Parallels RAS Reporting のインストール

Parallels RAS Reporting をインストールするには:

  1. Microsoft SQL Server Reporting Services がインストールされているサーバーにログインします。使用しているアカウントに管理者特権(AD)が付与されていることを確認してください。

  2. 注: 前述したように SQL Server 2017 以降を利用することにより、SQL Server データベースエンジンや SQL Server Reporting Services(SSRS)を異なるホストにインストールできます。SSRS をインストールしたサーバーにログインする必要があります。

  3. Parallels RAS Reporting の最新バージョンを https://www.parallels.com/products/ras/download/links/ からダウンロードします。

  4. ダウンロードしたら、RASReporting-xxx.msiファイルをダブルクリックして、インストールウィザードを実行します。

  5. 画面の指示に従って、**「データベース接続」**のページに進みます。SQL Server データベースエンジンのロケーションを指定する:

    • ロケーション: SQL Server データベースエンジンと SSRS をローカルサーバーにインストールしている場合、[ローカルホスト] を選択します。SQL Server が異なるサーバーにインストールされている場合、[リモート] を選択して、サーバー接続のプロパティを指定します(以下を参照)。

    • サーバー: [リモート] を選択する場合、SQL Server がインストールされたサーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。

    • ユーザー名: SQL Server にログインするためのユーザー名を指定します。

    • パスワード: パスワードを指定します。

  6. 同じページで SQL Server のインスタンス名を指定します。デフォルトのインスタンス名は RASREPORTING です。別のインスタンスを使用したくない場合は、このページでインスタンスを指定できます。インスタンスが存在しない場合は、最初に作成する必要があります。

  7. [次へ] をクリックします。

  8. [レポートユーザーの表示] ページでは、RAS レポートデータベースへのアクセス権限を付与する Active Directory ユーザーを指定する必要があります。デフォルトのユーザーは”rasreportingview”です(なお、ここで使用する前に、Active Directory でユーザーを作成する必要があります)。必要に応じて別の Active Directory ユーザーを指定することもできますが、レポートを表示する前に RAS Console のレポート設定を変更する必要があります(この変更については、本章の後半で RAS のレポート設定について扱う際に説明します)。

  9. [次へ] をクリックして Parallels RAS Reporting をインストールします。

RAS Console での RAS Reporting の構成

Parallels RAS Reporting を構成するには:

  1. Parallels RAS Console にログインします。

  2. [管理] カテゴリーを選択し、右ペインの [報告] タブをクリックします。

  3. [報告] タブで、[RAS Reporting を有効化] オプションを選択します。

  4. [サーバー] フィールドでは、SQL Server インスタンスをホストするサーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。[ポート] フィールドの値は、RAS Connection Broker からのデータ受信サービスに使用されます。デフォルトのポートは 30008 です。

  5. 以下のいずれかのユーザーログインオプションを指定します:

    • ユーザーにログイン情報の入力を求める - このオプションを選択すると、Parallels RAS Console のユーザーは、レポートを実行する前に認証情報を入力するよう求められます。

    • 次の資格情報を使用 - このオプションが選択された場合、指定されたユーザー名とパスワードが使用されます。デフォルト(ビルトイン)のユーザー名は RASREPORTINGVIEW です。RAS Reporting をインストールしたときに別のユーザーを指定した場合は、ユーザーの認証情報をここで指定します。

  6. データベース接続をテストするには、[接続をテスト] ボタンをクリックします。

詳細設定を構成する

これらの設定は任意です。必要に応じて設定してください。

詳細設定にアクセスするには:

  1. [管理] > [報告] タブページで、[追跡設定] ボタンをクリックします。[詳細設定] ダイアログが開きます。

  2. [セッション情報] セクションで、次のオプションを指定します。

    • 追跡を有効化:セッションデータを記録します(サーバーレポート以外のすべてのレポートに影響します)。

    • 情報を次の期間保持:どのくらいの期間、情報をデータベースに保存するかを選択します。

  3. [サーバーカウンター情報] セクションで、以下を指定します。

    • 追跡を有効化:選択すると、サーバーカウンターのデータを記録します(サーバーレポートのみに影響します)。

    • 情報を次の期間保持:どのくらいの期間、情報をデータベースに保存するかを選択します。

    • 変更が次の数字よりも多い場合に CPU/メモリカウンターを追跡(%):この 2 つのオプションを使って、データの記録に必要な CPU とメモリーの最小使用量を設定します。

  4. [カスタムレポート] セクションを使用して、Parallels RAS Console のカスタムレポートを有効化できます。[カスタムレポートを有効化] オプションを選択して、カスタムレポートが保存されるフォルダー名を指定します(またはデフォルト名の”カスタムレポート”を使用します)。これは SQL Server Reporting Services 側に配置された仮想フォルダーであることに注意してください。このため従来のようにパスではなく、名前を指定する必要があります。レポートが含まれる他の定義済みフォルダーとともに、[レポート] カテゴリ内の Parallels RAS Console のフォルダーが表示されます。

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