ログオンの管理
ログオン管理機能を使用すると、RD セッションホストからのログオンを有効または無効にすることができます。この機能は、change logon
コマンドラインユーティリティと同じタスクを実行します。
注: テンプレートに基づく RD セッションホストの場合、ドレインモード(ログオンを無効化)はホストが属するグループにより自動的に処理されます。詳細については、「スケジューラーの使用」を参照してください。
ログオンを管理するには、次の手順を実行します。
Parallels RAS Console で、[ファーム] / <サイト> / [RD セッションホスト] に移動します。
RD セッションホストを選択し、[タスク] > [コントロール] をクリックして、次のいずれかを選択します。
ログオンを有効化: コンソールからではなく、クライアントセッションからのログオンを有効にします。このオプションは、
change logon /enable
コマンドと同じアクションを実行します。ログオンを無効化: コンソールからではなく、クライアントセッションからのそれ以降のログオンを無効にします。現在ログオンしているユーザーには影響しません。このオプションは、
change logon /disable
コマンドと同じアクションを実行します。ドレイン: 新しいクライアントセッションからのログオンを無効にします。ただし、既存のセッションへの再接続は許可します。ドレインは、再起動後も管理者がログオンを許可するまで保持されます。
なお、ホストがドレインモードになっている場合でも、管理者は物理コンソールにログオンすることができます。また、MSTSC の /admin や /console コマンドラインオプションを使って、リモートでログオンすることもできます。これにより管理者は、[ツール] > [リモートデスクトップ] 経由で、RDS ホストをリモートでメンテナンスできます。
再起動までドレイン: コンピューターが再起動するまで、新しいクライアントセッションのログオンを無効にします。ただし、既存のセッションへの再接続は許可します。ドレインはホストが再起動されるまで保持されます。
change logon /drainuntilrestart
コマンドと同じアクションを実行します。
RD セッションホストの現在のログオンコントロールモードを確認するには、[タスク] > [コントロール] をクリックします。チェックアウトされたオプションが、選択した RD セッションホストの現在のログオンコントロールモードを示します。この確認をコマンドラインから実行するには、ホストで change logon /QUERY
コマンドを実行します。
次の点にも注意してください。
ホストにログオンコントロールモードを適用する場合、Agent の状態がそれに従って更新されることを確認してください。
ホストのログオンコントロールオプションは 1 つずつ設定する必要があります。ホストグループに対してログオン制御オプションを設定する場合は、スケジューラーを使用できます(「スケジューラーの使用」を参照)。
/Drain
により新しいクライアントセッションからのログオンを無効にします。ただし、既存のセッションへの再接続は許可します。ドレインは、管理者の介入を必要とするのに対し、Drainuntilrestart
は再起動後に自動的にログオンを可能にするという点で異なります。[コンピューターの構成] / [管理用テンプレート] / [Windows コンポーネント] / [リモートデスクトップサービス] / [リモートデスクトップセッションホスト] / [接続] / [ユーザーがリモートデスクトップサービスを使ってリモート接続することを許可する] は [未構成] に設定されている必要があります。それ以外の場合、この設定が優先されます。