CPU とメモリの設定

[CPU およびメモリ] ペインで、CPU とメモリ関連の設定を表示および構成できます。

この設定を開くには、[処理] > [設定] > [ハードウェア] の順に選択して、[CPU およびメモリ] をクリックします。

オプション説明

CPU とメモリの割り当て

Windows 10 以降を使用している場合、Parallels Desktop が仮想マシンに必要な CPU のコア数とメモリ容量を自動的に割り当てるため、最適なパフォーマンスと優れた使用感を得ることができます。デフォルト設定の使用をお勧めします。

ただし、仮想マシンのパフォーマンスに不足がある場合は、仮想マシンで利用できる CPU やメモリ容量を手動で指定できます。[手動] を選択し、対応するフィールドから任意の値を選択します。

Parallels Desktop for Mac Standard Edition で作成および実行される仮想マシンのリソースには、4 つの vCPU コアおよび 8GB の vRAM の制限があります。Pro Edition および Busines Edition には以下の制限があります。

  • Intel Mac の場合は最大 32 個の vCPU コア、Apple Silicon Mac の場合は最大 18 個の vCPU コア(テスト済み最大数)。

  • Intel Mac の場合は最大 128GB の RAM、Apple Silicon Mac の場合、

    • ホストが macOS 12 Monterey またはそれ以前を実行し、39 ビット中間アドレス空間を実装していない場合、最大 63GB(M1 および M2 チップのベースバージョン)。

    • その他の場合は最大 128GB。

ただし、必ずしも大きな値を指定すればパフォーマンスが向上するわけではありません。まず、デフォルト設定で仮想マシンを動作させてみてください。スムーズに動作しない場合は、メモリや CPU のコア数を増加させてみてください。仮想マシンのパフォーマンスが向上したでしょうか。そうでない場合は、CPU やメモリの割り当てをさらに変更してみてください。仮想マシンのパフォーマンスは、Mac のハードウェア、Mac 上で実行されているアプリ、仮想マシン内で実行されているアプリなどに依存するため、特定のベストプラクティスに言及することは簡単ではありません。

Windows 8.1 以前、Linux または macOS のオペレーティングシステムを搭載した仮想マシンの場合、[プロセッサー][メモリ] メニューで、仮想マシンが利用できる CPU コアとメモリ容量を選択できます。

ハイパーバイザー

このメニューは、Intel プロセッサーを搭載した Mac でのみ利用可能です。Apple Silicon Mac で作成された仮想マシンは、常に Apple のハイパーバイザーを使用します。

このメニューで、Parallels または Apple からハイパーバイザーを使用するかどうかを選択できます。Parallels ハイパーバイザーの使用をお勧めします。

アダプティブハイパーバイザー

使用しているアプリケーションに応じて、仮想マシンまたは macOS のパフォーマンスを自動的に最適化するように Parallels Desktop を設定する場合に、このオプションを選択します。仮想マシンのアプリケーションを使用しているときは仮想マシンに多くのリソースが与えられ、macOS のアプリケーションを使用しているときは macOS により多くのリソースが与えられます。

多段仮想化を有効にする

このメニューは、Intel プロセッサー搭載の Mac にインストールされた Parallels Desktop for Mac Pro および Business Edition で、仮想マシンが Parallels ハイパーバイザーを使用するように構成されている場合にのみ利用できます。

このオプションは、ネストされた仮想化のサポートを有効にする場合に選択します。Parallels Desktop では、以下を実行できます。

  • Windows 8 以降または Windows Server 2012 以降仮想マシン内の Hyper-V 仮想マシン。

  • macOS 仮想マシン内の Parallels Desktop。

  • VMware ESXi 仮想マシン、

  • Xen および KVM をサポートする Linux バージョンでの Xen およびカーネルベースの仮想マシン。

Parallels 仮想マシンを使用してアプリケーションを構築、デバッグ、テストする場合は、多段仮想化を有効にして、次の環境をインストールして作業します。

  • Visual Studio 用 Android エミュレーター、

  • Visual Studio 用 iPhone エミュレーター、

  • Xamarin.Android、

  • Android Studio、

  • Embarcadero RAD Studio、

  • Docker for Windows、

  • Microsoft Visual Studio + TwinCat 3(TwinCat 3 のサポートはテスト中で、バグがある可能性があります)。

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