異なるプロパティが表示されます。
ハイパーバイザープロバイダー:
タイプ: プロバイダーの種類です。
サブタイプ: ハイパーバイザーのバージョン。使用しているハイパーバイザのバージョンが含まれていない場合、[他:] を選択します。
ホスト: プロバイダーの IP アドレスです。
ポート: プロバイダーが受信接続を待機しているポート番号です。
リソースプール: このフィールドは VMware vCenter の場合のみ有効です。プロバイダーの追加時に vCenter リソースプールを指定していた場合、ここにプールが表示されます。[...] ボタンを利用すると、異なるプールを指定できます(または、フィールドが空の場合にプールを選択できます)。ただし、これは、現在のプールからのホストが作成されていないか、いかなる方法でも Parallels RAS で使用されていない場合に限ります。Parallels RAS が現在使用されていることを検出すると、警告メッセージが表示され、変更することはできません。それでも別のリソースプールを選択したい場合は、RAS Console でフルクリーンアップを手動で行い、使用されているものが一切ない状態にする必要があります。
説明: オプションの説明。
専用 Provider Agent: 別のホストに専用 RAS Provider Agent がインストールされている場合は、このオプションを選択します。ホストの FQDN または IP アドレスを [Agent アドレス] に入力します。 に入力します。
クラウドベースのプロバイダー:
タイプ: クラウドベースのプロバイダーの種類(例: Microsoft Azure)です。
名前: プロバイダーの名前です。
説明: オプションの説明。
資格情報: RAS Guest Agent のインストールに使用するアカウントの認証情報です。
専用 Provider Agent: 別のホストに専用 RAS Provider Agent がインストールされている場合は、このオプションを選択します。ホストの FQDN または IP アドレスを [Agent アドレス] に入力します。 に入力します。
Microsoft Azure に関連するその他のプロパティの説明については、「Microsoft Azure をプロバイダーとして追加」を参照してください。
資格情報: ユーザー名とパスワードの構成
プロバイダーがハイパーバイザーベースかクラウドベースかによって、[資格情報] タブには異なるプロパティが表示されます。
ハイパーバイザープロバイダー:
プロバイダーにログインするためのユーザー名とパスワードを指定します。[認証情報をチェック] ボタンをクリックして、入力した認証情報を確認します。
クラウドベースのプロバイダー:
「Microsoft Azure をプロバイダーとして追加」または「AWS をプロバイダーとして追加」を参照してください**。**
詳細
[詳細] タブでは、プロバイダーの構成を実行して、現在使用していない VM に搭載されているマネージドディスクのタイプを標準 HDD に自動変更するよう設定できます。VM を起動すると、管理ディスクは自動的に元のタイプに変更されます。この機能により、VM の維持にかかるコストを削減することができます。
ディスクストレージのコスト最適化を有効化するには:
一覧からプロバイダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
プロバイダーの [プロパティ] ウィンドウで [詳細] タブを選択します。
[ディスクストレージコストの最適化を有効にする] オプションを選択します。
[ストレージコストの最適化を有効にする前のタイムアウトを設定] ドロップダウンリストで、必要なオプションを選択します。
MAC アドレス
このタブは、プロバイダーに Microsoft Hyper-V Failover Cluster を使用する場合にのみ表示されます。ホストの MAC アドレス管理を有効または無効にするために使用します。詳細については、「ハイパーバイザーホストの追加」を参照してください(MAC アドレス管理の構成手順の説明をお読みください)。
MAC アドレス管理は Parallels RAS 18 以降で利用できます。新規に Parallels RAS 18 をインストールする場合、この機能は、Microsoft Hyper-V Failover Cluster がプロバイダータイプとしてファームに追加されたときに、デフォルトで有効化されます。それ以前のバージョンの Parallels RAS の場合、この機能は、既存のプロバイダーに対して無効化されており、新しいプロバイダーを追加したときにデフォルトで有効化されます。